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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■御国が来ますように /福井 誠

2011年05月19日 | Weblog
2011/5/19放送


 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井 誠です。

 今日のバイブルメッセージは「御国が来ますように」です。それではマタイの福音書6章10節から読んでみましょう。

 「御国が来ますように。

 御国と訳されたことはギリシャ語でバシレイアです。もともとは王国を意味することば。しかしそれは民主的な政治の王国ではなくて、独裁的な専制政治の王国を意味することばです。私たちは御国を来たらせたまえと祈るのですが、実はこの世界に君主独裁政治が実現するようにと祈っているとしたら、それは意外だなあと思うか方は多いでしょう。君主独裁政治を来たらせたまえと祈っている。けれども、独裁政治を行う王は人間ではなく神です。御子イエス・キリストを私達にお遣わしになって、ご自分の最愛の一人子である御子イエス・キリストを私たちの罪の赦しのために犠牲にされた愛に満ちた父なる神です。私たちが祈っている独裁政治はこの地上に具体的に見られる横暴と抑圧に満ちた独裁政治ではありません。今日私たちはアジアや南米またアフリカ諸国での独裁政治の悲劇というものを見聞きしている訳ですが、そのようなものとは違います。私たちが祈っているのは、恵み深い愛の神が統治する無限の自由と平和と独立が保証された王国なのです。愛の神による独裁政治が来たりますように。恵み深い神の支配が実現しますように、というのがこの祈りなのですねえ。

 ヘルムート・ティーリケという神学者が主の祈りの説教集を出しています。第二次世界大戦、ナチス・ヒトラーの恐怖政治が終わりに近づいた頃、連日の空爆に遭ってことごとく町が破壊された、そんな時期に主の祈りの説教をしました。 ティーリケは講壇から聴衆の顔に緊張と絶望の苦悩や慰めを求める飢えと渇きを見てとることができたといいます。しかしそういう中で「御国が来ますように」 まことの神が私たちを治める時が来ることを祈ることで、癒され支えられたと言います。

 私たちを愛される神を信じ、その神の愛と平和に満ちた御国が実現するように共に祈りませんか?

  ( PBA制作「世の光」2011.5.19放送でのお話より )

******

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書
通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくは
PBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっ
そり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大
抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なし
でもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹
介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 

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■男と女とに /板倉邦雄

2011年05月18日 | Weblog
2011/5/18放送

世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。

今日は「男と女とに」という題でお話ししましょう。創造の冠と言われる男と女について、創世記1章から続けて見て行きましょう。まず創世記1章の27節を朗読します。

 「神は自分のかたちに人を創造された。すなわち、神のかたちに創造し、男と女とに創造された。


 男性と女性とは全く同じように神のかたちに造られているのです。この一点において男性も女性も平等でしょう。では神のかたちとはどのようなかたちでしょうか。どうも目に見えるかたちではないようです。「かたち」のヘブル語は「裁断されたもの」という意味です。聖書では「神のかたち」とは真の義と聖と言っています。真の正義と清潔さを男女は備えていたのです。

 次に神のかたちとは真(まこと)の知識と聖書で言われています。男女とも真の知性が刻みこまれているのですね。ですから、神のかたちとは知性と道徳性と意志と言って良いでしょうか。人間の心は知と情と意の三つの領域で構成されていると言われています。

 男性と女性が他の動植物とは違って、神のかたちに造られたということは何と素晴らしいことでしょう。そこには男女の区別や差別はありません。人と自分を比べる必要はありません。創造者である神様の前に皆平等なのです。尊く価値あるものなんですね。

 私のことを少しお話しましょう。私は17才の高校生の時でした。友人が鉄道へ飛び込み自殺をしたことによって、私は人生への大いなる目覚めを経験しました。人はなぜ生きるのか、人生の目的は何か、目的地のない旅行をしているような虚しさと寂しさを味わっていました。自分のこの世における存在価値も全くわかりませんでした。そのような悩みの中で聖書に出会い、キリストの教会へ行くようになりました。創世記のことばを通して私は神様のイメージをもって神に造られた最高の作品であることを知らされました。失敗作ではないんだ。神様によって造られた尊いものなんだということを知らされたのです。私は神様のために生きる決心をいたしました。18才の春でした。

  ( PBA制作「世の光」2011.5.18放送でのお話より )

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■苦しみを通して /山中直義

2011年05月17日 | Weblog
 2011/5/17放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、山中直義です。

