♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■失敗から学ぶ宝の経験

2009年07月17日 | Weblog

世の光の時間です。 お元気ですか? 岩井基雄です。 

 突然ですが、もし人生の消しゴムがあれば消してしまいたいような過ちや失敗をあなたはなさったことがあるでしょうか。

 失敗について、映画俳優のトム・ハンクスは次のように語っています。 「懸命に努力したのに振るわなかった作品の方が得るものは多い。 見た目には失敗でもね。」 またプロゴルファーのボビー・ジョーンズも「勝利から学んだことは一つもないが、敗北からは多くを学んだ。」と語っています。 考えさせられますねえ。 私たちも成功の経験よりも失敗の中から多くのことを学んでいるのではないでしょうか。 

 さてイエス・キリストの十二弟子の中でリーダー的な存在はペテロでした。 イエス・キリストが苦難に遭うことを語られた時、彼は「主よ。ごいっしょになら、牢であろうと、死であろうと、覚悟はできております。」(ルカの福音書 22章33節)と語ったのです。 しかしイエスはこう語りました。 「ペテロ。あなたに言いますが、きょう鶏が鳴くまでに、あなたは三度、わたしを知らないと言います。」(ルカの福音書 22章34節) その後、イエスが語られた通りのことが起きてしまったのです。

 ペテロはイエスを三度「知らない」と言ってしまいました。 人間は本当に弱い存在です。 そして自分に自信がある時にこそ、そこで大きな失敗をして自分の弱さを痛感するのではないでしょうか。

 しかし後日イエスは、そのペテロに尋ねられました。 「あなたは・・・わたしを愛しますか。」(ヨハネの福音書 21章15節)、「あなたはわたしを愛しますか。」(16節)、「愛しますか。」(17節)と三度です。 ペテロは自分の失敗を思い起こしたでしょう。 しかし彼はそんな自分を受け入れ、失敗したにもかからず心から愛してくださるイエスの愛を知りました。 自分の失敗を本当に認め、悔い改めた時にこそイエス・キリストの本当の愛を知ることができるのですねえ。 

 あなたも神様の前に自分の過ちや失敗を正直に認め、そこに溢れている神様の愛を受け取りませんか? 自分の罪を正直に認める時にこそ神様の本当の愛を心豊かに受けとることができるのです。 

 ではまた聴いてください。 

   (PBA制作「世の光」2009.7.17放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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