2024/05/10放送
「世の光」の時間です。「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか? 巡回宣教使・原田憲夫です。
今日もご一緒に 神様の知恵・旧約聖書 箴言 に心の耳を傾けたいと思います。箴言16章24節をお読みします。
「親切なことばは蜂蜜。
たましいに甘く、骨を健やかにする。」
私たちの日常生活で欠かせない、身体の大事な部分の一つが口であり舌ですね。食べたり話したり。ただ日本には「口は災いの元」とか、「舌は禍いの根」ということばがあります。
聖書もこう語っています。
「からだでは小さな器官である舌なのに、まるで小さな火が大きな森を燃やすようだ」(ヤコブの手紙3章5節、6節参照)、また「人を傷つける鋭い剣にもなる」(詩篇57篇4節参照)と。
確かに人の口から出ることばというのは、人の心の中にある思いが外に出て来るものです。それだけに、もし私たちの心の中がどす黒い–悪いもので一杯であれば、困ったことに人を傷つけ、苦しめることばしか出て来ないですね。そして何よりもこの心を制御できないのが、私たちの悲しい現実です。
しかし今日の神様の知恵・箴言は全く反対の面から語っています。人の心とからだを健やかにする力、癒す力となることばです。
改めて今日の神様の知恵–箴言を口ずさんでみると、蜂蜜のような親切なことばは神様から、神様の恵みから出て来るものだ、ということに気付かされます。
それは聖い神様が私たちの心の中のどす黒いもの -聖書が「罪」と呼ぶ汚いもの- をすべて引き受けて下さり、十字架の上で救い主キリストのいのちと引き換えに、私たちのすべての罪を赦す道をひらかれたことです。
ですからこの神様の恵みを受け入れるとき、愛の心が生まれ、口から蜂蜜のような親切なことばが出て、元気をもたらしてくれるのです。
たくさんの賛美歌を世に送り出したアイザック・ウォッツという人がこう語っています。 「私たちの舌は神様を賛美するためにつくられた」と。
確かに、賛美歌を歌い賛美歌を聴くと、不思議に心が和み、前に向かう勇気をいただきます。賛美歌には神様の恵みが溢れているからです。
いかがでしょう。あなたも今日、十字架のキリストに現れた神様の恵みを心に受け入れて下さい。
そして愛の心、親切なことばをあなたの日常生活に溢れさせて下さい。
( PBA制作「世の光」 2024.5.10放送でのお話しより )
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