ふうるふうる・たらのあんなことこんなこと

いろんなできごとを面白がってしまおうと思っています。
日常のあれやこれや記事です。

このところ飲んだ日本酒さんたち

2011-11-29 09:44:34 | おいしい

中浦和“ふうるふうる”のたらです。
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左から、
「鳳凰美田(ほうおうびでん) 発泡生酒」(活性酒・純米吟醸新酒・無濾過本生 栃木県小山市 小林酒造)
 すごく元気な泡立ち。

「三連星(さんれんせい) 無濾過生原酒 純米酒」(滋賀県甲賀市 美冨久酒造) 
 夜中に台所に行ったら何かがぼうっと光っててびっくり。「出たか?!」と思ってよく見たら、ラベルの「三連」が光っていました。星だから蛍光印刷にしたんだね。上のラベルに「吟吹雪」と入っているのは、使用米が滋賀県産の吟吹雪だからかな。

「獺祭(だっさい) 発泡にごり酒50」(山口県岩国市 旭酒造)
 とっても嬉しいありがたいことがあったのでこれでお祝いしました。かなり大きな音がして栓が吹っ飛ぶのがちょっとこわいんだけど、だからこそ日本酒のシャンパンみたいでお祝いにぴったり。

「月見純米」(純米原酒 愛媛県西条市 成龍酒造)
 森田商店のヨウコさんが、「このお蔵さんはこのお酒を、“みたらしだんごを食べながら飲んでほしい”とおっしゃってました」と教えてくれました。ちょうど、島根県井上醤油店から“みたらしだんごみたいな味がする醤油メレンゲ”の「ころん」を購入していたので、グッドタイミングでした。
 それをK君に話したら、「だんご食いながら酒飲みたくなんかねーよ」だと。
 でもね、「コロン」をつまみに飲んだらね、「お正月はいいもんだ 雪のようなまま食って 油のような酒飲んで 木っ端のようなもち食って お正月はいいもんだ」という歌の意味がしみじみわかったような気がしたよ。
 米のメシ食いながら酒飲むなんて、ほんとに贅沢な、年に1回くらいの喜びだったんだね。

 いい日本酒を置いているお店のことなどをあるかたに話していたら、「打ち込めることがあって、命をかけられることがあっていいですね」と言われました。皮肉じゃなくて本気で。
 命なんてかけてませんからー。
 打ち込んでるわけじゃないですからー。
 単に、自分の口に合う、おいしいと思えるお酒をたまーに飲んで喜んでいるだけですからー。

あれは単なるアホバカネエチャンですからー。
ボクより脳みそが少ないですからー。


こたつに負けた

2011-11-28 09:13:29 | 犬猫

中浦和“ふうるふうる”のたらです。
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 幸太君がおこたから出てこない。
 寒さに備えておこたを出したら、まだスイッチを入れていないのにごはんとトイレ以外24時間こもりっきり。
 ちょっと寂しいじゃないのさ。
 四方向が閉じてて暗いのが好きなんだねえ。やっぱり猫だねえ。

                 ↓ 幸太君のお住まい

 幸太君のおなかの湿疹ですが、エサを「低分子プロテイン」にかえたら出なくなりました。よかった!

 
 日向ぼっこが好きな犬さん、寒くなったからさすがに道路で寝るのはやめたかなあと思ったら、相変わらず。



 お座布団を用意してもらっているのに、やっぱり道路で寝てる。
 近くで見たら、お座布団の柄が猫さん。なんとなーくウフフ。


「飯の為ならなんでもするズラ!」きゃっほー

2011-11-23 14:38:20 | 本や言葉の紹介

中浦和“ふうるふうる”のたらです。
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 書店から入荷連絡を受けたとたんにダッシュして、やっと手にいたしましたぞえ。
 ハルトさま、ご高覧を。

ウム、もっとちこうへ。

はっ。

なんじゃこれは。
アホネエをますますアホにしているあのブログが本になったじゃと。
うーむ……。ブログより上品ではないか。
信者どものアホコメントがないではないか。

それはその、やはりお子ちゃまからペケペケに片足を突っ込んでいるかたまで幅広くお読みいただくにはマイルドさが必要かと。
それに、ページと価格の関係上、信者どもよりはやはりクソ犬殿をメインにせねばならないのではと推察つかまつりまする。
お言葉ではござりまするが、これでも大笑いするには充分以上ではと……。

