中浦和“ふうるふうる”のたらです。
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今朝の東京新聞一面に、原発関連の試算が出ていました。もうびっくり。
では「14歳からの原発問題」の続き、これで最後です。
●第3章 なぜ日本に原発ができたのか ――社会学者・開沼博さんに聞く
――気になるのは原発がある地域の人たちですが、スリーマイルやチェルノブイリの事故を見て、反対運動が起きたりはしなかったのでしょうか。
それがならなかった。というのは、もう原発なしでは生きていけないような状況ができてしまっていたというのが一番大きいと思いますね。もし原発がなかったらどんどん過疎化が進んでいた。そういう中では「原発をなくす」なんて誰も言えない状況が既にできていたんです。具体的にいうと、三分の一から四分の一は何らかの形で原発に関連している職についている。
住民の生活を原発に依存させて、それを楯にとって原発存続が正しいという意見があるけど、だからこそ原発にかわる事業の立ち上げが必要だよね。再生可能エネルギーやエコ関連事業で充分雇用が生み出せるという試算が出ているよ。
●第7章 「総被爆時代」に立ち向かうために ――映画監督・鎌仲ひとみさんに聞く
(鎌仲監督による未来のエネルギーについて考える映画「ミツバチの羽音と地球の回転」で取り上げられている)住民たちの激しい反対に遭いながらも、それを無視して進められる中国電力の上関(かみのせき)原発建設計画。そんな横暴としか言いようがないやり方がまかり通る日本の状況と対照的に取り上げられるのが、スウェーデンの取り組みだ。
映画を見て驚いたのは、スウェーデンの男性が「環境にいい電気を選べばいい」と当たり前のように主張していることだった。
(鎌仲監督による、核燃サイクルという日本のエネルギー政策の根幹に切り込んだドキュメンタリー)「六ヶ所村ラプソディー」でもっとも怖かったのは、角砂糖1個くらいのプルトニウムで2000万人くらいが死ぬ、という小出裕章(こいでひろあき)助教の話だった。角砂糖6個分で、日本列島を全滅させるほどの猛毒・プルトニウム。
(小出)私はもんじゅをゾンビと呼んでいるんです。もう死んでいる。だけどゾンビとして置いておかないと六ヶ所村の再処理工場を動かす理由がない。再処理工場を建てるのにどれだけかかっていると思いますか。しかも六ヶ所村ではプルトニウムより簡単なウランの実験をして大失敗している。でも失敗したことを認めないオヤジどもがいる。
その「オヤジども」というのはもちろん、原発利権でボロ儲けしたい「原子力ムラ」周辺の人々や原発を推進してきた/今もしている政治家たちだ。
私は原発廃止に賛成。
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