ふうるふうる・たらのあんなことこんなこと

いろんなできごとを面白がってしまおうと思っています。
日常のあれやこれや記事です。

同一視化は愛じゃないのね

2016-07-27 09:09:47 | 本や言葉の紹介

 「愛」という言葉を振りまき、自分は愛にあふれたすばらしい存在だと盛んにアピールしている人ってけっこうたくさんいるんだねえ。そう思っているなら、「愛にもとづいた行動」をすればそれはそれですばらしいことだと思うのよ。
 でも、やっていることが、自分の気持ちや考えの押しつけ、相手を束縛すること、従わせようとすること等々だと、その人の言う「愛」ってどんなことをさしているんだろうかと考えてしまう。「ケッ、なーにが愛だってんだ、どーこが愛なんだよ」って。あら、口が悪くてごめんあそばせ、おほほほほ。

 つい最近 「価値観再生道場 本当の大人の作法」(内田樹・名越康文・橋口いくよ メディアファクトリー)を読んだら、“そういう人が言う愛”ってもしかしたらこんなものかなと合点するものがありました。
 「第12章 愛の反対語は敬意」での名越さん(精神科医)の発言から抜粋します。

・他人との同一視化を愛というものと完全に勘違いしている人が、全世界に何十億人といる。

・相手のことは、わかったつもりにはならないのが大事。転がる先の杖を突こうとか、先回りしてやろうとか。そんなこと一切思わないことです。

・愛が崇高なものだと思っている人は、だからこそ自分は人を愛する力があると思いたくなるんですよ。実はそれって、人を所有する力があると思いたいってことなんです。人と同一化したうえで所有する力があると。で、人を愛する力を持っている自分が馬鹿であるはずがないと思いたくなる。だって、その愛をさらに権威づけるためには、表向きに馬鹿では困るからね。そうなってくると、ますます「俺は知ってるぜ」「私のほうが知ってるよ」って思いたくなるし、言いたくなってきてしまうんです。

 これだけだとわかりにくいよねえ。すみません。 三人の発言をたどるとわかりやすいし面白いんですが。

 「相手を立てるために馬鹿のふりをしてあげてる自分ってすごい、偉い。ちょっと気分がいい」と、相手を自分の手のひらで回している気になっている、それもお互いに。お互い期待に添うように演技をしているわけだけど、それが異常に美化されて今「愛」と呼ばれている。そういうのは邪悪な愛だ。

  というようなことも話されているのよ。納得だわぁ。

 はてさて、「愛」の定義って人それぞれだわねえ。


ロングスパンで見ればおもしろい ショートスパンで見ても楽しみゃいいのね

2016-07-16 12:02:31 | うれしい

 昨日は久しぶりにKちゃんとお子のSちゃんに会えて嬉しかった 
 このところ、それなりに面白がってはいたんだけど消耗する事柄が多くて、うへえ&ありゃまーだったんだけど、とってもありがたい時間をいただいた。お互いまだまだ社会勉強・人間勉強をしてるのねって話も出たけど、ほんとにそうなんだよねえ。そう思えるから、うへえ&ありゃまーもおもしろがれるのねえ。
 
 そんでもってさっきはYのすけちゃんがお子&夫さんといっしょに中古の電動自転車を引き取りに来てくれた。
 中古ってか大古とか古古で申しわけないようなもんなのに、もってってくれたうえにおいしい日本酒を2本もくださった。
 ひーん、うれしーよー。ありがたいよー。
 
 大いなる存在に感謝。ちっと困ったことも嬉しいことも含めて、よい流れをつくってくれてるなあとまた実感。
  感謝感謝でございます。 愛されてるじゃん、アタシってば。えへえへ。


他山の石 気が重くなった話でゴメン

2016-07-14 10:30:13 | がっくり

 このところ、「こうなっちゃいけないよ」の見本をたくさんたくさん見せてもらえて……ぐったりしたぜ&まだ続くらしいぜ……。

 自分のせいでよくない結果になってることを責任転嫁しちゃいかんなぁ。
 思い通りにならないからって、無理を通そうとしちゃいかんなぁ。
 できない自分を認めるのってつらいけど、でも逃げて、弱そうな人に八つ当たりしたらますますみじめになるだけなんだなぁ。
 おまけに、弱そうだと思ってた相手のほうがすっごくレベルが高くて、「理詰めに論破して逃げ道をふさぐ」ことなんか簡単にできちゃうってことが何となくわかると、それでイラついてますますわけわかんないことをさわぐんだなぁ。それに同調するのは自分程度もしくは自分以下の人間なんだなぁ。
 あわれんでくれて手加減してくれて、なんとかよい方向にもっていってあげようとしてくれているのに、すべてを悪意にとるとますますひどい状態を自分でつくりだすんだなぁ。
 わかってる人はあきれているんだよなぁ。
 認めて反省しないと、もっとひどい雷が落ちるんだなぁ。

 はたで見てるとよくわかるけど、こういう流れって、いろんなことに当てはまるパターンだなと思っている今日この頃でございます。
 弱く見える人の中には、自分の力がすごいことをわかっているからこそ、へりくだって相手に合わせてくれる人もいるってこと。それを見誤ると痛い目にあうんだよ。でもそれさえわからない人間がいるんだってことにちょっと驚いた。
 「年をとってもバカはバカ」って言葉があるよと誰かが言ってた。自分はそうならないように気をつけようと、改めて思ったねえ。他山の石をいっぱい見てしまってかなり消耗してるン。
 自分が他山の石にならないように気をつけるぞ。


 あ、なーるほどと思ったのが、「自分のレベルではかなわない人に向かってできることは、モラルハラスメント、イヤミを言うこと。でもそれをすると、相手にあわれまれちゃう」ってこと。なんせレベルが違うから
 すんごい見本を見せてもらっちゃった。気分はよくないがとても勉強になったよ。かかわらざるをえないんだけど、巻き込まれないように気をつけるぞ。