ほほ、さようであるか。
それではわれはゴン太郎とやらと正反対の“上品、謙譲、優雅、知性、美貌、従順な召使い”がアピールポイントのすてきなヒーローとして、とても高雅な書物を出さざるをえまい。
さ、はよう、わが美貌を表紙用に撮影するのじゃ。
あやつが正面ならばわれは横顔でおじゃる。

 無理!  ネタが悪い! 文才がない! ヒイーン

  あっ、“従順な召使い”だと?! てめえなにぬかしてやがるんじゃ。
 あら、「ねえやん」になってしもうた。

 “為”の点々が足型になってる!
 カバーを取るとそこにもお楽しみが!
 カバーの“鼻ハンコ”は大受けで大笑い。
 セブンが拾われた件、同じ写真を使った「ねえやん編」「ゴン太郎編」「セブン編」って、犬猫版「藪の中」じゃん。
  などなど、いろんなお楽しみがぎっしり。
 読めば頭も心も軽くなる! 一家に一冊、値千金!

 
 毎日ブログを読み、記事が更新されてなくても前の記事を読み直しては笑い、自分の文体まで似てきちゃったような気がする私って、やっぱりディープな信者だ。
 ねえやん、これからもブログを“無理しない程度に毎日更新”してくれ。


「犬や猫の殺処分ゼロ」のためにご協力と情報拡散をお願いします

2011-11-21 09:31:59 | 犬猫

中浦和“ふうるふうる”のたらです。
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  環境省が動物愛護管理のあり方について意見(パブリックコメント)を求めているというメールをいただきましたのでご紹介します。ご協力いただけるかた、ぜひよろしくお願いいたします。
 各項目をよく読んで、賛成できる意見にクリックするだけです。
 締め切りは12月7日。

 虐待や飼育などに関するver.1と、オークションやセリに関するver.2があります。両方へのご協力をぜひ!
 そそっかしい私は、ver.1を終えたあと、ver.2にしばらく気づかなかったのであります。ひい。

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いつも大変お世話になっております。
公益財団法人どうぶつ基金 理事長の佐上邦久です。

パブリックコメントのご協力をお願いいたします。

(松井より 以下の二つはどちらも同じHPにつながります。ここからはいって、記入フォームにアクセスしてください)

http://k.d.combzmail.jp/t/a9s0/a01rpvx0di3ff9kveyEUq
http://k.d.combzmail.jp/t/a9s0/a01rqvx0di3ff9kveyN2D

こんにちは、公益財団法人どうぶつ基金(内閣府承認)理事長の佐上邦久です。
本日は、あなたに緊急のお願いがあります。
今、環境省が動物愛護管理のあり方について私達の意見(パブリックコメント)を2件求めています。

私たち国民が法案改正について直接意見を届ける事が出来る、5年に1度しかないチャンスなのです。
そこで是非あなた様から環境省あて意見を送付していただきたいのです。
やり方はカンタンで、あなたの賛同できる意見にチェックを入れて送信ボタンを押すだけです。どうか声なきどうぶつ達のために、あなたの貴重なお時間を少しだけください。

※このフォームによる意見提出が正式にパブリックコメントとして受け付けられることは環境省の承諾済です。

情報拡散をしていただければ幸いです。
公益財団法人どうぶつ基金 理事長 佐上邦久

(BCC配信のご挨拶)
みんなで協力して「犬や猫の殺処分ゼロ」を実現しましょう!
パブコメに協力頂いたアドレスや関係機関・団体等、Web上のアドレスにBCC配信させて頂いております。転送は大歓迎です。
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美味い! 「究(きわむ)・ザ・ブルー」 那須家さんで

2011-11-18 17:27:26 | おいしい

中浦和“ふうるふうる”のたらです。
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  11月某日、中浦和の那須家さんでお酒を2合ばっかり飲んだあと、「今日こういうのが入ったんだけど」といわれたお酒を頼んでみたら、驚愕!
 うまいよ、うまいんだよ。
 あー、最初に飲みたかった、あー残念。私がもってた新政(あらまさ)酒造のお酒のイメージが変わっちゃったよ。

 翌日、どーしてもどーしても口が新鮮なうちに味を確認したくなってまたNさんへ。
 連日で恥ずかしいなあと思いながらも口は「昨日のお酒をぜひ! 瓶も見せてほしいの」とやかましくわめいていた。
 で、新政酒造(秋田県秋田市)の純米吟醸「究(きわむ)・ザ・ブルー」であることを確認。


 やっぱりうまいんだよーん! 好き! このみ! ぜひこの先もつきあってほしいわァ!

