♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■私たちを背負ってくださるキリスト / 羽鳥頼和

2024年08月20日 | Weblog

2024/05/14放送

 「世の光」の時間です。お聞きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。
 今週は旧約聖書出エジプト記27章から30章で、神を礼拝するところである幕屋と、幕屋で奉仕する祭司について神が命じられていることをお話ししています。

 今日と明日、出エジプト記の28章で命じられている大祭司についてお話しします。

 神は、幕屋で奉仕する祭司たちの服装を神の栄光と美を表す聖なる装束として職人が作るように命じられました。その職人は、神の命令をしっかりと聞き、神からの知恵を用いて最善を尽くして作るように命じられました。

 28章には、祭司が身に着ける胸当てと、胸当てをつける「エポデ」という袖付きのチョッキのような装束、そのエポデの下に着る青服と市松模様の長服、そしてかぶり物、飾り帯についての神の命令が語られています。

 今日はその中の胸当てをエポデに結び付ける「肩当て」についてお話しします。

 両肩の肩当ては縞めのうで作られて、片方にはイスラエルの12部族の半分の6つの名前を刻み、もう片方に残りの6つの部族の名前を刻むように命じられました。

 大祭司の装束は神の栄光を表すものでした。そして、イスラエルの12部族の名前が刻まれた肩当ては、大祭司がイスラエルの代表であることを表すとともに、神がイスラエルを担いでいてくださることを教えています。

 旧約聖書のイザヤ書では、神は私たちにこのように語っておられます。
 「あなたがたが年をとっても、わたしは同じようにする。あなたがたが白髪になっても、わたしは背負う。わたしはそうしてきたのだ。わたしは運ぶ。背負って救い出す。」

 また大祭司の装束は神の御子イエス・キリストを表しています。イエス・キリストは、いなくなった羊を見つけ出して肩に背負う羊飼いのように十字架によって私たちを救い、よみがえっていつも私たちを背負ってくださるお方です。

 明日も出エジプト記からご一緒に神のことばを聴きましょう。


 ( PBA制作「世の光」 2024.5.14放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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