ふうるふうる・たらのあんなことこんなこと

いろんなできごとを面白がってしまおうと思っています。
日常のあれやこれや記事です。

ヒナが生まれた

2012-07-31 19:46:00 | よもやま話

中浦和“ふうるふうる”のたらです。
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 ヒナ、数日前に生まれたようです。3羽かなあ。
 この暑さで親鳥も餌をとってくるのが大変だろうなあ。

  ヒナって、親鳥が帰ってきて巣にとまった振動などで口を開けると思ってたけど、このヒナたちは口を開けっぱなしのときが多い。口を開けたまま動かない姿を見ると、「だいじょぶかー、いきてるかー」と声をかけたくなってしまう。
  ちらっと見るたびにドキドキなのよ。オヤ・ヒナともに元気でいてほしい。


恒例、シャンプーでひと騒動

2012-07-29 13:52:28 | 犬猫

中浦和“ふうるふうる”のたらです。
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 連日30℃以上、なんかさっぱりしたくて廊下のマットを洗濯しました。
 おお、ついでにハルちゃんも洗ってしまおう。

 はい、いつもの通り泣き叫びましたとも。
 虐待してるんじゃないからね。

まったく勝手なときに勝手なことを。めいわくだ!
またステキなにおいをつけて身づくろいしなくちゃ。
あっちも


こっちも


そっちも


たいへんなんだから!

 え、猫はどうしてたかって?
 室内温度が35℃というそのときに、重なった布をかけぶとんにして寝てた……。

 


暑いのに何でお酒飲むのと言われても……

2012-07-26 13:44:37 | アホ話

中浦和“ふうるふうる”のたらです。
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A 「暑いとビールが、ア、あたしの場合はビールもどきか。えーと、とにかくそういうたぐいがおいしいんだわ。
  会社勤めしていたときは、むちゃ暑いときの休日にお昼からビール飲むのがなんか嬉しかったなー。最近はすんごく暇ばっかりなので、たまーに平日でも昼ビールしちゃったりして」
B 「そりゃ飲んだときはいいんでしょうけど、お酒飲むとあとに暑くなりませんか? 涼しさがほしくて飲むのに、そのあと暑くなるってどうなんでしょう? お酒飲む人って、お酒を飲むと暑くなるっていうのがわからないんですか?」
A 「暑くなったら水浴びるのよ。ぬらしたタオルで体ふくだけでも気持ちいいのよ。そんで、ひんやりしたらまた飲む。
  で、昼酒でやめておくと、次の日に起きたときがすっきりしてて気持ちいいのよ
B 「へえ……」

 うーん、お互い不毛な会話だったかのう。

 連日30℃以上。わたしが小さかったとき、はいはい40年以上前ね、30℃をこえる日なんてめったになかったんだなあ。

この暑さでさすがに「お散歩拒否」のハルちゃん。
「行きたいならおまえだけで行けやい」だそうです。
 

すんごく冷たい目で見られちゃった。クッスン。


“器”もおいしい水ナスサラダ

2012-07-23 17:00:19 | おいしい

中浦和“ふうるふうる”のたらです。
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 さて一昨日・昨日と、でえれえガックリしてしまったので、気分をかえよう、一区切りつけようと、昨夜は那須家さんへ。
 あンれ嬉しや、とてもさりげなく気持ちよい接客をしてくれるアノコがいてくれてる。
 さらーに、水ナスのサラダがメニューに載ってる!  うれしいうれしい。

 まずは美しい色と姿にうっとり。
 “器”になってる水ナスの皮部分、これがまたおいしいのよ。食べないともったいないよ。
 皮のパリパリ感と、まだたっぷりついている身のフカフカ感がいいのよ。
 店主どのいわく、「ドレッシングがしみこんでから食べるとおいしさ倍増」
 サラダ部分を食べているうちにいい具合にドレッシングがしみこむよ。
 私はドレッシングじゃなくてお塩で食べたいなあ。とにかく水ナスの味を素直に味わいたいなあ。 

