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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■銀を支払った / 福井 誠

2018年08月22日 | Weblog
2018/7/18放送


世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「銀を支払った」です。 創世記の23章16節から読んでみましょう。
アブラハムはエフロンの申し出を聞き入れた。アブラハムはエフロンに、彼がヒッタイト人たちの聞いているところでつけた価の銀を支払った。それは商人の間で通用する銀四百シェケルであった。」(新改訳2017)

 アブラハムと長く連れ添った妻のサラが死んだ時のお話です。アブラハムは妻サラを葬ために土地を求めました。

 それまで半遊牧民族的な生活をしていたアブラハムでしたが、ここで初めて当時の法律にのっとって、神様の約束の地に自分の土地を求めたのです。アブラハムが妻を葬ったヘブロンは今日、エルサレムの南南西30キロ。海抜約1000メートルの丘陵地帯に位置しています。元々はキルヤテ・アルバと呼ばれ、水が豊かでぶどうの名産地となっている所ですね。アブラハムの時代には、ヘテ人が住んでいました。そこでアブラハムはその地に住むヘテ人エフロンから銀400シェケルでその墓地となる土地を買ったと言います。

 シェケルは当時の通貨の単位ですが、今日の単位に換算すると大体4,552キログラム。これは驚くべき高額です。当時アブラハムは裕福であったとされますが、裕福なアブラハムにとってもかなりの高額であったと考えられています。しかしアブラムはそこで少しも値切っていませんね。しかもエフロンは初めそれをただで差し上げるとアブラムに申し出ています。何と儲けものではないかと思われるような出来事ですが、アブラハムは相当な値段でその土地を得ようとしました。人は損得を考えやすいものです。常に得したいと考えています。しかしそれが間違いの元なのでしょう。最愛の妻サラを葬るのに、ふさわしい土地、ふさわしいお金をかけている。たとえ善意から出た特になるような話があったとしても、なすべき正しいことを優先していく。

 そんな人柄を持っていきたいものですねえ。さりげなく人間のあり方を語っている聖書にもっともっと親しんで、神様にも人にも愛されていく歩みをさせていただきたいものです。

(PBA制作「世の光」2018.7.18放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 

 

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