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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■ぬれ衣 / 板倉邦雄

2014年02月12日 | Weblog
2014/2/12放送

世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「濡れ衣」という題でお話ししましょう。濡れ衣とは濡れた衣服のことです。濡れた衣服を着ていれば気持ちが悪いですねえ。そこから濡れ衣とは「無実の罪を着せられる」という意味になりました。青年ヨセフは濡れ衣を着せられたことになります。創世記の39章の続きです。

 さてヨセフの仕えていたご主人の奥さんはヨセフの上着を手元に置き、その夜夫が家に帰ると昼間の出来事を話しました。「家で仕事をさせていらっしゃるあのヘブル人の奴隷ですけどねえ、今日私にひどいことをしようとしたのよ。大声を上げたから助かったものの、でなかったらどうなったか分りません。あの男ったら慌てて上着を残したまま逃げ出したりして。これがその上着!」 心の中で舌をぺろっと出したでしょうか。すると夫はかんかんに腹を立てたのは言うまでもありません。真相を良く調べもせず、すぐさまヨセフを捕えて牢に放り込んでしまいました。王様の囚人が入れられる牢でした。
 それにしても自分の家の全財産を委ねるほどにヨセフを信頼しきっていた主人です。妻の言動には日頃手を焼いていたことでしょうから、妻のことばを鵜呑みにはしなかったでしょう。しかし真相を調べたとしても「あなた! 妻の私の言うことよりも奴隷の男の言うことを信じるの?!」とヒステリックに言われたら面倒くさくなるのを避けたのでしょうかねえ。「ヨセフ、ごめん!」ですかねえ。しかし神様は牢の中でさえヨセフと共に居て何かにつけて良くしてくださったのです。それでヨセフは看守長のお気に入りになりました。この男なら大丈夫と見抜いた看守長はやがて牢内の管理の一切をヨセフに委ねることにしました。囚人全員の面倒をヨセフが見るのです。万事ヨセフが取り仕切ったので看守長は何の心配もなくなりました。神様が共に居るということはどんな時でもたとえ濡れ衣を着せられた中でも守られ支えられ人々の信頼を勝ち取ってゆくのです。

 聖書のことばです。
 神は、神を愛する者たち、すなわち、ご計画に従って召された者たちと共に働いて、万事を益となるようにして下さることを、わたしたちは知っている。
   ローマ人への手紙8章28節

(PBA制作「世の光」2014.2.12放送でのお話より )

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