 私たちは時に思いがけない苦しみに会うことがあります。ですが、その苦しみを通して本当に大切なことに気がつかされるということもあるのではないでしょうか。

 新約聖書マルコの福音書15章には、十字架を担いで処刑場へと向かうイエス様の姿があります。その21節にシモンという人物が登場しています。

 「そこへ、アレキサンデルとルポスとの父で、シモンというクレネ人が、いなかから出て来て通りかかったので、彼らはイエスの十字架を、むりやりに彼に背負わせた。

 シモンは突然無理やりにしばらくの苦しみを担わされることになりました。ですが、実はこの苦しみが彼にとってイエス・キリストの十字架を見つめる特別な機会となりました。

 一方、この十字架の苦しみを他人事として無視し、この苦しみから何も学び取ろうとしなかった人々もありました。24節にはイエス様を十字架につけたローマ兵の姿が描かれています。

 「それから、彼らは、イエスを十字架につけた。そして、だれが何を取るかをくじ引きで決めたうえで、イエスの着物を分けた。
 
 彼らはイエス様の十字架の苦しみをどこまでも他人事ととし、その十字架からぼろぼろになったイエス様の着物、本当に価値のないものだけを手に入れたといいます。

 イエス・キリストの十字架、それは私たち人間に限りない神の愛を知らせるものです。そして罪人に救いを与え、永遠のいのちを与えるものです。ですがその苦しみ、イエス様の十字架をしっかりと見つめようとしない人々にとっては、それは本当に価値のないものにしか過ぎないのかもしれません。

 思いがけない苦しみを通して本当に大切な物、神様の限りない愛、罪の赦しと永遠の命に気づかされることがあります。あなたが負っておられる苦しみは本当に大切なことに気づくためのかけがえのない恵みとなります。

 どうかその苦しみを通してイエス・キリストの十字架を見つめてください。神様の無限の愛、限りない十字架の愛を受け取ってくださいますように。

     (PBA制作「世の光」2011.5.17放送でのお話しより )

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東海地方での世の光/さわやか世の光/ジェネレーションXの放送に協力してくださる場合の献金は、

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  お問い合わせは、
  電話 052-762-2196 東海福音放送協力会へ
            (自由ケ丘キリスト教会内)

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■自分が好きになれない? /関根弘興

2011年05月16日 | Weblog
2011/5/16放送

 世の光の時間です。元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。今日も一日さわやかに過ごしていきたいですね。

 今日はですねえ番組宛に「自分自身が好きになれません。どうしたらよいのでしょうか。」というお便りが届けられていましたので、このことについて短い時間考えていきたいと思うんです。

 ま、自分が好きになれない理由というのは幾つかあると思います。その一つは、「自分自身は人に迷惑をかけているだけの存在ではないか。自分は何もできない役に立たない存在なのではないか。」と勝手に思い込んでしまう時に、自分を好きになれなくなってしまいます。ま、残念なことにこの社会は時々何かができるできないだけで、その人の価値を決めてしまうことがあります。素晴らしいことができれば価値があり、失敗をしてしまったり、今までできたことができなくなってしまったらもう価値がなくなってしまうというような見方です。

 でも私達は何ができる時もあれば、できなくなってしまうこともあります。失敗もあれば挫折もあります。人の行いだけに価値を置いてしまうと、結局行き着く先は自信を失うだけになってしまうんですね。ですから、あなたの存在のそのままを受け入れてくださる方がいるのだということに目を向けないと、自分を受け入れることがなかなかできないんです。

 そして二つ目は、誰からも愛されていないと感じてしまうとき、「自分なんてどうなっても良い。」と考えてしまいやすいんです。自分が好きになれない理由は、「自分が好きになれないんだから自分を愛してくれる人などいるはずがない。」と思い込んでしまってるところにあるんですね。

 でもそんなふうに思っているあなたにぜひ知っていただきたいことがあります。聖書の神様はあなたにこう告げています。イザヤ書というところに、「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」(イザヤ43章4節)と聖書の神様は語っています。

 大切な二つのメッセージがここにはあります。それは自分を好きになれないあなたに対して、あなたが何かできるできないにかかわらず、あなたそのものが高価なのだと言われているのです。

 なぜだと思いますか? それはあなたに命を与えてくださったのは神様ご自身だからです。神様があなたを生かし、あなたをかたち造ってくださったからなんです。もちろん私たちの誕生は両親の出会いによってもたらされたわけですが、しかし、命を与えてくださったのは神様ご自身なんですね。そのいのちの造り主なるお方が「あなたは高価で尊い。」と語ってくださっているんです。

