2024/05/08放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか? 巡回宣教使・原田憲夫です。
今日もご一緒に神様の知恵- 旧約聖書 箴言に心の耳を傾けたいと思います。箴言11章14節をお読みします。
「 指導がないことによって民は倒れ、
多くの助言者によって救いを得る。」
古今東西、人の集まるところにはいわゆる指導者が存在します。ただ、指導者の中には妙に自信満々で他の人の考えや意見に耳を貸さない人がいます。
しかし、かつてあるオートバイメーカーを世界でトップクラスに育てた経営者が、耳の痛い事を平気で言う所謂「気にいらない奴」を側に置いていたといいます。自分の気付かない事に助言してくれる人間が必要だったというのがその理由でした。
指導者というのは船を動かす船長や機関長のような存在です。船の運航には常に船長や機関長の判断力が際立って重要なのです。確かな知識と豊かな経験、確固たる信念を持った船の舵を取る者がいなければ大海原では船はさまよい、座礁してしまいます。
7年前に、95歳で人生航路を終えた私の義理の父のことを思い起こします。彼は終戦の年の春に商船学校を卒業し、もう少しで海の藻屑になるところでした。終戦直後は占領軍の指揮下で引き揚げ船を動かし、その後は民間の大型貨物船やタンカーなどの機関長として、世界中を廻りました。ひとたび船出すると半年間は家に戻ることはなく、幾度も危険な場面に遭遇しました。
この義理の父が93歳の時、救い主キリストを心に迎え洗礼を受けたのです。これまで何度も娘からイエス・キリストの話を聞いていましたが、どこか他人事(ひとごと)のようでした。
しかしその日、「おじいちゃーん、十字架だよ! 大事なのは救い主イエス・キリスト様だよー」と熱く呼びかける孫の勧め、小さな助言を素直に受け入れたのです。義理の父が神様という安全な港に人生航路の錨を降ろし、永遠の救いを得た瞬間でした。
今の時代、内外にわたり大きな変化が現れています。だからこそあなたも今日、この神様の知恵が語るあなたの人生への助言を心に受け入れ、救いの道を歩み始めて下さい。
( PBA制作「世の光」 2024.5.8放送でのお話しより )
******
さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
******
このサイトは URL名として http://yonohikari.biblica.info が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。