2024/08/13放送
「世の光」の時間です。愛知県春日井市にあります春日井聖書教会協力牧師の水谷潔です。
「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり」 これは平家物語の書き出しのことばです。お寺の鐘の響きは趣のあるものですが、以前私は、お寺の鐘の響きと教会の鐘の響きを比較する文章を読んだことがあります。それは昔活躍されたある日本人牧師が記したものです。
その概要を私なりのことばでお伝えしますと、お寺の鐘は外から打つのでゴーンという憂いのある響きがする。一方、教会の鐘は内側から鳴らすのでカーンという明るい響きがする。そのようにイエス・キリストを救い主として内側に迎えるなら変わることのない希望が与えられます、という内容です。
教会の鐘の響きは私たちに希望を感じさせるものですが、もし私たちが自分の外側に希望を見出そうとするならどうでしょう? 希望を持てるときもあれば持てないときもあるでしょう。なぜなら、私たちの外側は常に移り変わっていくからです。
しかし、いつも変わることなく希望を与えてくださるイエス・キリストが私たちの内側にいらっしゃるならどうでしょう? イエス様が教会の鐘のように内側から私たちに働きかけてくださるなら、私たちは外側の状況に影響されることなく、いつでも希望を響かせることができるのではないでしょうか。
新約聖書のローマ人への手紙10章11節は、こう記しています。
「聖書はこう言っています。『この方に信頼する者は、だれも失望させられることがない。』」
「この方」とはイエス・キリストです。イエス様に信頼するなら失望はありえません。失望しそうな状況が訪れても、失望で終わることはないのです。試練や苦しみの真ん中にあっても、ご自分を信頼する者にイエス様は希望を与えてくださいます。
お寺や教会の鐘の音を聴くことがあったら、ぜひ今日のお話を思い出してください。イエス様を救い主として心に迎えるなら、内側から希望の響きを放つ人生が始まります。
( PBA制作「世の光」 2024.8.13放送でのお話しより )
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