♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■改心? 回心? / 岩井基雄

2014年02月21日 | Weblog
2014/2/21放送

 世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。今日もちょっと分りにくいキリスト教用語を学んでみましょう。

 今日は愛知県豊橋市の小池やすとしさんよりリクエストがあった質問です。こんなお便りでした。
 「日本語には改心--改める心--ということばがあります。しかしキリスト教では回心--回る心--と書くそうですね。例えばサウルの回心など。キリスト教用語ではなぜ改心ではなく回心なのでしょうか。」という、小池さん良い質問を本当にありがとうございました。

 ご指摘の通り日本語で通常使われる改心--改める心--は英語では reforming リフォーミングと訳され、改めるという意味を強調しています。一方、キリスト教が使う回心--回る心--は英語では方向転換と意味を持つ conversion コンバージョンと訳され、方向を変えて神に向かう、神との関わりが整えられるという意味があるようです。

 また仏教用語にも回る心と書いて回心(えしん)ということばがありますが、同じように自分の罪や弱さに気づき、真理へと心を向けるというそのような内容を含んでいるようです。

 神様との関わりが整えられるという回る心、回心が与えられて神様によって私たちの心が変えられていくという、改められるその改心が与えられていくのですね。

 聖書の中には次のようなことばがあります。
 「神のみこころに添った悲しみは、悔いのない、救いに至る悔い改めを生じさせますが、世の悲しみは死をもたらします。ご覧なさい。神のみこころに添ったその悲しみが、あなたがたのうちに、どれほどの熱心を起こさせたことでしょう。」 新約聖書 コリント第二の手紙7章10節、11節

 単なる悲しみや後悔にとどまらず神との関わりを正す方向に向かう、救いに至る悔い改めは、更にすべての面で神に方向を向け神と共に歩むことを意味し、それはいのちに向かう回心・悔い改めを示しているのでしょうね。

 聖書のことば
 「(神)は、あなたがたに対して忍耐深くあられるのであって、ひとりでも滅びることを望まず、すべての人が悔い改めに進むことを望んでおられるのです。」 新約聖書 ペテロ第二の手紙 3章9節

 あなたも自分の愚かさ、罪を認め、方向転換をして神に向かう者、神に立ち帰る者とされて行きませんか? 

  (PBA制作「世の光」2014.2.21放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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