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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■呼び求めよう / 関根弘興

2017年11月10日 | Weblog
2017/10/6放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。
  
私たちの人生が豊かになるために必要なものは衣食住の他に少なくとも三つあると言われます。

 一つは愛情です。人は誰からも愛されていないと感じたら生きて行くことは辛くなってしまいますね。人は愛されることによって安心し、愛することによって満足するんです。
 二つ目に必要なのは所属です。自分がどこに属しているかということですねえ。もっとくだいて言うならば、自分の居場所があるかということです。人は自分の存在を認めてもらえないとやはり生きて行くことは辛いですね。

 三つ目に必要なのは自己尊敬ということです。これは自分がしたことで相手が喜んでいる姿を見るとどうでしょう。嬉しくなりますよね。人の心の中には誰かの役に立ちたいという思いがあるからなんです。人は自分の存在が何かの役に立っているという自己尊敬をもって生きていきたいって言う願いがあるんですね。

 さて、新約聖書の中に、バルテマイという人が紹介されています。彼は目が不自由で、町外れに追いやられてしまっていました。彼は自分が愛されず、自分の居場所などないと感じていた人でした。そんなバルテマイの前をイエス様がお通りになった時のことでした。バルテマイは大声で周りの制止を振り切って、こう叫んだんです。「ダビデの子のイエスさま。私をあわれんでください。」(マルコ 10章47節) 彼は叫び続けました。 この「ダビデの子」という呼び方は救い主を表すことばなんですね。彼は、「救い主イエス様。私を憐れんでください。」と叫んだんです。するとイエス様は、「わたしに何をしてほしいのか。」(マルコ 10章51節)と尋ねたんです。バルテマイは「目を見えるようにしてください。」と答えました。するとイエス様は「さあ、行きなさい。あなたの信仰があなたを救ったのです。」(マルコ 10章52節)と言われたんです。すると彼は見えるようになり、イエス様と共に歩む者となっていきました。

 このバルテマイが叫んだ「あわれんでください」とは、「救ってください」という心からの叫びだったんです。イエス・キリストはあなたを決して無視されるお方ではありません。心から叫び、求める者を助け、あなたの歩むべき道を導いてくださるお方です。

 聖書のことばをお聴きください。これは旧約聖書のことばです。

 ヨエル書2章32節
 「主の名を呼ぶ者はみな救われる。

 どうでしょう。単純にイエス・キリストの御名を呼び求めてみてはいかがでしょうか。

 (PBA制作「世の光」2017.10.6放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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