♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■ただ一つの必要なこと  / 山中直義

2012年02月14日 | Weblog
 2012/2/14放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、山中直義です。

 何となくバタバタと忙しくストレスとイライラがたまってしまう。そんな時に必要なことは何でしょうか。新約聖書ルカの福音書10章にこんなエピソードがあります。

 さて、彼らが旅を続けているうち、イエスがある村にはいられると、マルタという女が喜んで家にお迎えした。彼女にマリヤという妹がいたが、主の足もとにすわって、みことばに聞き入っていた。ところが、マルタは、いろいろともてなしのために気が落ち着かず、みもとに来て言った。「主よ。妹が私だけにおもてなしをさせているのを、何ともお思いにならないのでしょうか。私の手伝いをするように、妹におっしゃってください。」 主は答えて言われた。主は答えて言われた。「マルタ、マルタ。あなたは、いろいろなことを心配して、気を使っています。しかし、どうしても必要なことはわずかです。いや、一つだけです。マリヤはその良いほうを選んだのです。彼女からそれを取り上げてはいけません。」 (38節~42節)

 あのマルタはイエス様のために懸命に働こうとしました。自分の所に来てくださったイエス様に恥をかかせたくない、精一杯お仕えしたい、
そんな気持ちだったのだと思います。ですがマルタはいつの間にか給仕そのものに仕えるようになってしまい、イエス様のことばを聞く事をないがしろにしてしまいました。

 私たちも時に働くことそのものが人生の目的になり本当に大切なことをどこか忘れてしまっている、そんな本末転倒な生き方をしてはいないだろうかと思わされます。

 神様が喜んでくださることそして私たちに何よりも必要なことは、あのマリヤのようにじっくりと心をこめてイエス様のことば、聖書のことばに耳を傾けることだと聖書は教えています。神様は私たちに心をこめて語りかけていてくださいます。その神様にしっかりと耳を傾けるそのときにこそ私たちの心には深い喜びと活力が与えられ私達は平安のうちに生きることができます。

 どうでしょうか。忙しく動かしているその手を休め、あなたもじっくりと聖書を読んでみませんか。

    (PBA制作「世の光」2012.2.14放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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