■ノアの旅立ち ／ 板倉邦雄

2012/2/8放送

　世の光の時間です。いかがお過ごしですか？　板倉邦雄です。今日は「ノアの旅立ち」という題でお話ししましょう。

　人生には再出発の時があります。人生は繰り返すことはできませんが、やり直すことはできます。ノアとノアの家族そして動物たちの再出発の時が来ました。ノアは601歳。1月1日です。旧約聖書の創世記8章の続きです。

　まずノアの旅立ちの第一歩は箱舟を出ることでした。しかしノア一人の旅立ちではありません。「あなたの妻と子供、子供たちの妻と共に」でした。とかく人生の再出発とか旅立ちと言いますと、妻子を残して自分一人ということがありますね。とかく大災害の後というものは家族が固く結ばれてゆくという場合もありますが、逆に家族の絆が失われてゆく機会にもなります。しかし神様は大洪水の後、ノアの再出発に当たって、家族と共に生きること、動物と共に生きることを願っていました。

　次にノアは旅立ちに当たり、主なる神様を礼拝したのです。ノアは石の祭壇を築いて、動物と鳥の全焼の供物をし、感謝の祈りを捧げました。

　最後に、主なる神様はノアの旅立ちを祝福してくださいました。ここを朗読いたします。

　主は・・・、心に言われた、「わたしはもはや二度と人のゆえに地をのろわない。人が心に思い図ることは、幼い時から悪いからである。わたしは、このたびしたように、もう二度と、すべての生きたものを滅ぼさない。 地のある限り、種まきの時も、刈入れの時も、暑さ寒さも、夏冬も、昼も夜もやむことはないであろう」。(創世記 8章 21、22節 口語訳聖書)

　神様の太っ腹、豊かな恵みを感じることばですね。ノアとその家族の神信仰によって今の私たち人類がすべての動物たちと共にここまで続いてきたということです。主なる神様はたった一人の信仰者とその家族を通して、この世界とすべての生き物を救い、再出発させてくださるのです。

　聖書のことばです。
「信仰がなくては、神に喜ばれることはできない。なぜなら、神に来る者は、神のいますことと、ご自分を求める者に報いて下さることとを、必ず信じるはずだからである。」
　ヘブル人への手紙11章6節　(口語訳聖書)

　( PBA制作「世の光」2012.2.8放送でのお話より )

　

******

　さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書
通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくは
PBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっ
そり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大
抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なし
でもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹
介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

******

このサイトは　URL名として　
http://yonohikari.biblica.info　
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。