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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■祈り / 山中直義

2012年02月21日 | Weblog
 2012/2/21放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、山中直義です。

 祈りとは何でしょうか。イエス・キリストがお教えになった主の祈りという祈りがあります。
 「だから、こう祈りなさい。『天にいます私たちの父よ。御名があがめられますように。御国が来ますように。みこころが天で行なわれるように地でも行なわれますように。私たちの日ごとの糧をきょうもお与えください。私たちの負いめをお赦しください。私たちも、私たちに負いめのある人たちを赦しました。私たちを試みに会わせないで、悪からお救いください。』」(マタイの福音書6章9節~13節)

 聖書が教えている祈りというものは単なる自己実現や願い事をかなえるためのものではありません。人の思いをはるかに超えた神様の素晴らしさを実際の生活の中で喜びと感動を持って体験する、そのために祈るようにと聖書は教えています。特にこの冒頭の一行、「天にいます私たちの父よ。御名があがめられますように。」ということばにこのことが集約されています。

 この箇所を直訳すると次のようになります。「天にいます私たちの父よ。あなたの御名前が聖なるものとされますように。」 名前というものはその存在のすべてを指すものとして聖書では使われています。ここでは「神様のすべて、神様ご自身が」ということだと言えます。そして「聖なるものとされる」というのは、特別なものとしてとりわけられるという意味があります。「神様ご自身が特別なお方、人間の思いを超えたお方として取り分けられますように。」 これが祈りの本質だと聖書は教えています。

 天におられる父なる神様が、どれほどの知恵と力に満ちておられるか、そしてどれほどに私たちを愛し、思いやり、大切にしようとしていてくださるか、そのことを日々の歩みの中で喜びと感動をもって体験する、それこそが祈りの本質・目的である、そして他の何物にも変えられない特別な喜びであると聖書は教えているのです。

 「私の日々の歩みの中で神様が特別なお方とされ、私が神様を心から喜び、感謝と感動に満ちて生きることができますように。」 どうかあなたもそのように祈って見てください。その時あなたの心にも喜びと感動が訪れます。

    (PBA制作「世の光」2012.2.21放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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