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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■神は心を留められた / 福井 誠

2018年08月29日 | Weblog
2018/7/25放送


世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「神は心を留められた」です。 創世記の30章22節から読んでみましょう。
神はラケルに心を留められた。神は彼女の願いを聞き入れて、その胎を開かれた。」(新改訳2017)

 今日は創世記の30章からヤコブの人生に起こったことについてともに考えてみたいと思います。ヤコブの人生はある意味でさんざんな人生ですねえ。昔の時代のことですから、理解しにくいところもありますが、ヤコブは初め自分の願った女性と結婚できず、そのお姉さんと結婚させられてしまいます。最終的には願った女性とも結婚し、二人の奥さんを持つことになるのですが、その後のヤコブは気の滅入るような二人の女性の争いの人生に巻き込まれていくのですね。二人の女性は子どもがたくさんいることば女の幸せであると考えていました。ですから子どもの数を競い合っていきます。そして子どもが生まれなくなると、女奴隷を立てて子どもを設けました。更に恋なすびという妊娠促進の効果があると言われる薬草を使って争いました。彼女たちは子どもが生まれるたびに子を産んで幸せだと言いましたが、そもそもそれが本当の幸せだったのでしょうか。彼女たちは当時の社会では幸せだと言うものを無批判に受け入れ、当時の社会の考え方に振り回された不幸な女性たちだったのではないでしょうか。確かに彼女たちは子どもをたくさん設けましたが、ヤコブの家族はいつもギスギスして居心地の悪い不幸を味わっていたのです。

 今日の私たちも課題こそ違っても同じようなことをしているかもしれませんねえ。私たちの社会には、何かこれが幸せだという固定観念があって、それによって競い合い、足を引っ張り合い争っている。そしてたとえ目的を達成したとしても全く幸せではないということがあるものでしょう。多くの場合、人は苦労のあることは悪いこと不幸なことだと考えます。けれども苦労があることと幸せであることは別次元のお話です。苦労があっても本当は幸せだということもあるでしょう。大切なのは、必要であればいつでも備えてくださる神様が共におられることを知って時代の風に吹きまわされない、本当の安らぎのある人生を生きていくことです。ぜひ聖書を読み続け、その祝福があることを知っていただきたいと思います。

(PBA制作「世の光」2018.7.25放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 

 

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