 そして「わたしはあなたを愛している。」と語られています。この愛は決して移り変わり事のない愛なんです。

 (PBA制作「世の光」2011.5.16放送でのお話しより)

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■罪の恐ろしさ /羽鳥頼和

2011年05月14日 | Weblog
2011/5/14放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 羽鳥頼和です。

 旧約聖書の歴代誌第一10章13節に「このように、サウルは主に逆らったみずからの不信の罪のために死んだ。」とあります。

 サウルはイスラエルの最初の王様です。彼は背が高くハンサムな青年でした。サウルは30才でイスラエルの王になりました。初めは大変謙虚で、王に指名された時も荷物の陰に隠れた程でした。謙虚なだけでなく神様を信頼する信仰と勇気のある王様でした。

 しかし王権が確立する頃から彼は心がおごり、欲に惹かれ、人々の人気を気にするようになっていきます。そして信仰を失しなっていきました。すると彼の心には平安が無くなり、王としての指導に一貫性を欠き、人々の心が彼から去っていきました。そのため彼はますます不安を覚えるようになりました。信仰を失っていくサウルに対して神様は、何度も悔い改める機会を与えました。サウルはその時は悔い改めるのですが、またすぐ不安を感じ、不信仰になってしまうのでした。

 そんな中でペリシテ人がイスラエルを攻めてきました。サウルは不安でたまらず、イスラエルの神を捨てて霊媒に導きを求めてしまいました。それでも彼の心には平安がありませんでした。むしろ大きな恐れが彼を襲ったのです。結局サウルはペリシテ人との戦いで死んでしまったのです。

 罪とは神から離れることということができます。神から離れてしまうと人には不安が起こります。そして何とか神以外に頼れるもの、例えば人やお金等で不安を埋めようと思いますが、うまくいきません。不安はますます大きくなります。神様はそんな罪の中にある人を見捨てずに、「わたしのところに帰ってきなさい。」と熱心に語りかけます。イエス・キリストも言われています。「わたしは、あなたがたにわたしの平安を与えます。わたしがあなたがたに与えるのは、世が与えるのとは違います。」 罪の不安の中にある者が罪を悔やみながらイエス様のもとに来るなら、その人は無くなることのない本当の平安を持つことができるのです。

 明日は日曜日です。キリスト教会では救いの神様を礼拝します。あなたもぜひ教会にいらしてください。
 
  ( PBA制作「世の光」2011.5.14放送でのお話より )

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■恵みを思い巡らす /岩井基雄

2011年05月13日 | Weblog
2011/5/13放送

 世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。今日もご一緒に旧約聖書の詩篇を味わいましょう。今日の詩篇は48篇です。9節、10節をお読みします。

 「神よ。私たちは、あなたの宮の中で、あなたの恵みを思い巡らしました。神よ。あなたの誉れはあなたの御名と同じく、地の果てにまで及んでいます。あなたの右の手は義に満ちています。

 この詩篇の作者は宮すなわち当時のイスラエルの神殿の中ですべてを造られた神様を礼拝し賛美しています。その時に神様の恵みを思い巡らしているのです。

 この「恵み」という表現はよく聖書に出てくることばです。それは愛である神様の人間に対する行為や愛またはそれに基づく働きかけを表しています。特に、受けるに値しない対象に向けられた神のいつくしみを表現しているのです。

 この詩篇の作者は全世界全宇宙にまで及ぶ神様の大いなる栄光を覚え、そして神様の完全な正しさと義を思う中で小さな愚かな存在である私たち人間に注がれている神様の愛といつくしみを深く味わい、思い巡らしているんですね。

 この神様の恵みを思い巡らすということはとても大切なことです。ともすれば私たちは自分の力を誇り易く高慢になりやすいからです。全宇宙を創造された神様の存在を忘れると私たちは傲慢になるのです。神様の宮、今で言うならばキリスト教会でなされることは、この神様のいつくしみと恵みを思い巡らし、それを心から感謝し、神様を賛美、礼拝することです。礼拝は神のことばである聖書を通して私たち人間の原点を確認し、神様の恵みに生かされる静かなそして大切なひと時です。続く14節ではこう歌われています。

 「この方こそまさしく神。世々限りなくわれらの神であられる。神は私たちをとこしえに導かれる。

 神様はあなたを永遠の中に導こうと待っておられます。あなたもお近くのキリスト教会で神の愛と恵みを深く心に留めませんか? 永遠の愛と恵みをあなやたに与えようと神様はあなた待っておられます。ではまた聴いてください。


