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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■自由 /山中直義

2011年05月03日 | Weblog
2011/5/3放送


 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 山中直義 です。 

 本当に自由な生き方とは何でしょうか? 

 新約聖書マルコの福音書15章にバラバという人物が登場します。彼は当時ユダヤを支配していたローマ帝国に対する暴動のかどで牢に捕らえられていました。人々を抑圧して苦しめるものから解放されて自由になりたい。バラバはそんな思いを持って戦いに挑み、破れ、ただ死を待つだけの人物であったといえます。

 そんなバラバが突然釈放され自由に生きる権利を得ることになりました。イエス・キリストが彼の身代わりとして殺されることになったからです。

 その時イエス・キリストは裁判にかけられていました。訴えていたユダヤの宗教家たちも裁判官であったローマの総督も、裁判を取り巻いていた群衆も皆、イエス様には死罪にあたる罪など何もないことをよく知っていました。ですが彼らはそれぞれに自分のプライドや立場や理想を守るためにイエス様を十字架につけることにしたと聖書は言います。自分の思い通りに生き続けるために、自分の持っている立場や権利を守り通すために、自分の理想を追い求め続けるために、彼らはイエス・ キリストを否定し退けることにしたのでした。

 自分の思い通りに生きるためには正義も真理も無視し、人を傷付けることさえ厭わない。イエス・キリスト十字架に追いやった彼らの姿は理想と力に頼って暴動を起こしたバラバや自分の思いのままに生きようとしている私たちの姿と重ならないでしょうか。

 そんなバラバでしたが、本当に不思議なことに赦免されることになりました。人に赦しと自由を与えるために人の罪の身代わりとなって命まで差し出された方によって彼は再び生きる自由を得たのです。

 聖書は言います。「キリストは、自由を得させるために、私たちを解放してくださいました。」(ガラテヤ 5章1節) 本当の自由、魂の自由は自力で勝ち取るものではありません。それはキリストによって与えられるものだと聖書は言います。

 自分の思い通りに生きるのではなく、愛と正義に満ちたイエス・キリストを真の王として生きる。そんな本当に自由な人としてあなたもイエス・キリストとともに歩んでくださいますように。
 
     (PBA制作「世の光」2011.5.3放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

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  郵便振替 00890-3-111071 東海福音放送協力会   まで

  お問い合わせは、
  電話 052-762-2196 東海福音放送協力会へ
            (自由ケ丘キリスト教会内)

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