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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■互いに誠実を尽くし / 福井 誠

2017年11月01日 | Weblog
2017/9/27放送

今日のバイブル・メッセージは「互いに誠実を尽くし」です。ゼカリヤ書7章9節、10節を読んでみましょう。

 万軍の主はこう仰せられる。
 「正しいさばきを行ない、互いに誠実を尽くし、あわれみ合え。
  やもめ、みなしご、在留異国人、貧しい者をしいたげるな。
  互いに心の中で悪をたくらむな。」


 ゼカリヤは先週読んだハガイと同じ時代を生きた預言者です。ちょうど紀元前536年に始まった神殿の再建が、近隣の諸民族によって妨害されて中断し、エルサレムに帰ってきたユダヤ人たちが無気力の最中に置かれていた時のことですね。

 神はそんなユダヤ人に預言者ハガイとゼカリヤを興して慰めと励ましを与え、困難と妨害の中て神殿再建を再開するように導かれるのです。更に、今日の聖書箇所ではバビロンから代表団がやってきて信仰的なことで神の導きを求めていますね。つまり、エルサレムが再建されようとしている今、かつてのエルサレム破壊を覚えるために始めた断食 ---食事を断つ宗教的な行為--- を続けて守る必要があるのかどうか、相談にやってきているのです。ユダヤ人はバビロンの地でエルサレムが陥落した日からもう60年以上もその敗戦記念日と言うべきものを断食すべき聖なる日と定めて守ってきました。

 神様のお答えは、何のために断食をするのかよく考えるように。断食の基本姿勢を問うものでした。そしてユダヤ人は断食という儀式を守ってきたかもしれませんが、それは一人よがりな自己満足的なものだったのではないか、と指摘しています。断食は深い悔い改めをもって神の前に謙り、新しい人生に神の力を求めるために行われるものです。失ったものを悔やんで過ごすことではなく、なぜ失ったのかを覚えてその反省のもとに新しい歩みをするために行われるのですから。断食から新しい人生が生まれてこなければならないのです。

 信仰は宗教儀式を守ることが中心なのではなくて、私たちの日々の一瞬いっしゅんの生活が変わっていくことこそ重要です。キリストにある新しいいのちが私たちの中で育って、人生が新しくされていくことをこそ求めて歩みたいものです。

(PBA制作「世の光」2017.9.27放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 

 

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