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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■みことばを聞く / 羽鳥頼和

2018年07月07日 | Weblog
2018/6/2放送

 世の光の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。
 今日は新約聖書のマルコの福音書4章にあるイエスの話された種まきの喩えについてお話しします。

 イエスは弟子たちにこの喩えの解き明かしをされました。イエスは言われました。
種蒔く人は、みことばを蒔くのです。」 種を蒔く人とはイエスのことです。ですから種とは主イエスのことばです。そのみことばが蒔かれる土地は人の心の状態であると言えるでしょう。

 イエスは言われました。「道端に蒔かれるとは、みことばを聞くけれどすぐにサタンが来て、みことばを取り去られてしまう人たちのことです。」 固い心がみことばを受付ないのです。

 続けてイエスは言われました。「岩地に蒔かれるとは、みことばを聞いて喜ぶけれど、根を張ることなく困難や迫害が起こるとつまずいてしまう人のことです。」 困難や迫害という岩に邪魔されて、みことばが心に根付かないのです。

 さらにイエスは言われました。「いばらの中に蒔かれるとは、みことばを聞いたのに、この世の思い煩いや富の惑わし、その他いろいろな欲望が入り込んでみことばを塞ぐので実を結ぶことができません。」 この世のことで心が一杯で、みことば行うことができないのです。

 こうしてイエスは最後に言われました。「良い地に蒔かれるとは、みことばを聞いて受け入れ、三十倍、六十倍、百倍の実を結ぶ人たちです。」 良い地とは、よく耕された心です。岩やいばらが取り除けられて柔らかくなり、みことばがしっかりと心に根づき、成長して実を結ぶのです。

 みことばを謙遜に、誠実に、神を信じる心で聞くとき、その人はみことばを行うことができ、神からの豊かな恵みを受け取ることができるのです。神はその事を約束してこう言われています。「まことに、みことばは、あなたのすぐ近くにあり、あなたの口にあり、あなたの心にあって、あなたはこれを行うことができる。」 旧約聖書申命記30章14節

 明日は日曜日です。主のみことば聞くために、ぜひお近くのキリスト教会にいらしてください。

 (PBA制作「世の光」 2018.6.2放送でのお話より )
 
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このサイトは URL名として
 http://yonohikari.biblica.info 
が使えます。。携帯からもこのURLでどうぞ。

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東海福音放送協力会へのお問い合せは、
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-2196 へ

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■平和をつくる者は幸いです -1 / 関根弘興

2018年07月06日 | Weblog
2018/6/1放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。
 新約聖書の福音書の中に、イエス・キリストがガリラヤ湖を見渡す小高い丘の上で人々にお語りになった山上の説教と呼ばれているものがあります。その中でイエス様は、本当に幸いな人とはどのような人かということを教えてくださいました。その中でイエス様は、本当に幸いな人とはどのような人かということを教えてくださいました。今日はその7番目のことばを紹介しましょう。
 「 平和をつくる者は幸いです。その人たちは神の子どもと呼ばれるからです。」(マタイの福音書5章9節  新改訳2017)
 
 平和をつくる者とはどのような人でしょうか。平和とはヘブル語ではシャロームと言います。シャローム、この平和とは互いの間にあるべき良い関係を表すことばです。ですから、平和をつくる者とは相手と良い関係を築く者という意味ですねえ。逆に喧嘩状態になったり敵対関係になったら平和は崩れてしまいますね。

 平和のあるところには安心や安らぎがあります。ですから誰もが平和を求めます。「平和をつくる者は幸いです。」ということばに疑問を持つ人は誰もいないでしょう。ところが実際には、私たちは相手を傷つけたり、敵意をもってののしり合ってしまうような弱さがあります。そんな私たちにイエス様は「平和をつくる者になりなさい」と言われるんです。

 そのためにはどうしたらいいんでしょうか。旧約聖書のヨブ記22章の21節にこんなことばが出てきます。
 「 さあ、あなたは神と和らぎ、平安を得よ。そうすれば幸いがあなたのところに来るだろう。
 こう書かれています。聖書は私たちがまず天地を創造された神様を何の隔てもなく、心から「天のお父さん」と呼び求めることのできる関係を築くことが本当の幸いに繋がっていくんですよ、と教えるんです。

 それでは、どうしたらそのような平和を持つことができるんでしょう。新約聖書のローマ人への手紙5章1節でパウロという人はこう書いています。
 「こうして、私たちは信仰によって義と認められたので、私たちの主イエス・キリストによって、神との平和を持っています。」 
 聖書は、イエス・キリストを救い主として信じ受け入れ生きるとき、神様との隔てのない平和な関係を持つことができるんですよ、と約束しているんですね。聖書は、まず最初にイエス・キリストによって神様との平和を持って生きること、このことから始めなさいと教えるんです。

