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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■イスラエルの祭り / 羽鳥頼和

2012年02月11日 | Weblog
2012/2/11放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 羽鳥頼和です。

 旧約聖書の申命記16章にイスラエルの民が行うお祭りについて記されています。神様はイスラエルに、「あなたの神、主の前で、あなたの神、主が御名を住まわせるために選ぶ場所で、喜びなさい。」(11節)と言って、年に3回の祭りを行うように命じました(16節)。その祭とは、過ぎ越しの祭り、七週の祭り、そして仮庵(かりいお)の祭りです。

 祭りには目的がありました。それはまずイスラエルの民の歴史を振り返る事でした。そして歴史の中で神様がしてくださった素晴らしい御わざと自分たちの失敗を思い出すのです。そうすることによってイスラエルが神様に感謝し、神様を喜ぶと共に、これからも自分たちは神様に信頼し従っていく決意を新たにすること、これが祭りの一番の目的でした。

 七週の祭りはエジプトで奴隷であったことを覚えるため、過ぎ越しの祭りはエジプトで奴隷であったイスラエルを神様が救い出されたことを覚えるため、そして仮庵の祭りはエジプトを脱出したあと40年間荒野を旅したことを覚えるためでした。イスラエルはこれらの祭りを守ることによって神様を覚え、神様に感謝し、神様に信頼し、神様に期待する民となることができたのです。

 そしてもう一つ興味深いことは、神様はこれらの祭りを「あなたは、あなたの息子、娘、男女の奴隷、あなたの町囲みのうちにいるレビ人、あなたがたのうちの在留異国人、みなしご、やもめとともに、・・・、喜びなさい。」と命じられたことです。

 レビ人は祭りなど様々な宗教儀式のために働く人々です。そのような人たちと奴隷たちと祭りを楽しむように神様は命じています。神様は奴隷をこき使われ家畜同然に扱うのではなく家族同然に扱うように命じているのです。また社会の中で見捨てられてしまいやすい在留異国人そしてみなしごとやもめを積極的に家族の一員のように扱うよう命じています。旧約聖書のレビ記19章18節で神様は「あなたの隣人をあなた自身のように愛しなさい。」と言われました。神様は昔も今も愛の神なのです。

 キリスト教会もこの命令を神様からいただいています。教会はあなたを家族の一員のように歓迎してくれるはずです。ぜひ教会にいらしてください。

 ( PBA制作「世の光」2012.2.11放送でのお話より )

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