 いい御酒をいただき、美しくておいしいものをいただき、ずいぶんと気分が直りました。

 で、今日は飼い主さん探し用の猫ポスターを作成&電柱に貼り込み。
 あの猫さんの帰りを待ってる飼い主さんがいるなら、やっぱりお知らせしたいからねえ。
 でも、作業しているあいだ気が重くなってしまった。
 うん、自分にできることをできるだけやらせてもらったことに感謝して、重い気分を払拭するじゃよ。


友人たちからのアタタカーイお言葉 仕立てあげられてしまう怖さ

2012-07-22 17:44:47 | がっくり

中浦和“ふうるふうる”のたらです。
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 友人にI警官とタクシー会社の顛末を話し、「うかつに警察なんかに行くと、犯人に仕立て上げられる感じだよ。冤罪っていっぱいあるんじゃないかって思っちゃった」とつい言ってしまった。そうしたら、
「うっはー、あんた“猫の死骸でタクシー会社を恐喝しようとした女”にされてるよ。そのI警官はさ、“自分の努力により恐喝事件を未然に防ぐことができたのであります”とか報告しちゃってんじゃないの。それにさ、そのあとでタクシー会社に恩着せていろいろ便宜をはかってもらうほうが得じゃん」
と言われた。ほんとに、最後は“猫の死骸でタクシー会社を恐喝しようとしている犯罪者”という扱いだったなあ。
 昨日はひどい対応のほうに気をとられて心が波立ってしまったけど、今日になったら“知らず知らずのうちに犯罪者に仕立てあげられてしまう怖さ”を肌で感じてしまった。

 そのほか、友人知人がメールや電話などで
「前にもひどい被害を受けたのに加害者扱いされたことあったじゃないの。親切心なんか出したからひどいめにあうんだよ、こりないねえ」
「警官ってさ、話が通じないのが普通なの。あのね、あんたが甘すぎ」
「目の前で猫が虐待されている現場に警官連れて行ったのに無視された。あなたの経験なんかまだまだ」
「これから警察になんやかんや嫌がらせされることを覚悟したほうがいいよ」
などなど、私のいたらなさを指摘してくれました。これでも、さしさわりがないほうだよねえと思ったお言葉をご紹介したのでございます(公表できないもの多し)。
本当に私ってアカンわねえと大反省いたしました。

 このことから何を自分の糧にできるだろうか、教訓は何かなと考えたら、出てきたのが、「バカはいくら年取ってもバカ」でした。あたしバカよね~~~とほほ。
 
 昨夜は犬がおなかをこわしてしまい、大変でした。いきなり寒くなって冷えたせいだと思うけど、私の怒りとがっかりのエネルギーのとばっちりを受けちゃったのだったらごめんよ。


猫をひき殺したタクシーのことで、警官とタクシー会社の対応がひどかった

2012-07-21 19:48:56 | がっくり

中浦和“ふうるふうる”のたらです。
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  今日16:50ごろ、さいたま市南区鹿手袋3丁目の業務スーパーの前で猫をひき殺したタクシーのドライバーが、車から降りて猫を抱えて道ばたに置き、そのまま出発しました。
 びっくりして、とにかく車のナンバーを覚えたけど、なにタクシーだかはわからなかった。これがいちばんの失敗でした。
 犬の散歩途中で目撃したたため、犬をすぐに家に連れ戻し、段ボール箱にクッションとマットを敷いて猫を入れ、動物病院へ。でもすでに息はなくて。

 まだ若い、1歳くらいのオス。白地に、頭と腰のほうからしっぽにかけて茶色。しっぽはシマシマっぽいです。
 きれいなので、野良とは思えないのですが。
 お心当たりのあるかたは、ご連絡くだされば写真をお見せします。