  (PBA制作「世の光」2018.6.1放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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■十戒 -自由への励まし 61 / 大嶋重徳

2018年07月05日 | Weblog
2018/5/31放送

世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 大嶋重徳です。
 聖書には十戒と呼ばれる神と人との間に結ばれた約束があります。
 十戒第五戒には、「あなたの父と母を敬え。」(出エジプト記20章12節 新改訳2017)とあります。ここまで十戒第五戒の放つ豊かな響きを見てきました。私たちは第五戒の戒めによって親をはじめとした面倒な人間関係を避けて生きていくことから変えられました。神様に出会い、神様に自分を愛されていると知った時から、周りの人間関係を見る眼差しが変えられていきました。そして、面倒だと思っていた人間関係もまた神様に備えられた人間関係なのだと受け止めることができるようになり、神様の愛された交わりを愛し、その交わりに仕えて生きることを選んでいくのです。

 教会はそのような交わりに生きる者たちの集まりです。欠けだらけ、弱さだらけの私たちではありますが、それでも互いに愛し合いなさいとイエス様が語られたように、愛し合おうと召し出された者たちの集まりです。そして教会は決して閉ざされている交わりではありません。教会はその地域に向かって開かれた交わりです。

 地域に住む孤独なお年寄りをお尋ねすることは十戒第五戒の実践となりますし、教会に初めて来てくれた人に「はじめまして」と自分から声を懸けもてなすことも第五戒の実践です。教会からしばらく離れている人に手紙を書くことも、誰かを家に招いて食事を一緒にすることも、十戒第五戒に生きるキリスト者の実践です。父と母を敬うことに代表される人間関係にイエス様の愛をもたらしていること、自分だけが良かったら良い、○○ファーストと呼ばれる時代の中で、互いに敬い合う人間関係をこの地上に形成することのために私たちはキリスト者となったのです。

 なぜなら神様こそ自分中心に生きてきた私のことを諦めずに愛してくださったのです。更に私たちと交わりを持つことを諦められなかったのです。その神様のように、私たちも私たちの家族を諦めず、誰かとの人間関係を諦めず、隣の国との争う声の中でも交わりを諦めずにいたいと思います。互いに愛し合い、父と母を敬う社会を形成することを諦めない、神の力に包まれて私たちは諦めずに交わりを形成して行きたいと願うのです。このように第五戒の実践は交わりを諦めない力を生み出していくこととなるのです。

 今日あなたが、神様が共に生きて行くようにと促している人はどなたでしょうか。
 
  ( PBA制作「世の光」2018.5.31放送でのお話しより )

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■神がまず私たちを愛してくださった / 福井 誠

2018年07月04日 | Weblog
2018/5/30放送


世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「神がまず私たちを愛してくださった」です。 ヨハネの手紙第一4章19節からから読んでみましょう。

 「私たちは愛しています。神がまず私たちを愛してくださったからです。」(新改訳2017)

 この手紙を書いたヨハネはイエスの愛弟子でしたが、この時は既にかなりの高齢で、半世紀以上も昔の出来事を思い起こしながら書いていたとされています。つまりヨハネは自分が若かかりし頃イエスと共に歩んだ日々を思い起こしながら、イエスに学んだ最も大事なことを回想し、それは愛することであるとこの手紙の中で繰り返し語るのです。ただ注意すべきは、ヨハネが語る愛は単なる優しさや親切心ではありません。もっと力強い理性的な自分の身を捧げ、人を支え生かす愛について語っていますね。

 それをよく説明するのがイエスの十字架の愛だと言えます。イエスの十字架は身代わりの死であるとはよく言われることです。それは私たちの罪の赦しのための死であったと。つまり本来ならば私たちが自分の罪のゆえに神の怒りと罰を受けなければなりませんでした。十字架に磔にされて死ななければならなかったのは私たちである。やがて来る神の御国に入ることはそんなに優しいことではありません。罪人の私たちは死後にそんな楽観的な希望を抱いてはならないのです。罪人の死後に待っているのは素晴らしい神の御国どころか永遠の地獄の炎そのものです。けれども、その裁きを私たちの身代わりとなって受けてくださった方がいます。神の怒りと罰を一身に受けて、私たち罪人が受ける罰をすべて受けてくださった方がいます。それがキリストの十字架の意味でした。神が私たちを愛して私たちが永遠に滅ぼされることを望まなかった。そしてキリストの十字架によって救いの道を用意してくださったということですね。まずこのキリストの十字架の愛が分ることが大切です。

