ふうるふうる・たらのあんなことこんなこと

いろんなできごとを面白がってしまおうと思っています。
日常のあれやこれや記事です。

吉屋信子ってすごい

2010-03-29 16:46:38 | 本や言葉の紹介
武蔵浦和“ふうるふうる”のたらです。
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 吉屋信子が書いた「自伝的女流文壇史」(中央公論社)を読みました。
 これ乱読大魔王様が3月21日に紹介してくださった本で、私が読んだのは昭和37年発行のもの。
乱読大魔王様の「吉屋信子の目のつけどころ、その文章、ともにほれぼれした。」とのご発言の通りでした。吉屋信子は相手の細かいところまで見てるし、その表現が面白い。
 女の子向けの小説を昔にたくさん書いた人というイメージしかなかったのですが、小説も読んでみようと思い、図書館にリクエスト。
 そうしたらすぐ用意できてしまった。
 ありがたいのですが、借りててまだ読んでいない本が山積みになっているのでちょっと大変。
 嬉し楽しちょと苦し、やっぱりシアワセ。

川亀の活性にごり、力強い!

2010-03-29 11:40:31 | おいしい
 武蔵浦和“ふうるふうる”のたらです。
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 昨日一昨日とおいしくいただいたのは、「川亀純米吟醸造活性にごり」。
 ああた、こりゃあすごいでげすよ。(なぜが太鼓持ち口調になってしまった)
 うまい! 
 ちからづよい! 
 プクプクシュワシュワ感がいい!
  水で割ってみても負けやしません。
 ああシアワセ。

 仕入れ先? 森田商店さんです。ようこさん、いつもありがとう。





口に巻いてある金属をはいで栓にふれたら、それだけでシュポンッと栓が飛びました。
とにかく元気。


栓が開いて少ししたら、底に沈んでた澱が炭酸ガスに動かされて踊るように上下しました。




いいお酒はたくさん飲んでも次の日楽なのが嬉しいです。

物欲というものは……

2010-03-27 12:37:49 | Weblog
武蔵浦和“ふうるふうる”のたらです。
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 このところの大整理で食器や服などをかなり処分しました。
 これ以上モノを増やさないようにするぞと思ったのに、愛らしいそばちょこにであってしまってまた物欲に火がついてしまった。うーむ。
 前回書いた「さなぶり」さんのそばちょこ、どちらで購入なさったのかお尋ねしたくて昨夜また行ってしまった。(「飲みたい口実」とか言わんでよろし)
仕入れ先を教えていただいてそこのインターネット店を見たのですが、なぜか出品されていません。「いいかげんにせいよ」ということかしらん。くすん。

「今日のお酒メモ」ができるペーパーマットって気がきいてます。


とぼけた龍、欲しい。ほかにも欲しいのが3つほど……。







ごほうびは「さなぶり」

2010-03-22 11:32:34 | おいしい

武蔵浦和“ふうるふうる”のたらです。
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 昨日、片づけができたごほうびとして、気になっていたお店に行ってきました。
 浦和駅から数分の「さなぶり」さん。今年1月開店。
 
 うふー、いい御酒がたくさんある!
 器が好み! きき酒用のそばちょこ、いいなあ、連れて帰りたいなあ。お水用のグラスもすてき。
 などと思いながらおしゃべりしてたので、写真を撮るのをすっかり忘れてました。
  マイミクさんのMARUさん、ブログでこのお店を紹介してくださってありがとうでした。

 しこたま飲んで、ちょっとあやしくなりながらもちゃんと帰ってこられたぞっと。
  昨日もやっぱりいい日でした。ありがとうございます。


捻挫したばっかりなのに、電車が止まってしまったのに、遠回りしてまで行った……オバカです。真性のオバカ……。


またまた足首を

2010-03-21 15:10:34 | Weblog
武蔵浦和“ふうるふうる”のたらです。
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 捻挫しちゃいました。昨日の朝のお散歩で車をよけようとしたらグキッ。
 前に何回かやっちゃった左足首。いかんのう。
 これは決して前夜のビール一気、日本酒スイスイ、焼酎の赤シソジュース割ゴクゴクの報いではないのだ。
 あんまり一度にじたばたしすぎないようにとの天のおはからいなのかも。
 でも、やっぱり気になることは片付けたい。ということで、昨日も今日も足首に痛みが走らないように気をつけながらも洗濯やら片付けやら。
 書きためていた絵も、家庭科関係で使うかもしれないととっておいた本も、今まで作った本たちも処分。