 自分で火葬等をしようと思ったけど、“もしかしてドライバーはお客さんを目的地まで届けたあとに処置しに来るかもしれない。とにかく助かるものなら助けたいという思いで動物病院まで連れて来ちゃったけど、ドライバーが戻ってきて、その後どうなったか気にするかもしれないから、交番に届けておこう”と、動物病院で教えてもらった、西浦和駅近くの田島団地内にある交番に行ったら、だれもいない。
 “連絡はこの電話で”とある電話から警察署に事情説明して、「ドライバーさんが困っているかもしれないからタクシー会社に連絡したい。カーナンバーは控えてあるので」と言ったら調べてくれるとのこと。そうしたら交番の警察官が帰ってきたのでそう伝えると、「では二度手間になって申しわけありませんが、そちらの交番で事情説明してください」と言われた。
  で、交番の警察官に概略を説明して、「猫がどうなったかドライバーさんが気にしているかもしれないから、タクシー会社がわかれば連絡して説明します。タクシー会社がわかるならば教えてください」と言いました。
 対応者となった警官I氏が「どうしたいですか」というようなことを聞いてきたので、「できればドライバーさんかタクシー会社できちんと後始末してほしいけど」とお返事しました。
 「運転手の個人情報は教えられませんが」とのことなので、「会社がわかればいいです」と言ったら調べはじめました。
 でI警官、タクシー会社を見つけたら電話をかけて、“そちらのドライーバーが猫をひいて、その目撃者が猫の死骸を持ってきている。タクシー会社で責任を持って葬儀なりなんなりしろと言ってるが”というような説明をしました。
 私が言ってることとニュアンスがまったく違うじゃないの!  
 で、タクシー会社は“野良猫をひき殺したって罪にはならない。ゴミとして処理するのが当たり前。警察に届けているなら警察で市役所に連絡して処分してもらえるはず。そう処理するのが警察として当然のことなのに”というようなことを言ったらしい。
 I警官の言い方だといちゃもんつけてるように受け取られたなと思い、「私に説明させてほしいのですが。だめならタクシー会社を教えていただけるとありがたいです」と言ったら「どっちもダメ」と強硬に突っぱねられてしまいました。

  会社を教えることも個人情報流出になるって。
 タクシー会社の対応者が話したくないと言ってるって。
 会社名も伝えるなって言ってるって。

 同じようなやりとりを数回続け、I警官の「おまえがいちゃもんつけてるんじゃないか」という態度がますますふくらむのが見えました。
 結局、警官が市役所の窓口まで死骸を持っていって処理するということになった。

 ものすごく疲れた。怒りが爆発しそうだった。

 警察官には、コミュニケーション能力と理解力と判断力に優れている人になってほしい。少なくとも、普通程度には持っていてほしい。会社と個人のあいだにはいったとき、会社の言い分だけを受け入れるのはどうかと思う。私が言ってること、そんなに変なのかなあ。

 猫をひき殺したドライバーは、車を降りて猫をかかえて道ばたまで持っていって置いたのだから、自分がしたことはよくわかってるよね。ひき殺したままで知らんぷりする人じゃなくてよかった。たとえ、お客さんを乗せていたからそのてまえ知らんぷりしちゃまずいと思ったとしても、あとから来る車にそれ以上ひきつぶされないようにしてくれてありがとうございます。
 『大宮500 あ 27-82』に16:50ごろ乗っていたドライバーさん、どうか、あの猫の冥福を祈ってあげてください。

 なんというタクシー会社かがわからなかったのがかえすがえすもくやしい。会社がそう対応させているのか、たまたまI警官の電話に出た対応者がひどかったのかわからないけど。でも、「会社の名前を出さないでくれ」と頼むって、うしろめたいことをしているとわかっているからじゃないのかなあと思っちゃう私って考えすぎ?

 これでもすっごく抑えての記述ですが、気分を悪くされたかたがいたらごめんなさい。

 猫さん、どうか猫の天国に行って安らかにやすんでください。ごちゃごちゃしたことになってしまって、じゃましちゃってごめんね。


サルスベリってとってもいい香りなのね

2012-07-19 19:54:12 | びっくり

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 知らなかった。サルスベリって、リンデン(西洋菩提樹)の精油のような、アカメガシワの花のような、とってもいい香り。
  サルスベリの木ってけっこう背が高くて、花の香りをかぐチャンスがなかったから知りませんでした。
 うちのモモちゃんとシロちゃんが咲かせてくれた花を玄関に飾ったら、芳香が漂ったのでびっくり。
 思いがけないプレゼントをいただいたようでとっても嬉しい!

