2025/4/1放送
「世の光」の時間です。今週は愛知県名古屋市の富田キリスト教会の牧師、黒木昭江がお届けします。
今日は4月1日。新年度の初日です。今日から新しい責任を負う方々もいらっしゃるでしょうか。その責任が、前任者から引き継いだものである場合、少しプレッシャーも感じるかもしれません。
聖書に登場するヨシュアという人は偉大なリーダーの後継者として指名されました。
前任者の名前はモーセ。奴隷にされて苦しんでいた同胞を救出し、40年もの間彼らを導いた人物です。そのモーセが天に召された後、次のリーダーとしてヨシュアが立つこととなりました。
神様は新しい歩みを前にしたヨシュアに何度も、「強くあれ。恐れてはならない」と語られます。
ヨシュアは、大きな責任を前にして恐れていたのです。
そんなヨシュアに神様は約束なさいます。
「わたしはあなたを見放さず、あなたを見捨てない」。
神様はただ「恐れるな」と叱咤激励するだけでなく、恐れなくても良い根拠を示されました。それは、神様ご自身が一緒にいて守るという保障です。
ただしこの保障は、人間の側もまた神と一緒にいてこそ実現されます。
神様はヨシュアにおっしゃいます。
「みおしえの書をあなたの口から離さず、昼も夜もそれを口ずさめ。そのうちに記されていることすべてを守り行うためである。そのとき、あなたは自分がすることで繁栄し、そのとき、あなたは栄えるからである。」
「みおしえの書」とは神のことばのことです。ヨシュアは神様に示されたリーダーとして歩むときの原則つまり神のことばに従うという原則を大切にしました。そして、前任者の時代とはまた別のヨシュア自身に与えられた任務を全うしました。
現代の私たちも神のことばである聖書を人生の土台として歩むなら、その歩みは神様に祝福されます。
新年度のスタートの今日から聖書を読んで生きる歩みを始めてみませんか?
( PBA制作「世の光」 2025.4.1放送でのお話しより )
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