 あれこれ忙しくしていたら、ボランティア先のスタッフの女性から「ふうるふうるがどんな場所かちょっと見たい。アロマなどに興味がある友人と2人で行ってもよいか」と電話がありました。そのくらいならあまり時間がかからないだろうと思っていたら、結局は宗教の勧誘で結構な時間になってしまった。
 勧誘自体がどうこうというより、とにかく私はこのような引っかけとかだましのやりかたでのアプローチは大嫌い。
  いわゆる「宗教をやってる」という人って、自分が信仰しているものだけが正しくて他は邪教だと言いますね。このかたがたもそう。
  いやしかし、私もオトナになったもんです。言いたいことは言いながらですが、お話をにこやかに聞いていましたもん。

  ま、このところなんかあわただしいのでありました。


ねーちゃんが妙な動きをするからいかんのである。
だから今日も大風が吹いてみんなが迷惑したんだな。
ボクのように落ち着いているように。


 風が恐いと騒ぎ立てて吠えまくっていたのはだれだったんだかねー、ハルちゃん。
 それで疲れて寝てるだけなんじゃないのかね。


ビールで一息……で済むかな

2010-03-19 19:22:29 | Weblog
武蔵浦和“ふうるふうる”のたらです。
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 昨日のくりんくりんくりーんの続きで、今日も整理整頓、草むしり、そうじ、調べもの、月1回のM園へなどなど、ちょこまか動いてました。

ローマンカモミールが生きていてくれたんです。去年の夏、シソ軍団に囲まれて全滅してしまったと思ってたのに生きのびてくれてました。よかった! 嬉しいなあ。



 ローズマリーとラベンダーを思い切って刈り込みました。ほとんど丸ぼうず。元気にはえてきてほしいです。

で、その枝をそれぞれ束ねて干してみました。どうなるかなあ。


桃が満開でした。M園近くの南与野駅付近で。


 ということで、ビールぐらい飲んでもいいよね。えへ。

上段左から、カキとネギ炒め、ショウガの醤油漬け、タマネギみじん切り、ニンジンマリネ。
下段左から、イワシづくし(左から、アンチョビーペースト、オイルサーディン、煮干しのガラの甘辛煮、粒マスタード)、全粒粉クラッカー。



 クラッカーにいろいろのせて食べてたら、アンチョビーと粒マスタードとショウガの醤油漬けが残ってしまった。いや決してわざとあまらせようとしたんじゃないのよ。あまっちゃったのよ。そのままおいとくと味が落ちてしまいそうだから食べちゃったほうがいいよね。となるとちょっとお酒があるほうが食べやすいよね。おお、日本酒が残ってたわいのう。

んで、おかわり。


 あ、台所も、もっと片付けたいなあ。中身がはんぱに残ってるビンなんかをきれいにしたいなあ。どんなもんがあるかしらねえ。なるべく早く整理整頓したいわねえ。となると、けっこう大変ですわあ、うふ じゃなくって、「ふう」ですがな。くふふふふ←これ、むせび泣いてますんですよ、そうなんですよぅ。
 
 で、ごそごそ探すまでもなく、「アカジソジュース+ホワイトリカー」が出てきてしまったんですねえ。
 はい……

くりんくりんくりーん

2010-03-18 19:42:00 | Weblog
武蔵浦和“ふうるふうる”のたらです。
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 すっきりさっぱりしたい! と、このところまたソワソワ。

 よし、いらないものを処理しよう。
 もしかしたら使うかもしれないととっておいたものも思い切って整理。
 ガタがきていた折り畳み式間仕切りパネルも取り外そう。
 ということで、あっちこっちからいろいろと引っ張り出してせっせと片付け。
  今までもずいぶんと整理したはずですが、けっこう出てきます。
 
 ドタバタしているのにハルちゃんは静かだなあと探したら、いつもはあまり入らないケージにいました。おや珍しいとのぞき込んだら幸太君も一緒。
 こりゃあかなり貴重な情況です。「天変地異でもおこるんじゃないかい?」と話しかけたら、じろっと見られてしまった。


ねーちゃんがジタバタしてるときはなんかあやしいです。
とばっちりをくらわないようにしてるです。


まさかハルちゃん、私が整理整頓しているのが天変地異だと言いたいわけじゃないよね。

性差別と暴力との結びつきを

2010-03-15 15:25:07 | 本や言葉の紹介
武蔵浦和“ふうるふうる”のたらです。
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 前回は『「ジェンダー論」の教えかたガイド  女子大生のための性教育とエンパワーメント』(沼崎一郎 フェミックス)をご紹介しました。
 その流れで今回は「性差別と暴力 続・性の法律学」(角田由紀子 有斐閣選書)を。

