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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■敵意を抱いている / 福井 誠

2014年02月06日 | Weblog
2014/2/6放送



 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「敵意を抱いている」です。それでは第二サムエル記14章の1節から読んでみましょう。

 「ツェルヤの子ヨアブは、王がアブシャロムに敵意をいだいているのに気づいた。

 先週、私たちはダビデ王の息子アブシャロムが自分の妹のことで兄弟に復讐を謀り、王の怒りを買ってエルサレムから追放されたことを知りました。その後、王の部下ヨアブはダビデが依然としてアブシャロムを赦さず敵意を抱いていることに気づくのです。そこでヨアブは何とかダビデの敵意を解消し家族を和解させようと一計を案じました。その結果、遠くゲシュルに追放されていたアブシャロムはエルサレムに引き戻されることになったのです。しかしその後アブシャロムは自分の家に帰ってきただけで王と会うことはできませんでした。それは表面的な和解に過ぎなかった訳ですねえ。

 先にダビデの罪に気付いて動いた預言者ナタンとヨアブのしたことの差をここで考えさせられます。つまりナタンはダビデの心にある罪を指摘し、その悔い改めを求めました。しかしヨアブが求たことは悔い改め抜きの和解です。人間的なムードの回復でした。

 確かに誰もぎくしゃくした人間関係が続くのは耐えられないものでしょう。そこに表面的には平和的なムードを作っても相変わらず心の中にある恨みや憎しみ、敵意を解決しなければテーブルの下での足の蹴り合いが続くのです。敵意まで深まった問題はやはりそれぞれが神の前に立ち真に悔い改めることがなければ決して根本的な解決にはならないのですね。人間は完全ではありえないし、一生涯、罪人の愚かさを背負って生きている所があります。だから何かのきっかけで、あいつは何だ、と敵意を抱く、憎しみを抱く、ということがあるのは仕方が無いことでしょう。

 しかしそういう問題をはっきりと感じた時には、神の前に悔い改める、その心を癒していただく、そうして初めて本当の心の平安・喜び・和解も起こり得るのだと分かっていきたいものですね。人間の罪の深さを覚えて、神の力によって心を変えられていく歩みを大事にしていきたいものです。

(PBA制作「世の光」2014.2.6放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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