   (PBA制作「世の光」2011.5.13放送でのお話しより)

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■御名があがめられますように / 福井 誠

2011年05月12日 | Weblog
2011/5/12放送

世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「御名があがめられますように」です。それではマタイの福音書6章9節から読んでみましょう。

 「天にいます私たちの父よ。御名があがめられますように。

 「あがめられますように」ということばはギリシャ語では「聖別する」とか「区別する」といった意味があります。つまりこの箇所は直訳しますと、「御名がきよまりますように。御名がきよいものとして区別されますように。」という意味です。
 
 しかしそれでは何か、汚れている神様が聖なるものとされますようにと言う感じに聞こえますねえ。神様はもともと、聖なるお方なのですからそういう意味てであるはずはありません。むしろ御名がきよまりますようにというのは、「聖なるお方が聖なるものとして区別されますように。神が神としてからあがめられますように。」ということなのです。

 なぜこんな祈りをするのか。それは人類の歴史は御名をけがす歴史であったからです。神の御名を否定し、神を認めず、神をいやしめる歴史であったのですねえ。そしてその頂点が2000年前のイエス・キリストを神の御子として認めず十字架に架けるという行為だったわけです。事実今もなおこの世をお造りになった神様がおられると一生懸命神様のことを伝えても人々は神様の存在を認めようとはしません。神を神としてあがめることをなかなかしないわけですね。

 私自身もかつては聖なる方を聖なるお方として認めませんでした。神を神としてあがめなかったものです。しかし今は悔い改めて、神を神としてあがめる者になりました。「御名があがめられますように。」とようやく言える者になった訳です。となるとこの祈りはクリスチャンとしての原点を確認し告白することばでもあるのですねえ。

 あなたは今、「御名があがめられますように。神が神としてあげられますように。」と心から言えるでしょうか。ぜひ父のように心配し、あなたの祈りに耳を傾けてくださる神様をヘリ下って神様として認める歩みをしていただきたく思います。
 
  ( PBA制作「世の光」2011.5.12放送でのお話より )

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■ありのままで /山中直義

2011年05月10日 | Weblog
 2011/5/10放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、山中直義です。

 ありのままを受け入れるということは簡単なことではありません。ありのままの自分、ありのままの相手、ありのままの状況を喜んで受け入れるということは、時にとても難しいことです。

 ですが、もし私たちがイエス・キリストのありのままの姿に目を留めるなら私たちは変えられていくと聖書は言います。

 新約聖書マルコの福音書15章にはありのままの姿を拒絶され、侮辱されるイエス・キリストの姿が描かれています。17節、18節のことばです。

 そして(ローマ兵らは)イエスに紫の衣を着せ、いばらの冠を編んでかぶらせ、それから、「ユダヤ人の王さま。ばんざい。」と叫んであいさつをし始めた。

 十字架につけられる直前のイエス様は度重なる暴力と鞭打ちの刑のためにぼろぼろになっておられました。そんな中、人々はいわば王様ごっこをしてイエス様を飾り立て、イエス様を侮辱したのでした。ありのままのイエス様を見つめることはせず、いたずらに飾りたて、その上で拒絶したのです。

 確かにその時のイエス様には人々が見取れるような威厳や力はなかったかもしれません。何の力もなく何の価値もないように見えたかもしれません。ですがそのぼろぼろになったイエス様の姿にこそ、どこまでも深い愛、人を救うため傷つき十字架にかかろうとしておられた神の愛が示されていたのです。

 あなたが思い描くイエス・キリストはどんな姿をしておられるでしょうか。

 聖書が示すイエス・キリストはあなたを愛しあなたと同じところに立ってあなたを救うためにぼろぼろになってくださったそんなお方です。

 イエス様を拒絶して侮辱してしまう、それが私たちのありのままの姿なのかもしれません。ですがそんな私たちのためにイエス様は十字架にかかり無限の愛を示してくださったのです。

 私たちの理想や都合を押し付け飾り立てることはせず、聖書に示されているありのままのイエス様をどうか見つめてください。その時あなたの心にも深い平安と深い喜びが与えられます。
 
     (PBA制作「世の光」2011.5.10放送でのお話しより )

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■失望に終わらない /関根弘興

2011年05月09日 | Weblog
2011/5/9放送


世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。今日もさわやかに一日を過ごしたいですね。

 聖書の中で信仰の父と称賛された人物がいます。それは旧約聖書に登場するアブラハムという人です。ま称賛されているからといってば彼が完全な非の打ちどころのない人であったということではありませんでした。彼も挫折をし、落胆もしました。

