♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■裏切られたダビデの讃美 / 羽鳥頼和

2024年11月01日 | Weblog

2024/07/26放送

 「世の光」の時間です。お聞きくださり、ありがとうございます。羽鳥頼和です。

 昨日から、旧約聖書の詩篇から、困難の中にあっても神を信じ続けたダビデの信仰ついてお話ししています。

 今日は詩篇55篇からお話しします。

 この詩篇は、ダビデが、信頼していた友人たちに裏切られ、彼らからいのちを狙われた経験を通して作られたと考えられています。

 ダビデは苦しみの中で神の救いを確信しながら、「主は 私のたましいを敵の攻撃から 平和のうちに救い出してくださる。」(18節参照)と告白します。

 それだけではありません。苦しみの中にありながら、仲間である信仰者たちに呼びかけているのです。

  「あなたの重荷を 主にゆだねよ。主があなたを支えてくださる。」(22節)

 私たちが困難のとき、苦しみのとき、神にその重荷をゆだねるなら、神が支えて下さり、守って下さるのです。

 そして最後にダビデは自分の敵についてこのように語っています。

  「神よ あなたは彼らを 滅びの穴に落とされます。人の血を流す者どもと欺く者どもは 日数の半ばも生きられないでしょう。しかし私はあなたに拠り頼みます。」(23節)

 これは神の正しいさばきが行われることを願う祈りです。

 そして最後に語られる「しかし 私はあなたに拠り頼みます」とのことばは、自分も神にさばかれる者であることを自覚しながら、ただ神に信頼する、との告白なのです。神のさばきに自分を委ねているのです。

 「重荷を主にゆだねよ」ということばからイエス・キリストのことばを思い出しました。

 「すべて疲れた人、重荷を負っている人はわたしのもとに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。わたしは心が柔和でへりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすれば、たましいに安らぎを得ます。」(マタイの福音書11章28、29節)

 キリストは重荷を一緒に負ってくださるお方です。キリストとともに歩むとき、たましいの安らぎを得ることができるのです。あなたの重荷を主に委ねましょう。


 ( PBA制作「世の光」 2024.7.26放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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