ふうるふうる・たらのあんなことこんなこと

いろんなできごとを面白がってしまおうと思っています。
日常のあれやこれや記事です。

本3冊

2004-01-09 22:22:31 | 本や言葉の紹介
●『心理療法とイニシエーション』(岩波書店)は、数人の筆者によって構成されていますが、岩宮恵子さんの「思春期のイニシエーション」の章には舌を巻きました。
 夢枕獏原作で岡野玲子が描いている『陰陽師』を例にとったりしているのですが、その読み込みがすごい! 私はマンガが大好きで、『陰陽師』も何度も読み返しているのですが、よくわからないなあと思うところが多かったのです。ここに取り上げられている「8巻 安部晴明、天の川に行きて雨を祈ること」では、特に登場人物の真葛の言動がよくわからなかったのですが、岩宮さんの読み込みでやっと理解できました。ウ~ン、深い!

 感激したので岩宮恵子さんの著作を探したら『生きにくい子どもたち』というのがありました。早速読んでみたら、やっぱり「ウ~ン」の一言。臨床心理士として他者と関わることの深さ……カウンセリングとは、読み込みがここまで深く行き届く人こそがやれる仕事なのだなと深く感じ入りました。

 最近、人を救ってやりたくてという動機でカウンセラーを志す人が多いようですが、そんなかたにはぜひ読んでほしいです。

●『いのちの輝き』(翔泳社)は、オステオパシー医療の医師であるロバート・C・フルフォード博士が9章にわたって、オステオパシーとは何か、宇宙の仕組みと人体、健康とは、自己管理の秘訣、霊性を高める、エクササイズについてなどを、さりげないユーモアをまじえて話してくれています。これを読んで、自分のからだとこころにもう一度目を向けてみるといいかも。

意識をもってお掃除を

2004-01-08 22:17:23 | よもやま話

 年末年始をどうお過ごしでしたか? ゆっくり休めたかな? イベントいっぱいで楽しくくたびれたかな?
 
 私は、罪悪感を持たずにぐだぐだしよう、寝ながら本を読もうと思って30冊ほど用意したのですが、雑用と飲み食いで時間をつぶしてしまった感じでした。そのせいで、もちろん体重増加。体が重くてしんどくて、ううう……。

 去年、二月堂のお水取りとその準備のための掃除などのようすがテレビで放映されていて、見るともなしに見ていたのですが、突然「おまえもおやり」とのメッセージがきました。「いくらなんでも二月堂のお掃除はできないよ~」と思ったら、「日常日常」とのお返事。日常の掃除を意識を持ってしっかりやれということのようでした。

 その後、ぼちぼちですがいろいろと整理し、何度か大掃除したのですが、11月後半ぐらいから「とにかくよけいな物を持ちたくない、置きたくない」という気持ちがとても強くなり、捨てられる物はないかなあ、どうしたら物をなるべく置かない部屋にできるかなあと考える日々が続きました。年末年始は、そんな片づけにも気がとられていたんですよ。

 結局、部屋や家をなるべくクリアに空(くう)に、「清浄なる空(くう)」にしなさいということらしいです。さまざまな物が依り来るうつろな空間ではなくね。
そんなことをしていたら、セラピーの部屋がいちばん物の多い部屋になってしまいました。まあ、無駄な物は置いていないので、これはこれでよいようです。

 あ、今メッセージが……「セラピールームに置いてある物は有効に使うように」だそうです。まだまだ使いこなしていないんだなあ。これは今年の課題かな。
もう一つ、「からだという寺院もきれいにすること」も課題のようです。去年は逃げていたので、ここのところでしっかりやっておかないと大きなつけが来そうです。

 皆さんも、しておいたほうがいいんだけどと思いながら見て見ぬふりりをしていることがあったら、なるべく早く手をつけるほうがいいみたいですよ。