♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■天にいます私たちの父よ /福井 誠

2011年05月05日 | Weblog
2011/5/5放送

世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは、「天にいます私たちの父よ」です。それではマタイの福音書6章9節から読んでみましょう。

 「天にいます私たちの父よ。

 教会に行き始めた人たちは、しばしばどのように祈ったら良いでしょうかと質問いたします。教会の人たちの祈りの姿を見ながら、手を合わせるのか、指を組むのか、座って祈るのか、立って祈るのかといろいろと気になることがありますよねえ。

 それで聖書は何を教えているでしょうか。まず聖書全体で祈りの場面を拾ってみると、立って祈ることもありますし、座って祈る事も、手を上げて祈ることも、平れ伏して祈ることもありますから、祈りの形にはこだわらなくてよいと私は思っています。

 しかしイエスは祈る時にはこのように祈りなさいと祈るべき内容を教えていますねえ。キリスト教会でも暗唱されて祈られている主の祈りと呼ばれるものがあります。ギリシャ語の原文では「アバ」ということばが「父よ」ということばに使われていますが、それはユダヤ人の間では離乳食を始めた幼子がは口にする最初のことばであると言われます。ということは、神様に呼びかける時には幼子が父親に語りかけるように率直に親しく安心して呼びかけなさいと言ってるわけですね。聖書の神様は私たちに父のように配慮し、気遣い、親しく耳を傾けてくださる、そんな優しい神様のイメージが思い浮かびます。

 けれどもそればかりでありません。実はもっと大切なことをイエス様は伝えています。イエス様は別の箇所で「わたしと父とは一つです。」(ヨハネ 10章30節)と語っておられます。つまりイエス様は私たちにその神様を同じように呼ぶことを許されている訳です。「あなたがたもわたしの父を父と呼んでいいですよ。わたしの仲間にしてあげましょう。」ということですね。親しみを込めて祈るだけではなくて仲間として祈ることのできる素晴らしい特権があることを実は教えています。

 あなたも心から「父よ」と呼びかけ、あなたの思いを神様に語ってみませんか?
 
  ( PBA制作「世の光」2011.5.5放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書
通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくは
PBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっ
そり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大
抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なし
でもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹
介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


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