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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■おことばをください⑤ / 大嶋重徳

2024年08月02日 | Weblog

2024/04/26放送

 「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。
私の担当する週は、ルカ福音書からご一緒に聖書を学んでいます。今週はルカ7章から、「これほどの信仰を見たことがありません。」と(イエス様から)言われた百人隊長のお話を見ています。

 彼は自分の持つことばの重さを知っていた人でした。自分の放つことばによって百人がどれだけの危険にさらされるのか。その危うさ、自分のことばの不安定さ、「行け」ということばが果たしてあっているのか間違っていないのか、部下のいのちを落とすことにつながらないのか。また部下には自分のことばを信じてもらわないといけません。自分のことばに従って大丈夫なのかと思うならば部隊は動かないのです。一人でもおかしな動きをするものがいたら部隊全体が影響を受けます。その一人のおかしな者の発言に追随する者がいたら、隊長としての自分の「資格」に関わります。ことばを放つことの怖さを知っている人でした。

 だからこそ分かったのです。「この方のことばは本物だ」。そして言ったのです。「ただおことばだけをください」 

 イエス様の語られることばは私たち人間の命じることばとは違う。いのちを左右することばを持っておられる。人を活かし、人を癒やす本物のことばを持つお方だ。それは神からの権威のもとに生きておられる神の子なのだと思ったのです。

 百人隊長は自分の重んじているしもべのいのちに対して、自分は無力です、自分にできることはない・・・。死に瀕している愛するしもべを手放して、イエス様のもとへと託したのです。

 百人隊長は今日、私たちにも語りかけてきます。「このことばを発しておられる方が誰か知っていますか? 神ご自身なのです。」と。神ご自身が全力でそのように語られるとき、世界はそのことば通りに動いていきます。

 私たちにそこで必要な信仰は、「おことばだけをください」という信仰です。自分ができるかどうか、自分に実力があるかどうか、そんなことはそこで関係がありません。信仰とは、ことばの重みを信じて求めることです。

 家に帰ると、しもべは元気になっていました。イエス様のことばが百人隊長よりも先に訪れていたのです。それほど神のことばには力があります。そして神のことばを求める者は、誰もがこの信仰を得ることができるのです。

 今日、あなたの前にも本物のことばがあります。この方のことばを求めてみませんか? 


 ( PBA制作「世の光」 2024.4.26放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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