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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■主が決めておられた / 福井 誠

2014年02月27日 | Weblog
2014/2/27放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「主が決めておられた」です。

 では第二サムエル記の17章の14節から読んでみましょう。
 アブシャロムとイスラエルの民はみな言った。「アルキ人フシャイのはかりごとは、アヒトフェルのはかりごとよりも良い。」これは主がアブシャロムにわざわいをもたらそうとして、主がアヒトフェルのすぐれたはかりごとを打ちこわそうと決めておられたからであった。

 父のダビデ王に謀反を起こしたアブシャロムは、父ダビデを完全に葬り去ろうとしていました。もはやアブシャロムの心に家族愛はありませんでした。

 そこでアブシャロムは優れた家臣のアヒトフェルに助言を求めるのです。どうやって父ダビデを追い詰めるのか、アヒトフェルの助言は簡単でしたが最も的を射たものでした。ダビデがまだ弱く体制が整っていない状況を捕えて即座にダビデを打て、という訳です。当時アヒトフェルの右に出る者は居ないというほどにアヒトフェルの助言は的確で恐れられていました。

 しかしアブシャロムはどういう訳かそこでもう一人の家臣フシャイの助言に関心を持ちます。フシャイは別の意味で巧みな家臣でした。つまりアヒトフェルの的確な助言をことば巧みに否定し、人心を捕えたからです。アブシャロムはまんまと乗せられて優れたアヒトフェルの助言を退けてしまったのです。

 聖書の著者はこの出来事を解説して言います。アヒトフェルの謀り事は確かにフシャイの謀り事よりも優れていた、と。彼の右に出る者は居なかった、と。しかし神がアヒトフェルの謀り事を打ち壊そうと決めておられたので、その優れた助言が採用されないようになってしまった、と言うのです。

 すべてを支配し、ご自身の御心を成し遂げられる神の存在を思わされるところですねえ。私たちは物事は能力ある人間の手によって動いていくのだと考えがちです。しかし神はそんな力ある人間の能力を封じ込めることもお出来になります。人間の謀り事を越えて、正しいことを貫かれる神の大いなる力に望みを置いて生きるなら、どんな人生も諦める必要はないと言えますね。助けてくださる神を信じましょう。

(PBA制作「世の光」2014.2.27放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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