 著者である角田さんは弁護士で、性暴力や女性の権利に関する事件を多く手がけているそうです。1992年にはドメスティック・バイオレンス調査研究会を設立して日本で初めて夫(恋人)からの暴力の実態調査を行っています。

 この本では、法律の分野に的を絞って性差別と暴力との結びつきを解き明かしています。
 章立ては次の通り。

1 性的マイノリティの権利
2 結婚制度とドメスティック・バイオレンス
3 セクシュアル・ハラスメント―10年の軌跡
4 買売春を考える
5 ポルノグラフィと女性の人権
6 性暴力の根絶をめざして

 わかりやすい文章と裁判例や具体例のおかげで、社会的な女性の地位の変化などの全体的な流れがつかみやすい! 「そうだよねと」、「そうだったのか」があっちこちにあります。少し紹介させてください。

●「なぜ、人々がもっとも親密で心安らぐ場所と思い込んでいた結婚の関係が、女性が命の危険を感じる場になっているのだろうか。もし、男性が職場で上司や同僚から、二十人に一人の割合で「命の危険を感じるくらいの暴行」を体験しているとすれば、それは暴力職場ではないか、人権問題だ、と大騒ぎになることは間違いない。ところが、同じことが夫やパートナーとの間で起きているという客観性のある政府調査に対して、そのような驚きの反応は、新聞やテレビをみる限りではなかったようだ。これはいったい、どうしたことだろうか。「まあ、そんなものか」と受けとめられたのか、もともと、女性の人権には無関心なのか。」

●「人にどなられる経験は、惨めなものだ。自分を侮辱した相手の日常生活の世話をしなければならないことは、その惨めさをいっそう救いがたいものにしてしまう。
 私が出会った多くの妻たちは、泣きながらそのみじめさと悲しみをはき出した。一方の夫は、法定で平気で、「妻を愛している、帰ってきてほしい」などと言い張って、はばからない。
 愛という言葉は、暴力の免罪符ではありえないはずだ。しかし、子どもへの「愛のむち」に見られるように、相手のためだという言い訳をすれば、暴力が愛という衣を簡単にまとって、大手を振って世の中を歩くことができる。愛しているからこそ、妻の振る舞いを見過ごせなく、妻のためだと思って暴力をふるったという弁解も聞く。「愛のむち」夫婦版である。この「説明」は若い男性にも見られるから、女性に対する支配意識が、「伝承」されていることを思い知らされる。
 暴力は、いかなる情況と事情があっても、暴力であり、ふるわれた相手の人格を傷つけるという単純な事実を、男性が理解する必要がある。人が人を支配する、しかも直接の力でそれを行うことは、支配される側の人間には、人格無視以外の何物でもない。人間扱いされないことである。」

●「女性が働いても一人前の収入を得られないのは、女性が労働者として劣っているわけではない。女性を自立できない存在としておくことで、利益を得ている人々が、女性をそのような位置に押しとどめて置こうとしてきただけだ。女性が自分の足で立てないことで、依存的な存在にしておくことで、男性はあらゆる力を独り占めしてきた。人を支配することは、支配者には快適なことだから、この体制は維持されてきた。
 女性をあらゆる暴力を使ってでも支配される立場に押しとどめて置こうとする企みは、残念ながら成功してきた。」

●「男性の中には、このごろはどこもかしこも「セクハラ、セクハラ」とうるさいと思っている人がいる。そのように感じる人は、今までは許されていたのに、なぜ?という素朴な思いがあるのかもしれない。なぜ、今までは許されたことになっていたのか。「既得権」を失うと感じるとすれば、その「既得権」はどういうわけで与えられていたのかを考えてほしい。本来は手にしてはいけなかったものを、不当に手に入れていたこと、今それを返していただく時代がきたのだ。そのことを理解することで、職場の新しい人間関係が築き直される。それは女性が何か特別のものを手に入れることではなく、より人間の尊厳が大切にされる職場に作り変えていくことである。そのような職場では、男性も過労死やリストラ解雇やいじめなどの不当な扱いから解放されるはずである。」