花瓶にしてあるブルーのガラス器、実は先日いただいた「八海山 純米吟醸」一合瓶。
飲んで嬉しい飾って嬉しい。
花と器が相乗効果で「嬉しい」を何倍にもしてくれてるみたい。ありがとう!


鳥が抱卵中

2012-07-17 16:27:12 | びっくり

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 マンション中庭の笹に巣ができていました。2階と3階の中間くらいの高さのところで、ほかの居住者さんに教えていただかなければまったくわかりませんでした。
  卵があるのはわかりますが全部でいくつかまでは見えません。

  どんな鳥かなあと気にしていたら、抱卵中の鳥を見ることができました。

 

 でも、人影があるとすぐに飛び立ってしまうのでよくわかりません。なるべくじゃましないように気をつけます。
  ヒヨドリのように見えるのですが、どうかなあ。


今日は夏祭り

2012-07-15 16:35:58 | よもやま話

中浦和“ふうるふうる”のたらです。
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 おはやしの音がするなあと外を見たら、子ども神輿が通ってく。あとからほんとのお神輿も。
 嬉しいねえ、「わっしょい」って言ってかついでる。「ソイヤ」なんて言ったら青筋立っちゃうわ。
 数日前から「別所夏祭り」というのぼりがそこここにあったけど、今日がそうなのね。

 よし、暑いけど元気出して用事を済ませちゃおうと、浦和駅まで自転車でひとっ走り。

 ♪雨が降ろうが ヤリが降ろうが 朝から晩まで おみこしかついで
  ワッショイワッショイ ワッショイワッショイ
  景気をつけろ 塩まいておくれ
  ワッショイワッショイ ワッショイワッショイ
  ソーレ ソレソレ お祭りだ

 なーんて歌いながら飛ばしましたさ。
 そしたら今日は「浦和まつり」でもあったのね。旧中山道に人があふれてる。
 ちょうどパレードの時間でした。

 さて、帰ってみたら、うちの前が終着地になってて、お神輿のあとの打ち上げがちょうど始まるところ。



 子どもたちにはスイカ、大人にはお酒でしょうか。
 少ししたら獅子舞が始まった。獅子が終わったらひょっとこが。
 

 こうなりゃあ、私もお祭りに参加しなきゃァほんとじゃありませんですよ。
  ざわめきとおはやしをつまみにいっぱいいきましょ。

 なんちゅう間のいいことに、昨日「八海山 純米吟醸」をいただきましてございます。まことにありがたいことでございます。M様、感謝感謝でございます。

  なーんてしてたら、小一時間で撤収して行っちゃった。
 季節の詩をありがとうございました。


サルスベリが咲いた 犬が食べた

2012-07-13 11:13:08 | がっくり

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 数日前からピンクのサルスベリが咲きはじめました。

 

 それを追うように白いほうも開き始めてくれて、んもー、かわいくてかわいくて。
 ピンクをモモスベリちゃん、白をシロスベリちゃんと呼んでます。
 昨日の大風で、シロスベリちゃんが飛ばされそうになっていたので部屋に入れました。

 忘れていたのよ、葉っぱ食い犬のことを。
 はっと気づいたときにはつぼみも葉っぱも……。
 全滅じゃなかったからまだよかったけど、まさかこれも食べちゃうとは……。

 「猫を追うより皿を引け」と言いますが、うちは猫も犬もじゃ。
   キー、ギリギリギリ ←歯を食いしばる音ざます。

  シロスベリちゃんごめんね。


耐震不安 大飯停止を 東電発表の「ウソ」暴く 

2012-07-12 10:09:39 | 原発

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 タイトルは、今朝の東京新聞「こちら特捜部」の記事の見出しです。
 国会事故調「地震も原因」浮上 関電 破砕帯調査せず などの見出しも。
 すっごくかいつまんで紹介しますので、詳しくは記事を読んでみてください。