 そして神様に愛されていることが分かれば私たちも神様に倣って人を愛したいと思うようになるでしょう。ちょっとした自己満足、親切ではなく、人を支える愛、生かす愛に生きるようになるはずです。ぜひ聖書を読んで神様の愛を深く知り、その深さに生きる歩みへと導かれたいものです。

(PBA制作「世の光」2018.5.30放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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■キリストの証人となる / 板倉邦雄

2018年07月03日 | Weblog
2018/5/29放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。
 今日は「キリストの証人となる」という題でお話ししましょう。証人とは、見たこと、自分で聞いたことを証言する人のことです。キリストの弟子たちに求められるのはキリストの証人になることでした。使徒の働きの続きです。

 さて弟子たちが一緒に集まった時、復活されたイエス様に質問してこう言いました。「主よ。イスラエルのために国を復興なさるのはこの今の時でしょうか?」 十字架で死なれましたが栄光の復活をなされた今こそ、イエス様がイスラエルの国を復興してくださる時だと弟子たちは願っていたのでしょう。祖国イスラエルはローマ帝国の属国となり、そして支配されていましたので、弟子たちは神の国が復活されたイエス様によって今この地上に実現することを願ったのです。

 しかし復活されたイエス様は答えられました。「イスラエルの国の復興の時期と場合は主なる神様がご自分の権威と計画によって定めておられるのであって、あなたがたの知る限りではない。また知らなくても良い。むしろ今からはあなたがたはわたしの証人となることを父なる神は欲している。」と復活の主イエス様はお答えになったのです。

 キリストの証人となる。これこそがキリストの弟子であるすべての信徒に求めておられることなのです。そしてキリストの証人となるためには臆病になったりしてはならないし、勇気が必要です。ですから復活されたイエス様は約束しました。「ただ聖霊があなたがたに下るとき、あなたがたは力を受けて、エルサレム、ユダヤとサマリアの全土、更に地の果てまでわたしの証人となるであろう。」

 聖霊の降臨こそキリストの証人になる力の源となります。聖霊は天の父なる神様とイエス・キリストから送られる神様です。神の霊とかキリストの霊と聖霊は呼ばれています。キリストの証人となるために私たちには力が必要なのです。

 聖書のことばです。
 「 神は私たちに、臆病の霊ではなく、力と愛と慎みの霊を与えてくださいました。
                  第二テモテ1章7節 (新改訳2017)
 
   (PBA制作「世の光」2018.5.29放送でのお話より )

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■日本の女子教育の先駆者 メアリー・キダー / 岩井基雄

2018年07月02日 | Weblog
2018/5/28放送

 世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。
 最後の週の月曜日は歴史の中を歩んだクリスチャンの生涯から学んでいますが、今日は少し戻ってメアリー・キダーについて学んでみましょう。

 1834年にアメリカ、バーモント州で生まれたメアリーは16歳の時に洗礼を受け、22歳の時、S・R・ブラウンが経営していた学校の教師になります。メアリー着任の2年後、日本宣教に旅立ったブラウンは一時帰国の際に、メアリーに日本宣教への志願を勧めます。この時メアリーは33歳。当時の日本はまだキリシタン禁制下にありました。しかしメアリーはそれを神様からの使命として受け留め、35歳でオランダ改革派の宣教師としてブラウン夫妻と共に来日します。

 メアリーは横浜のヘボン診療所で英語の授業を始め、40歳の時には後にフェリス女学院となるアイザック・フェリス・セミナリーを開校します。セミナリーは聖書を基盤とし、英語教育に力を入れ、女性の全人格的教育を行う日本で最初の女子教育の学び舎となりました。

 宣教師エドワード・ミラーと結婚したメアリーは来日10周年で、初めての休暇を得てアメリカに夫婦で帰国しました。しかし、留守にした2年の間に、フェリス・セミナリーが普通の学校に変貌ししまったことにショックを受けたメアリーは、同じ使命を持つ友人ブース夫妻に後のことを託してフェリス・セミナリーの経営から離れました。メアリーは麹町教会と下谷教会の日曜学校で子どもたちの教育に尽力し、月刊誌『喜びの訪れ』の編集を始めたのです。その後もメアリーは各地で「女性と教育」と題する講演を行うと共に、上州高崎、高知、仙台などの各地の教会の建て上げに尽力して行きました。76歳で召されるまでメアリーは日本人にキリストの愛と自由を伝え、女性の人権を守ることを自分の使命としてその生涯を捧げていったのです。

 聖書のことば

 「互いの重荷を負い合いなさい。そうすれば、キリストの律法を成就することになります。・・・人はそれぞれ、自分自身の重荷を負うことになるのです。
          新約聖書 ガラテヤ人への手紙 6章2節と5節 

 あなたの使命は何でしょうか。
 
       PBA制作「世の光」2018.5.28放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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