♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■宿営の外で焼かれる罪のきよめのささげ物とキリスト / 羽鳥頼和

2024年08月22日 | Weblog

2024/05/16放送

 「世の光」の時間です。お聞きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。
 今週は、旧約聖書 出エジプト記27章から30章で、神を礼拝するところである幕屋と幕屋で奉仕する祭司について神が命じられていることをお話ししています。

 今日明日は、29章で語られている祭司の任職式について神が命じられていることをお話しします。

 まず任職式のために準備するものが命じられています。
 準備するのは、若い雄牛一頭、傷のない雄羊二匹、また、種なしパンというイースト菌を入れないナンのような形のパン、それと種なしパンに油を混ぜた輪形のパン、そして種なしパンに油を塗った薄焼きのパンでした。

 これらのものを準備して、祭司となる人たちの全身を水で洗いきよめます。それから神の定められた装束を着せ、彼らの頭に油を注ぎます。それから準備した若い雄牛を「罪のきよめのためのささげ物」として神が定められた通りに捧げるよう命じられています。

 まず雄牛の上に手を置いてその人の罪を負わせ、その雄牛を屠ってその血を祭壇の四隅の突起物に塗り、その血を祭壇の土台に注ぎます。雄牛の内臓を覆っている脂肪などを取り出して、これらを祭壇の上で焼いて煙にします。それ以外の雄牛の肉や皮と汚物は、祭壇ではなく宿営の外で焼かなければなりません。これらのことを行うのが「罪のきよめのためのささげ物」であり、このささげ物は、祭司たちの罪をきよめるために行われました。

 この宿営の外で焼かれる「罪のきよめのためのささげ物」はキリストの十字架を指し示すものであると新約聖書のへブル人への手紙が教えています。

 へブル書13章12節にこのようにあります。
 「それでイエスも、ご自分の血によって民を聖なるものとするために、門の外で苦しみを受けられました。」

 キリストは十字架の血によって私たちの罪をきよめて下さったのです。


 ( PBA制作「世の光」 2024.5.16放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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