 東京電力福島原発事故について、国会の事故調査委員会が発表した調査報告書の最大の特徴は、「地震による損傷の可能性は否定できない」という文言があること。
 これまでの各種の報告書は津波を事故原因としてきたが、国会事故調査委員会委員の田中三彦氏(原子炉圧力容器の元設計者、現在は科学ジャーナリスト)は、東電が公表しなかった写真を取り寄せ、現場の運転員らに聞き取り調査をするなどして、東電発表の“ウソ”を暴いた。
 報告書にはまた、「国会に原子力問題に関する常設の委員会を設置する」「原子力法規制を見直す」などの7つの提言が盛り込まれている。
 だが、このまま「報告しっぱなし」で終わりかねないという懸念はぬぐえない。
 国会事故調査委員会の上部機関「両院合同協議会」幹事の川内博史衆議院議員は次のように言っている。
 「大飯原発を動かすかの判断は、報告書が出るのを待ってからにするべきだった」
 「報告書が先に出れば、再稼働に踏み切れなかった。原子炉等規制法には災害防止上、支障がある原発は設置を許可してはいけない定めがある。今からでも大飯原発を止めるべきだ」
「事故調は国会が全会一致で設置した憲政史上初の調査委員会だ。原発の運転停止も、(提言で示された常設の)委員会で協議していくべきだ。国会は立法機関であって権力闘争の場ではない」

【デスクメモ】
 「地震が事故原因である可能性は再稼働への疑問を増している」――5日付の米ニューヨーク・タイムズ(電子版)はこう伝えた。政府は盛んに電力不足が企業の海外競争力を奪うという。だが、安易な原発再稼働が日本に対する信頼をいかに損ねていることか。そこに気づかぬ政権の鈍さに嘆息する。


 大飯原発が再稼働したけど、また止めればいいのよ。
 企業の海外競争力というなら、原発に頼らないものの開発や技術でトップをとるように方向転換したらどうなんでしょうか。


「本音のコラム」から

2012-07-11 10:05:07 | 本や言葉の紹介

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 東京新聞7月10日朝刊「7・16 10万人集会」というタイトルの鎌田慧さんの文章から抜粋します。

 福島原発での大量放射能放出事件は、怖いのは運転事故だけではない、と教えてくれた。
 原発は危険なばかりか、未来のない電力である。どうせやめるなら、これ以上の被害がでないうちにやめるのが賢明。もう一度事故が起きてからでは、あまりにも愚か。
 最近になって、政府と電力会社は、再稼働の理屈「電力不足」をやめ、原発を運転しないと、会社がつぶれる。つぶれたら日本経済への打撃が大きい、と言い換えている。
 でも存在自体が危険なのだ。他の発電施設で十分間に合う。国民のいのちより会社が大事、という政府などいらない。
 「真の文明は山を荒らさず、川を荒らさず、村を破らず、人を殺さゞるべし」(『田中正造日記』1912年6月17日)

 


あるいは、こんなふうに死にたい

2012-07-09 09:52:28 | 本や言葉の紹介

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 アメリカのあるお母さんが亡くなられたとき、自分の死をコメディにして見せたという例に、私は感動しました。
  91歳で亡くなった人なんですが、11人の子供を集めて、その長男がカトリックの神父なので、ミサをささげていました。そしたら昏睡状態だったそのお母さんがふっと目を開けて、「ミサをありがとう、あのう、ウイスキーをおくれ」って。
 皆びっくりしました。それに、もっと美しい別れの言葉を期待していましたから、ずっこけてしまった。ウイスキーをちょっと飲ませたら、「ぬるいよ、氷をいれとくれ……」、さらに、「こんどはタバコだよ」……。死ぬ1時間まえですよ。で、長男が、タバコは医者がいけないと言ってるよ、と止めたら、「死ぬのは医者じゃなくて私なんだからね……。」(笑い)タバコを吸い終わったら、皆に感謝して、「じゃ、天国でまた会いましょう。バイバイ!」と手を振って横になって亡くなった……。

 で、子供たちの解釈は、これはお母さんが皆の悲しみをやわらげるために演じたコメディだ、と言うんです。そのお母さんは一生、そんなにウイスキーを飲んだりした人ではない、タバコもそんなに吸わない人だった。だからそのとき、なにも、飲みたい、吸いたいという気持ちではなかったはずでしょう。

