♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■愛の衣 / 関根弘興

2024年08月08日 | Weblog

2024/05/02放送

 「世の光」の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。

 神様は、人をエデンの園に住まわせました。しかし人は「園の中央にある善悪の知識の木から、食べてはならない。」という神様の命令を無視し、その実を食べてしまいました。結局彼らはエデンの園を追放されてしまいました。

 エデンの園から追放されたことは、人の側からすれば、「自分こそがすべての基準だ」という価値判断の中で生きていく道を選んだということでもありました。あたかも自分の力ですべてを成し遂げることができるかのような錯覚の中で生きていこうとする道を選んだとも言えるのです。

 しかし、そこに待っていた現実は厳しいものでした。

 しかしそんな彼らに対して神様は、「わかった。それでは、自分たちの好き勝手にしなさい。もう知らん!」とそっぽを向かれてしまったでしょうか。そうではありませんでした。それどころか、神様は、彼らに将来の希望を与えてくださいました。
 神様は、誘惑者であるサタンに対してこう宣告されました。「わたしは敵意を、おまえと女の間に、おまえの子孫と女の子孫の間に置く。彼はおまえの頭を打ち、おまえは彼のかかとを打つ。」と。
 これは、女から生まれる子孫の一人が、サタンの頭を踏み砕いて滅ぼすという宣言です。
 つまり将来、人の子孫の中から救い主が誕生し、救い主がサタンにかかとをかみつかれて苦しむけれど、最終的にサタンの頭を踏みつけてサタンに打ち勝つのだという約束です。救い主の約束ですよねえ。
 
 神様は人をエデンの園から追い出されましたが、それと同時に救いの計画を始めておられるのです。そして園を出ていく二人に対して、神様はなんと皮の衣を作り着せてくださった、と書かれています。これから厳しい生活を経験する彼らのために、神様はその体を守り保護する衣を着せてくださったのです。

 考えてみてください。この衣は皮で作られました。ということは、この衣が作られるために動物のいのちが犠牲になったということです。つまり、皮の衣は、人が神のようになろうとした結果、人の罪の恥を覆うために動物のいのちが犠牲になったということを象徴的に示しているのです。

 神様は、決して人を見捨てて「もう知らん」とそっぽを向かれる方ではありません。愛の衣をちゃんと用意してくださっていたのです。


 ( PBA制作「世の光」 2024.5.2放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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