 翌日、なぜかそわそわする。
 原因を究明すると、“昨日のあのお酒が飲みたいの”なのである。
 また那須家さんへと思ったけど、三連チャンしちゃうと“やっぱりあの人……ねーェ”と評価が確定されちゃいそうで恥ずかしかったン。
 “もうとっくに”とは思うけどさ、そこはそれ、たしなみっつうもんで。←うーん、なんのたしなみだ。
 
  などとぐるぐる自分に突っ込みつつ、“しみじーみ飲みたい、思う存分えへえへにやにやしながら飲みたい”気持ちがどうにもおさまらず、森田商店さんへ。うひひ、Nさんの仕入れ先は森田商店さんだってわかってるもん。那須家さんのご主人も、森田商店さんから私のことを聞いているし、いいよね。

 「新政(あらまさ)の究(きわむ)だけどまだありますか!」と口走りながら突入。森田のお父さんがにこっと笑って。「まだあるよ。埼玉県ではうちしか扱ってないのに、よくわかったね」と応えてくださった。売り切れてなくてうれしい! 
 森田のお父さんとお酒やNさんのお話なんぞしてから素早くウキウキと帰宅。

 もう、つまみをつくるのもどかしいので、生ハムの切り落としとブロッコリー、ししゃも、塩で簡単にととのえて、うふっ。
 「うまいなあ、いいおさけだなあ、うれしいなあ、しあわせだなあ、ありがとうだなあ」という言葉がまるで呪文のように繰り返し繰り返し口から出てくるったらありゃしない。はたから見てりゃあさぞ不気味であろう。ああ一人飲みでよかったわあ。

 はい、朝です。「究」の4合瓶がちょいと乱れた机にすっきりカランと立ってる。半分飲んでしまっていた「宗玄 純米蔵出し生原酒」(宗玄酒造 石川県珠洲市)4合瓶もカラ、「まんさくの花 特別純米酒」(日の丸醸造 秋田県横手市)の栓も開いてる。
 推測するに、「いいお酒があるんだから、飲み比べをしなくては申しわけない。さ、いざいざ」だったんだろうなあきっと。
 いいお酒はたくさん飲んでも悪酔いしないし“ひどい二日酔い”にもならないのを身をもって証明したのであった。すばらしい人体実験である。ただし、途中から記憶がなくなる。しかしからだには悪影響はほとんどないのだ。あとは知らん。
 わーはははわーはは……ちょっと脳みそが少なくなったような気がする。


 新政酒造(秋田県秋田市)の純米吟醸「究(きわむ)・ザ・ブルー」について、次のような説明があったよ。
・秋田県立大学創立10年間の研究成果から開発した独自の選抜技術により選んだ県立大学生まれの麹菌および酵母と、秋田酒こまちを用いて新政酒造との協同研究で醸造した。若手杜氏と蔵人、学生が協力して仕込んだ記念無濾過純米吟醸。
なお、ラベルの名称は学内公募したところ158点の応募から選考委員より究(きわむ)と決定。
・原料米は秋田県立大学フィールドセンターにて、秋田県立大学生がみずから栽培を行った『酒こまち』を使用。