 これ、「遠藤周作と語る日本人とキリスト教」(女子パウロ会)という対談集での、アルフォンス・デーケンさん(イエズス会司祭)の発言。
 デーケンさんは上智大学文学部教授として「死の哲学」、「人間学」、「生と死の教育」の講座をもつかた。“わが国にはじめて「死生学」という新しい概念を定着させた”という理由で1991年に第39回菊池寛賞受賞、「死への準備教育」普及の功績により1998年にドイツ政府からドイツ連邦共和国功労十字勲章叙勲。
 なので、カタイ話になるかなあと思っていたら、思いがけない展開でびっくり。

  この話の直前に、「新しい可能性を与えることによって、孤独感を救うということ。常に希望を与えることが、デス・エデュケーションでは大切」というような話をしているんだけど、このお母さんの例は、死にゆく人が、生に残る人の孤独感を救うというものだね。すごい。

 アタシのばあい、
「あの、いいころかげんのとこであっちぃ旅立ちますから、まずビール、ンで、うまーい日本酒を3つばっかりみつくろっておくんなぃ」
「どんなお酒がって? んー、イキのいい活性濁りと、フルーティな香りのと、すっきりさわやかでクセがないってのがいいなあ。あ、おいしいお水もたっぷりお願いいたします」
「ンで、最後はブランデーのポールジローでしめるからそれも。うふ。でもあんまり樽くさいのはごかんべんを」
「あー、やっぱりねえ、しこたま飲んだあとのお水はおいしいねえ。できれば二日酔いのあとにいただいて、甘露甘露なんて言いながら旅立ちたいねえ。じゃ、またおビールを」
となりそうだ、マジで。

 ことが済んだあと、生に残る人はきっと「やっと片づきましたねえ、セイセイしましたねえ」と喜んでくれるに違いない。 
  あ、それよりも、たぶん一人だろうから自分で用意しとかないといかんか。
 うーむ、“アメリカのあるお母さん”とはなーんたる違いじゃ!


こんなふうに生きたいなあ 続・続

2012-07-05 20:04:33 | 本や言葉の紹介

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信頼できる専門家とは、特別な能力のある人でもじぶんたちに代わって責任をとってくれる人でもなく、だれにも答えの見えない問題を「一緒に考えてくれる」人のこと(鷲田清一 東京新聞6月15日夕刊「信頼の根を養う」から)

 もっとしっかりとそうできるようになりたい。

 同じ記事のなかで、次のところも心に残りました。

 過日、知的障害のある人たちによるアート作品の制作を支援している知人から、こんな話を聴いた。
  夢中になって描いた絵に、「すごい」「びっくりした」と声をあげると、その人はそれとは違った絵を次々に描いてくれる。ところが、絵ができて、「よくがんばった」「よくできたね」と声をかけると、次にそれと同じ絵をまた描くというのだ。
 教育ということを考えるときに、このエピソードが持つ意味は小さくない。
 たとえば小学校に入って経験する給食。先生と「きょうのごはん、おいしいね」と声をかけあうのでなく、「全部食べられましたね」と先生に「完食」をほめられたとたん、給食は味気ないものになる。教師が、いっしょに食べる人ではなく、食べないでチェックをする人へと足場を移してしまうからだ。

 (教師が査定する側、評価する側に回ると、)子どもは何をするにも試されていると感じるようになる。こうしていつしか学校は、教師と児童、そして児童どうしがたがいを試す場所になり、自発的な体の動きを封じ込める場所になっていった。

  ほめられて気分がよくなると、脳内にドーパミンが出て、「そのほめられたことを繰り返したくなる」ということが脳科学で解明されているそうです。
 じゃあ、創造性を刺激したり引き出してくれたりするのはなんなんだろう。


