『今日もごちそうさまでした』(角田光代 新潮文庫)に、皮付きタケノコを送ってくれた知人が椿の葉を一緒に煮ればあくが取れるからと椿の葉も同封してくれたので、一緒に煮たら本当にあくがとれたので驚いたとの記述があった。
検索してみたら、けっこうそのやり方が載っていて、タケノコ1本に椿の葉3枚ほどでいいらしい。タケノコの大きさにもよるだろうけど。
で、いちばんいいのは、米ぬかで煮てあく抜きすると鍋に米ぬかがはりついてしまって洗うのが大変だけど、椿の葉ならその手間がないってこと。
椿の葉が手に入るならやってみたいと思ったのであります。
大根おろしでタケノコのあくを抜く方法も画期的だと思ったなあ。考え出したのは日本料理店「分とく山」(わけとくやま)の野崎料理長らしい。
大根おろしの絞り汁を同じ量の水で薄め、塩を加えて(大根おろし絞り汁200mlに対して塩小さじ1ほど)、皮をむいて料理するのに適した大きさに切ったタケノコを1~2時間つけるだけ。料理に使うなら1分~2分ほどゆでればいいし、鮮度が良いタケノコなら、薄切りにして大根おろし液に浸けるだけで刺身として食べられるって。
いろんな方法があるもんだねえ。