2024/07/27放送
「世の光」の時間です。お聴きくださり、ありがとうございます。羽鳥頼和です。
今日は、旧約聖書 詩篇56篇からお話しします。
イスラエルの王サウルに仕えていたダビデは真心から王に仕えていたのですが、主人であるサウル王に妬まれて命を狙われ、逃亡生活を余儀なくされてしまいました。その上、敵であるペリシテ人に捕まってしまいました。
ペリシテ人の王の前に出たダビデは非常に恐れて王の前でおかしくなったふりをしたので、その場から逃れることができたのでした。
ダビデは、その時のことを振り返って、詩篇でこのように語っています。
「心に恐れを覚える日 私はあなたに信頼します。」(3節)
このことばはダビデの決心を語っています。神を信頼すると決心したダビデは、この詩篇でさらに大胆な信仰告白をしています。
「神にあって 私はみことばをほめたたえます。神に信頼し 私は何も恐れません。肉なる者が私に何をなし得るでしょう。」(4節、10-11節も参照)
「何も恐れません。」とは何と大胆な告白でしょう。それは神が自分を守っていてくださることを信じているからこそ言えることなのです。
「みことばをほめたたえます。」とはどういうことでしょう。みことばとは神のことばのことです。神はみことばによって人に教えられたのです。
神のことばによってダビデは神が信頼できるお方であることを知り、自分が罪人であり、神が自分を救ってくださることを知ることができたのです。
「みことばをほめたたえます。」という表現は、みことばによって救いを教えてくださる神をほめたたえることなのです。
ダビデは最後に神様にこのように語っています。
「まことに あなたは救い出してくださいました。・・・ 私がいのちの光のうちに 神の御前に歩むために。」(13節)
このみことばは私たちにも関係があります。神はキリストの十字架によって私たちを救ってくださいました。それは、キリストを信じる者がいのちの光のうちに神の御前に歩むようになるためなのです。
明日は日曜日です。ぜひお近くのキリスト教会にいらしてください。
( PBA制作「世の光」 2024.7.27放送でのお話しより )
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