♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■心を手入れする

2009年07月02日 | Weblog
世の光の時間です。 いかがお過ごしでしょうか。 福井 誠です。

 今日のバイブル・ルッセージは「心を手入れする」です。 それでは聖書の中のヤコブの手紙1章21節から読んでみましょう。
 「ですから、すべての汚れやあふれる悪を捨て去り、心に植えつけられたみことばを、すなおに受け入れなさい。みことばは、あなたがたのたましいを救うことができます。

 私の隣の家には小さな庭があります。 庭の真ん中から少し外れた所に錆びた鉄の器があって、つつじなど様々な種類の木が秩序正しく並び、よく手入れされていました。 何となく古風で小奇麗な雰囲気がありました。 いつも人気がなく、しーんと静まり返っていましたから、いつ手入れをしているのだろう、と不思議でした。 あるいは手入れをしなくてもよい庭もあるのかもしれない、とも思いましたが、そうではありませんでした。 隣の家の人がひょっこり現れて、こんど引越しをするということで挨拶に見えられたのです。 そして数日経つと、たちまちその庭は大変な雑草で覆われて、まるでジャングルのようになってしまったのです。 私たちが見ていない間にいつも丁寧に手入れをしていたのだと改めて思わされた出来事でした。 

 私たちの心も同じで、綺麗な心の人というのは毎日心の雑草を丁寧に手入れしているものなのではないでしょうか。 

 ヤコブは二つのことを勧めています。 一つは、「すべての汚れやあふれる悪を捨て去り」なさい、ということ。 「捨て去る」というのは、もともと服を脱ぎ捨てる意味で使われたことばです。 けがれた服を脱いで素っ裸になるように、ねたみや憎しみ、嘘、偽りの思いを捨て去ることですね。 

 それからもう一つ勧められているのは、心の真ん中に植えつけられた神のことばを受け入れなさい、ということです。 いくら雑草を抜き去っても、何もない所には何も生えないものです。 何かが植えられていればこそ、その植えられたものを引き立てるように手入れをしていくことに意味があります。 神を信じて聖書を読む人の心には神のことばが生きています。 聖書のことばが私たちの人生で引き立つように(と)、悪いものを脱ぎ捨てて生きていくなら、誰でも美しい心を保って生きることができるのではないでしょうか。 

  (PBA制作「世の光」2009.7.2放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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