前回で紹介した斎藤さんのコラムで初めて知ったよ、政府が8月3日に「基本方針」を決定してたって。
1.復興の加速化
2.「人づくり革命」の断行
3.「一億総活躍」社会の実現
(1)希望を生み出す強い経済
(2)夢を紡ぐ子育て支援
(3)安心につながる社会保障
4.世界の中心で輝く日本
これについて斎藤さんは、
人は煮詰まると、不毛な精神論を振り回すようになる。連想したのは戦前に二度政権の座についた近衛文麿内閣による基本方針の数々だ。「興亜報国」「挙国一致」などを掲げ「国内体制の刷新」を目指すものだったが、その結果はご存じの通りである。
世界の中心で輝く日本? もはや末期症状だ。
って言ってる。
安倍内閣ってば、言ってることとやってることが違うじゃないのさ。
どっちが本音か。やってることが本音だよ。これは安倍内閣だけじゃなく、総じて人はそうだねえ。
斎藤さんがコラムで引用している「理想だらけの戦時下日本」(井上寿一 ちくま新書)では、現在の日本は戦時下と似ている、戦時下の日本人が「これはファシズムだ」と批判されても今日と同様の違和感と反発を感じただろうと述べているそうだ。
斎藤さんは、この本が出版されて4年たった現在、似ている感は増していると言っているけど、つまり今、日本はファシズムの中にいるってことだよね。
私がもってる辞書ではファシズムって「極端な全体主義的・排外的政治理念、またはその政治体制。一党独裁による徹底した国粋主義をとり、反共を掲げ侵略政策をしいた。イタリアのファシスト党に始まる。」と解説されている。そしてファシストは「ファシズムを信奉する人」と。
ネットで検索してみたら、「極右政党,軍部,官僚中の反動分子らによる政治独裁を目指し,自由主義,社会主義を排撃し,全体主義,軍国主義,ナショナリズムの高唱などを特色とする。」、「独裁的・抑圧的・国粋主義的な傾向を特徴とする政治運動・思想」という説明もあったよ。
このままだと、10年先から現在を見れば、「第3次世界大戦前夜のあのころはファシズムが蔓延してたね。安倍政権・自民党にいいようにのせられて、国民はみんなファシストだったよ。政権に賛成した人はもちろん、沈黙してた人は賛成したのと同じだもの」と見られるんじゃないか。
そんな流れにしちゃいけないよなあ。
あたしゃファシストになりたくない。一党独裁はダメ。自由主義を支持するよ。
猫が(犬が、鳥が、うさぎが、馬が……)幸せに暮らせる社会は平和な社会だ。そういう社会を支持するぞ。本当は寝ていたいんじゃ。肉球新党バンザイ。
危険な社会・戦争する国をつくらないために今はちいっとがんばって、安心して寝てられる国を実現させようね。本当は寝ていたいんだぞー!
戦争はいらない。憲法改正はいらない。ファシズムはいらない。原発はいらない。