♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■キリストを礼拝する/関根弘興

2018年12月14日 | Weblog
2018/12/14放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。

クリスマス。クリスマスとはキリストということばと、マスということば--これは礼拝するという意味があることばですが--、この二つが合わせられたことばです。つまりクリスマスとはキリストを礼拝するという意味なんですねえ。聖書を開くと、イエス・キリストの誕生の経緯のことが記されています。

 イエス・キリストはベツレヘムの家畜小屋でお生まれになりました。救い主の誕生を最初に知らされたのは、野宿で夜番をしながら羊の世話をしていた羊飼いたちでした。真夜中のことでした。御使いが現れ、「 今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。」(ルカの福音書2章11節 )と告げられたのです。彼らは急いでダビデの町ベツレヘムに向かってきました。彼らは何軒も何軒も訪ねたのでしょう、ついに飼い葉桶に寝かされているイエス様を見つけ、救い主の誕生を喜びながら帰っていったんです。
 それからしばらくたった時、長い道のりを旅をしながらやってきた人たちがいました。彼らは長い間星の研究をしていた学者たちでした。彼らが星を観察していると、不思議な星を発見しました。そしてこの星の出現は、世界の救い主がお生まれになったしるしに違いないと考え、はるばる遠い遠い東の方からやってきたのです。
 彼らは最初にエルサレムの王宮を尋ねました。しかしそこにはイエス・キリストはおられませんでした。そこにいたのは猜疑心に満ちたヘロデという王様でした。王は救い主が生まれるという話を聞くと、自分の地位が脅かされてしまうと考え、救い主がどこで生まれるかを早速調べさせたのです。聖書には、救い主はベツレヘムで生まれると記されています。そこで、東方の博士たちをベツレヘムに送り、あとで救い主を始末してしまおうと考えたんですねえ。東方の博士たちは長い長い時間かかりましたが、ついに幼子イエス・キリストのもとにたどり着きました。そしてイエス・キリストを礼拝してそのまま帰っていったんです。そこには特別な音楽も飾りもありませんでした。しかし救い主がお生まれになったという事実こそ、誰にとっても最も大きな喜びであるはずです。なぜならこの方によって永遠の救いがもたらされるのですから。

 この時、まずイエス様を心から喜び礼拝するクリスマスをご一緒に過ごして行きましょう。

     (PBA制作「世の光」2018.12.14放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする