♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■鶏が先か、卵が先か /板倉邦雄

2011年05月04日 | Weblog
2011/5/4放送

世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。

 今日は「鶏が先か卵が先か」という題でお話ししましょう。このことを考えますと私の頭はウニのようになります。鶏が先ですとニワトリは卵から帰ります。卵が先ですと、卵は鶏が産もうとしますね。旧約聖書の創世記1章をお話しています。1章20節から21節にはこう書いてあります。

 神はまた言われた。「神はまた言われた、「水は生き物の群れで満ち、鳥は地の上、天のおおぞらを飛べ」。 神は・・・翼のあるすべての鳥を、種類にしたがって創造された。・・・

 神のことばである聖書によりますと、翼のある全ての鳥は種類に従って神様が創造されたのです。鶏が先なんですね。

 私は子供の頃から生命の誕生を次のように教え込まれてきました。

 ある時海中で突然生命体が誕生した。その生命体は長い年月をかけて分裂。進化していった。そしてやがて現在のような生物になった。 下等のものから上等のものへと進化してきたのだ、と言うのです。

 しかしこの下等のものから上等のものへと進化発展すると言う自然の法則はありえないことを学生時代に知らされました。その自然法則とは熱力学第二法則。別名をエントロピーの法則と言われます。この法則はエネルギーが加わり時間が経ちますと、物質や生命体は壊れてゆくということです。逆に発展進歩することはありません。

 この宇宙の法則によれば単細胞のような生命体から鶏のような高等な生命に移行することは困難だと言うことです。新車だって新築の家だって時間の流れの中で中古車になり中古物件になり、やがて壊れていきますよねえ。最高の生命体と言われる私たち人間もゆがてじっちゃまになりばっちゃまになり壊れて死んでいくのです。神様は種類に従ってすべての動植物を作ってくださいました。鶏は鶏です。雀は雀です。烏は烏です。ですから動植物は比べることはできません。鶏は鶏です。雀と比べることはできないのです。かぼちゃはかぼちゃ。大根と比べることはできませんね。

 実は私たちも個性的に作られているのです。それなのにどうして人と比べたり同じゴールを目指して競争しなければならないのでしょうか。

  ( PBA制作「世の光」2011.5.4放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書
通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくは
PBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっ
そり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大
抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なし
でもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹
介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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http://yonohikari.biblica.info 

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