マンガ関係大収穫 望都さん、ひさいちさん、烏童さん

2012-07-03 17:59:14 | 本や言葉の紹介

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 「月刊フラワーズ」8月号に萩尾望都さんの緊急描きおろしとして「あわてふため記 紫綬褒章」が掲載されてました。見開き2ページ。
 “お父さんの四十九日の法要のときに仏前で受賞報告”というコマに書かれていたお母さんの言葉、「お母さんはネ 『ゲゲゲの女房』を見て まんがの仕事がわかったタイ」に胸が詰まりました。望都さん、親とのイバラの道のりをよくがんばったなあ。
 数日後、「マンガのあなた SFのわたし  萩尾望都対談集1970年代編」を読み、最初の対談の写真を見て「おお、望都さんが少女少女している」と感激。
 1970年代の対談も「へえ、ほお、そうだったのかあ」ですが、それだけじゃなくて、この本用に羽海野チカさんとの対談もされていて嬉しい。
 チカさんの、
「『ゴールデンライラック』(望都さんの作品)のハーバートが好きで。主人公のヴィーの旦那さんになる人。最初から出てくる少年ビリーは、竹本くんです。で、『ハチクロ』は、この後『ゴールデンライラック』と同じ話になっていくんです。「続きは『ゴールデンライラック』を読んでください」っていう話。
という発言には仰天しましたよ!
 対談では詳しく説明してくれてますので、ぜひ読んでみてください。

 「総特集 いしいひさいち 仁義なきお笑い」文藝別冊 KAWADE夢ムック 河出書房新社)が6月下旬に出ていることを偶然知って本屋さんに走り込んだら売り切れ。一駅違う本屋さんにあるということで飛んでった。
  朝日新聞朝刊掲載の「ののちゃん」で、ののちゃんたちが住んでいる「たまのの市」っていしいさんの出身地岡山県玉野市がモデルになってること、玉野市が「ののちゃんの街」としてすごい展開をしていることを知ってびっくり。市役所には「ふるさとたまの! ののちゃんの街」という垂れ幕が下がっているんだって。
 その他いろいろ盛りだくさんでよかったわー。

 篠原烏童さんの「1/4×1/2 クォート&ハーフ 5」(朝日新聞社)が出たのも見つけました。
 烏童さんの絵もストーリーも大好き。「1/4×1/2 クォート&ハーフ」は動物ものなので特に好き。
 「愛しき日常を」という作品はスリーマイル原発事故にかかわる話で、次のような解説がありました。
「(東日本大震災について)直接描くのは辛すぎたため、過去の出来事にスライドさせて描きました。
 といっても、事件を描きたかったわけではありません。
 ただ、
 なんてことない日々がどんなに大切か、
 わたし達はこれからどうすべきなのか、
 そのために、何を、どう、がんばるべきなのか、
 忘れてはいけない、考えるのをやめてはいけない、
 と、
 祈りをこめて。

 最後に「たけのこのゆめ」という、あとがきをかねた作品が載っていました。文章だけ紹介します。

 あなたのベクレル 基準値をこえてますよ と言われて
 きょとんとしているたけのこの夢を みました

 そのたけのこも また 夢を みました

 ふるえるあしで 立ち続ける 厩舎の馬たちを

 お母さん おなかがすいたよう のどがかわいたの と なき続ける 小さな犬を

 だれもいない 家のなかで ぽとり と 小鳥のおちる音が しました

 たくさんの なにか が
 川に 森に
 海に 土に
 くっついてしまいました

 ひとよりもたあんと歳経(としふ)りた 美しい樹々が
 ああ なにかが べとべとする
 べとべとが じみじみする
 と くるしそうにざわめきます

 なにも 知らないりすは たくさんのなにかがついた たくさんの枯れ草を
 うれしそうに ぎゅっぎゅっと口に くわえこみます
 それをおふとんにして ふかふかと 眠るのです

 「ごめんな」と 牛たちに言わなくてはならなかった おじいさんの
 かきむしられるような苦しみを

 あの日 家にのこしてきてしまった 歳老いた猫をむかえに行けない奥さんの
 はりさけそうな涙を

 けんさをまつおさな子の にぎりしめた 小さなこぶしを

 いくつも
 いくつも
 いくつもの 夢をみました

 つらくてかなしい夢でした

 こわいよ
 こわいよ
 かなしくて胸がつぶれそうだよ

 でも これは 夢だから
 夢なんだと
 たけのこは 思おうとします
 
 そして
 ベクレルって なあに?
  と たけのこは 
 小さくかわいい
  でも かすれた声で つぶやきます