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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■すべてを益に / 関根弘興

2012年02月13日 | Weblog
2012/2/13放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。新約聖書ローマ人への8章28節のことばを紹介しましょう。

  「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。


 このことばは神様を愛する一人一人に約束された素晴らしいことばです。それはすべてのことを働かせて益としてくださるという約束なんですね。マイナスにしか思えないような出来事さえも神様は益としてくださるというんです。この益とされるということばは善という意味です。英語だとグッドですね。神様はすべてを働かせてあなたの人生を良きにしてくださるグッドなものにしてくださるんだという約束です。

 私の個人的なことになりますが、私は神学校卒業後26歳で新しく牧師としてですね教会を始めることになりました。若いですから何でもできると考えたんです。そして何をやってもうまくいくだろうと思っていました。しかし結果はその逆で、何をやってもうまくいかないんですねえ。私の計画では神様はきっとすぐに人を集め、教会は大きくなり、3年もたてば立派な教会になっていると思っていました。

 しかし牧師としてスタートした3年後、私は惨めで失敗の連続で、もう何をやってもうまくいかないものですから、もう牧師をやめようかと考えていたんです。新しく教会を始めた訳ですから、人が集まらないと空しいわけですよね。でも人が集まらない。説教を準備しても何となく空しく響いているだけのように感じました。ですからその当時、私は毎週書店に行って、週間就職情報誌を買い集め、焦りと自己憐憫の中で過ごしていたんです。

 そんな重い日々が続く中、神様は聖書のことばを通して私を励まし支えてくださったんです。それは私の心に「わたしはあなたの廃墟を立て直す。」(参照 エゼキエル36章33節、アモス9章11節)という神様の約束のように響いてきました。

 人は思うようにいかない現実にいる時には、どうしてこのような状況が益に変えられるだろうと思います。でも神様は、私たちが挫折し気落ちしているその時に大切な励ましの約束を聖書のことばを通して与えてくださるんです。失敗や挫折すらも益と変えてくださる神様がいてくださるんですね。

 私にとって牧師をやめようと考えていたあの時から、もう26年経ちましたが、しかし今確かに神様はすべてのことを働かせて益としてくださる方だと歳を増すごとに確信させられています。神を愛する人々に神様はすべてのことを働かせて益としてくださるのです。

  (PBA制作「世の光」2012.2.13放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


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