 書いてたらまた飲みたくなった。仕入れに行こうかしら。ちょっと思案中ザマス。

 と書いて30分後には森田商店さんにいた。


「想定しないことにしよう」としていただけ

2011-11-17 14:51:27 | 原発

中浦和“ふうるふうる”のたらです。
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 週刊文春のちょっと前の号になってしまうけど、10月13日号の「阿川佐和子のこの人に会いたい」を抜粋してご紹介します。
 『「想定外」の罠 大地震と原発』という本を出した柳田邦男さん(ノンフィクション作家)との対談です。
~~~~~~~
阿川 今回の原発事故は想定外の規模の津波がもたらしたものだと聞いて、柳田さんはどう思われましたか。
柳田 嘘だ! と思いました。
阿川 想定していたはずだという意味ですか。
柳田 いや、「想定しないことにしよう」としていただけじゃないかと。原発の津波対策の根拠とされてきた明治以降のデータとは、まったく異質の大津波が千年に一度くらいの周期で発生する可能性がある、と警告する専門家はいたんです。でも、起こる可能性の低いものは除外され、安全対策の上限は恣意的に線引きされてきた。
阿川 恣意的な線引きとは?
柳田 経済的に対応可能な線ということですね。そうでなければ「コストが安い」ということで原発を推進してきた政治や、行政や、産業界の論拠が崩れるからです。

 現実はそんな線引きの枠内には収まってくれない。起こる可能性のあるものは、確率は低くても――千年に一度であろうと、必ず起こる。それが事故、災害の冷徹な掟であり、この五十年、さまざまな事故、災害の取材を続けてきた私の実感なんです。

 一九七〇年代にアメリカで計算されたところでは、炉心が溶融し、原子炉がこわれて放射能が大量に漏れる事態に至るのは五十億分の一という数字だった。一億分の一という数字を出した専門家もいます。
  確率的にはほとんど無視していい数字ですよね。でも、問題は確率じゃない。
阿川 そうか、いつか壊れるという意味では確率は100%なんだ。

阿川 原子力エネルギーについてどう考えていらっしゃるんですか。
柳田 僕は依存すべきでない、と思っています。核というのは極めて特殊なもの。いうなれば、核に手をつけたこと、そして遺伝子レベルで生命を操作すること――この二つが人類が犯した罪なのかもしれないと思っています。
 だって、ウランを核分裂させて、その結果出たゴミを最終的にどうするのか。何も決まらないまま利用を始めて、今もって決まっていない。
 「そのうちなんとかなるだろう」というのは日常生活については言えても、核についてはどうにもならない。核にとっての「そのうち」とは七億年(ウラン235の半減期)なんだから。だから私たちは今、発想の転換をしなければならないと思う。
 原子力に依存する動機として、際限なき経済成長を求める心があるわけです。でもこれからは、成長することを前提として、そのための要件を整えていくんじゃなく、自然環境との調和の中で、できること、できないこと、やってはいけないことを明確にしていく必要があると思うんです。「分を知る」ってことですよ。

 私は何もこの瞬間、全国の原発を一気に止めろといっているわけじゃないんです。できるだけ早いペースで縮小していく、という現実主義的な考えを持っています。その過程で、「じゃあ、他の自然エネルギーを開発しよう」とか「でもそれ、コストかかるよね」とか、いろんな意見が出るでしょうが、生きていく方法は必ず見つかると思ってる。今まではそういう選択が抑えられてきたに過ぎないんです。原子力の目先の便利さ、効率のよさ、大容量の発電、さまざまな利権によって。
~~~~~~~ 

 うーん、事故は確率論では語れない、どんなに可能性が低くても、「いつか壊れるという意味では確率は100%」……。
 これは頭に入れとかんとなあ。


近場でおいしいお酒が飲めてうれしいんでえ 那須家は出色

2011-11-13 20:43:20 | おいしい

中浦和“ふうるふうる”のたらです。
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 おそばやさんで、中浦和の那須家さんと浦和のAさん、いい御酒とおいしいおそばとつまみは共通だけど、なんかねえ、対照的でおもしろいのよ。にこやかな那須家さんとぶっきらぼうなAさんという感じかなあ。どっちもそれなりにいいんだよ。

 今日は那須家さんでおいしい御酒とおそばとつまみを、とってもとっても幸せにいただいてきました。
 スタッフのかたたちがみんな気持ちいいんだ。むちゃくちゃ忙しいときもきちんとしてるし心配りしてる。だから、なるべくお忙しいときにはお邪魔しないようにしようと思っちゃう。

 ほかのお店でもそうなのですが、フロアにしても厨房にしてもスタッフが気持ちいいところって、どうやって人選するのかなあって不思議。その後のお店の教育しだいでずいぶん変わるのでしょうけれど。

 だいぶ前に何かで、「おいしいと評判だからってわざわざ遠いところまで行くけど、ご町内に気持ちよく行けるところがあるほうが貴重だ」というような文章を読んだことがあるけれど、それがじわじわと身にしみている今日この頃でございます。

 今日もいい日だったー、シアワセシアワセ。 


「無財の七施」+1

2011-11-09 12:58:22 | 本や言葉の紹介

中浦和“ふうるふうる”のたらです。
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 仏教の「雑宝蔵経」(ぞうほうぞうきょう)に「無財の七施」(むざいのしちせ)を行うことで「大いなる果報を獲(え)る」と説かれているそうです。
 財産がなくても誰にでもできることっていうのが次の七つ。