 神様はある時アブラハムに私が示す地へ旅立ちなさいて言われました。アブラハムは一大決心をして、ついに旅立っていくんです。きっと神様が示す地なのだから素晴らしいことがこの先待っているに違いない。そう考えたはずです。潤いのある土地に神様は導いてくださるだろう。穀物はあり余り、家畜のための牧草がたっぷり。ま、そんな夢を抱きながら旅を続けていったと思います。しかしどうでしょうか。アブラハムの思いを無残に砕いてしまう出来事が襲ったのです。それは彼がたどり着いた場所は何とひどい飢饉だったんです。信仰の父と言われた彼の生涯の初めには思うようにいかないことが連続するんですねえ、沢山あったんです。

 私たちは日本の中で信仰ということを考えると、どうも御利益宗教のイメージがとても強いんです。信じたらいいことあるがある、もしなければやーめたって具合ですね。ですからイエス・キリストを信じても自分の考えていないようなことが起こったり、いわゆる不幸が起こったりするとすぐに、なーんだ、イエス・キリストを信じてたってなーんにもいいことないじゃないか、もうやーめた、と結論づけてしまうことがあるんです。自分にメリットがないなら信じている意味なんてあるのか、とすぐに考えてしまいやすいんですねえ。

 でもちょっと待ってください。もし自分の思い通りになるために神様がいるとするならば、もはや神様は私たちの召使いのようですよね。そしていつの間にか私たちが神様を支配しているような、まるで私たちが神様になってしまっているかのようです。

  残念ながら聖書は信仰を持っていればバラ色の人生を保障しようとはどこにも書いてはありません。しかしこのように記されています。「彼に信頼する者は、失望させられることがない。」(口語訳聖書「失望に終わることがない」 ローマ 9章33節、10章11節、参照1ペテロ 2章6節)と。彼とは神様であり、またイエス・キリストのことです。誰の人生にも思うようにいかない現実や失望と思われる状況は襲います。しかしイエス・キリストに信頼していく人生は決して失望があっても失望には終わらないと約束しているんです。このことばを受け入れながら歩んで行くことにいたしましょう。
 (PBA制作「世の光」2011.5.9放送でのお話しより)

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■教会の愛 /羽鳥頼和

2011年05月07日 | Weblog
2011/5/7放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 羽鳥頼和です。

 エルサレムでキリスト教会が始まった頃のことです。教会の中のやもめたちが毎日の食事の配給でなおざりにされている、ということが問題になりました。

 このやもめたちはヘレニストと呼ばれている人達でした。ヘレニストとは外国生まれのユダヤ人のことです。この人達はユダヤ人が使うヘブル語ではなく当時の多くの人々が使っていたギリシャ語を使っていた人達でした。この人たちはヘブル語を使うことができませんでした。そのようなヘレニストの中で敬虔で信仰深い人々の中には歳を取るとユダヤ人の故郷(ふるさと)であるエルサレムに葬られたいと願ってエルサレムに引っ越してくる人たちが多くあったそうです。エルサレムのキリスト教会にいたやもめたちはこのような外国からやってきた貧しい人たちでした。身寄りのないこの人たちが食事のことで困っていたのです。

 教会は、評判が良く信仰と聖霊に満ちた七人の人を選んで、この人たちのお世話をするようにしました。やもめたちのために信仰深い立派な人たちを選んだのです。教会は弱い立場にある人たちを尊んで最善を尽くして愛の配慮をしたのです。

 このような行いは教会にふさわしいものだと思います。それはこのような配慮が神様にこそ見られるものだからです。

 出エジプト記22章22節で、神様は「すべてのやもめ、またはみなしごを悩ませてはならない。」と言われました。そして詩篇23篇5節には「私の敵の前で、あなたは私のために食事をととのえ、私の頭に油をそそいでくださいます。私の杯は、あふれています。」と神様こそが人に食べるものを与えて恵みを与えてくださる方であることを語っているんです。また詩篇10篇17節では、神様は「貧しい者の願いを聞いて」くださるとあります。また詩篇72篇4節 には神様は、貧しいものたちを救われる、ともあるのです。

 愛の神様は教会にご自身と同じような愛を与えてくださっています。ですから教会は神様の愛を表そうと一生懸命努力するのです。

 あなたもお近くの教会にいらしてください。神様の素晴らしい愛を知ることができるはずです。

  ( PBA制作「世の光」2011.5.7放送でのお話より )

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 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-2196 へ

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