眼施(げんせ)……慈しみに満ちた優しいまなざしで接すること
和顔施(わがんせ)……おだやかな表情やほほえみで接すること
愛語施(あいごせ)……優しい言葉、思いやりのある言葉をかけること
身施(しんせ)……みずからの体を使って、奉仕すること
心施(しんせ)……人のために心を配ること
床座施(しょうざせ)……自分の席や場所、地位を譲ること
房舎施(ぼうしゃせ)……休める場所を提供すること

  誰にでもできることだねえ。できるようにしたいねえ。

  私はこれにもう一つ加えたいなあ。「自分を機嫌よくさせること」ってのを。自分が機嫌よくしてるとまわりも機嫌よくなっていくんだもん。
 自分に対しても思いやりをもって接し、心を配り、休みもちゃんと取ってあげて、機嫌よく生きようね。

先日の犬さん、また同じ格好で寝てました。
なでさせてくれて、のびポーズのサービスまでしてくれた。
やさしいかわいいおんなのこでした。 


あなたがそこにいるだけで幸せな気持ちになるんだよ。ありがとう。
これは犬さんによる「身施」だね。


原発関連で「?」なこと その3 お湯を沸かすのに原子力を使う必要があるのか

2011-11-05 15:29:07 | 原発

中浦和“ふうるふうる”のたらです。
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 知ったときにびっくりしたのが、原子力発電って原子力でお湯を沸かしてその蒸気でタービンを回して発電しているってこと。
 「原爆と同じ原理(核分裂のエネルギー)を利用して電気を生み出すのが原子力発電」ということから、核分裂のエネルギーを何らかの方法でそのまま電気に変換しているんだと思ってました。ところがどっこい、核分裂で直接電気が生まれるわけではないんだよ。
 丈夫な容器(原子炉)の中でウランなどを核分裂させて、そのときに発生する大量の熱で水を沸騰させて蒸気をつくり、その蒸気を、発電機につながった巨大な羽根車(タービン)に吹き付けて発電機を回して発電させる。
 これって、火力発電の仕組みとそっくりで、違うのは、熱をつくる原料。
 
 「原発はお湯を沸かして発電させているだけなのに、なんでものすごく危険な材料を使ってお湯を沸かさなくちゃいけないんだろう」と話したら、はじめて聞いたとびっくりする人がかなりいたのに私のほうがびっくり。そんなの常識で、間違ったイメージをもっていた私のほうが非常識だと思ってたから。

 原発の仕組みについて、「FUKUSIMA 福島原発メルトダウン」(広瀬隆 朝日新書 朝日新聞社)から抜粋してご紹介します。青い字が原文です。
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 原子力というと、最先端の科学で、「とても難しいことをしている」と思うかもしれません。でも、実際に原子力発電でやっていることは単に「お湯を沸かしている」だけです。
 その意味では、火力発電とまったく同じです。違うところは、火力発電が石油・石炭・天然ガスなどを燃やして熱を発生させるのに対し、原子力発電はウランという元素を燃やして(核分裂させて)熱を発生させていることです。石油・石炭・天然ガスを燃やした後に出るのが炭酸ガスや灰であり、ウランを核分裂させた後に出るのが放射性物質――つまり「死の灰」です。原発ではそもそも、お湯を沸かすためだけに、これほど複雑な機械を使い、山のような専門家を必要とすることが、ほかの簡単な発電方法と比べてどれだけばかげたことであるか、という疑問を持ってください。
 (福島第一原発と同じ沸騰水型で熱の流れを説明……炉心のウラン燃料が核分裂の反応によって猛烈な熱を発生すると、その熱エネルギーでまわりに流れている水が沸騰して水蒸気になる。水蒸気がタービンの羽にぶつかって運動エネルギーが生まれ、その運動エネルギーが発電機を回して電気エネルギーが生まれる)
 ところがこのように熱エネルギーを運動エネルギーに変え、さらに電気エネルギーに変えるたびに大きなロスが生じてしまいます。結局、ウランを燃やして(核分裂させて)つくられた熱エネルギーの三分の一だけを電気にして、三分の二を「温排水」として海に捨てるという不細工な機械装置が原子炉なのです。勿論、その膨大な温排水によって海水の温度は上がり、沿岸の生物に甚大な影響を与えているのですが、こんな機械装置が「地球温暖化防止の切り札」などと、もてはやされてきました。
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 もうねー、「原発は地球温暖化の大きな原因のCO2を出さないからクリーンな発電だと宣伝してるのって何なのさ」とびっくりしました。本当に無知って罪だわ。ワタシって罪なオンナ。
 いや、単なるバカヤロだわ。くぅぅぅー。