●「かつて女性は夫や父親の所有物であった。結婚は父から夫への「娘」の贈与ないしは交換であった。
 女性が結婚して姓を変えるのは、動産である牛の持ち主が変わると額に新しい持ち主の名前が焼き印で入れられるのと起源は同じである。
 強姦は父や夫の所有物である娘や妻を、被所有者が性的に使用することである。そこで、強姦罪は、所有権を侵害する犯罪(財産犯)と考えられていた。
 強姦罪は、歴史的には男性の所有権を侵害した男性を処罰するものとして生まれた。被害者女性が法的保護の対象とされる余地はそもそもなかった。」

 うーん……。


 さて、以下は、今のところ手元に溜まっている本です。
「家、家にあらず」(松井今朝子 集英社文庫)
「今朝子の晩ご飯 環境チェンジ!篇」(松井今朝子 ポプラ文庫)
「東州しゃらくさし」(松井今朝子 PHP研究所)
「ヤッさん」(原宏一 双葉社)
「中国工場製造部長奮闘記」(曹健/遠藤健治 日経BP社)
「ろんだいえん」(三遊亭円状 彩流社)
「御乱心」(三遊亭円状 主婦の友社)
「名古屋人の真実」(三遊亭円状 朝日新聞社)
「虐待という迷宮」(信田さよ子/シャナ・キャンベル/上岡陽江 春秋社)
「買春と売春と性の教育」(鈴木水南子/村瀬幸浩/角田由紀子/草野いづみ 十月舎)
「戸籍って何だ」(佐藤文明 緑風出版)
「快楽の技術」(斎藤綾子/伏見憲明 学陽書房)
「性差別と暴力」(角田由紀子 有斐閣)
「車イスからの宣戦布告」(安積遊歩 太郎次郎社)

 ああ、次から次へと本が本を呼んでいくのよ。嬉し楽しチョット苦し。
 うふ、やっぱりシ・ア・ワ・セ


本ばっかり読んでんじゃないとあれほど言ったでしょ。
ねーちゃん、僕の目をしっかり見るんだわん。
さあ、仕事したくなーる、仕事したくなーる、仕事したくなーる、仕事したくなーる……


むだ!
おばかな二人とはつきあいきれにゃい。

女子大生だけじゃなく

2010-03-14 14:04:11 | 本や言葉の紹介

武蔵浦和“ふうるふうる”のたらです。
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『「ジェンダー論」の教えかたガイド  女子大生のための性教育とエンパワーメント』(沼崎一郎 フェミックス)を読んで思ったのは、「女子大生だけじゃなく、中学生ぐらいから男子にも女子にも!」でした。
 女性には、小さいときから「ロマンチックラブ幻想」がすりこまれているけど、これ、現実とはものすごくずれている。まずそこから修正することが必要だと思っているので、中学生どころかもっと小さいときから、この本で語られていることをわかりやすく教えてもらえればいいのになあと思ったのです。

実際に恋人から暴力(命令、拘束、脅し、身体的暴力などなど)を受けているのに、この授業を受けるまではそれに気づかなかった学生がかなりいるのにはおどろきます。

沼崎先生は週刊誌の表紙や写真を見比べることや、ドラえもんのしずかちゃんがお風呂に入る場面やのび太のパンツが脱げてしまう場面などを例にして、
「現代の日本では、男性=見る性であり、女性=見られる性に作られているんだよ。」と解説します。
本当に、私たちは幼いころから「社会的性別役割」をすりこまれていますねえ。

これは2003年10月から2年間に渡って「くらしと教育をつなぐWe」(フェミックス)に連載したものをまとめた本。以前にもブログで取り上げましたが、1冊丸ごと読むとまたいろんな思いがわいてきます。全文引用したいぐらいですが、ほんの少しだけ紹介させてください。

●「熱愛至上主義とでも呼ぶべきイデオロギーが、彼女たちを支配しており、縛られることこそ愛されている証拠と錯覚させ、暴力と愛情の区別がつかなくなって、ずるずるとDVへの道にはまってしまう……。こうなると、もうカルトだ。

そうなんですよ沼崎先生、恋愛教ですがな。
 彼氏がいないのは変、結婚しないのは変と思いこんでいる女性がいかに多いか。


●「オトコの恋愛感情は性交欲求となって表れるという、オトコのセクシュアリティについての神話を崩す必要がある。彼が求めてくるのは、私を愛している証拠だと女性に信じさせるのが、この神話だ。この神話に翻弄されて、望まない性交をしてしまう学生が少なくない。
 これと関連して、もうひとつ、オトコのセクシュアリティについて、打ち砕かなければならない神話がある。それはオトコは「溜まるから出したくなる」という神話だ。
『いいですか、溜まるから出したくなるってのはウソですからね。出さないと体に悪いなんてのは、もっとウソだよ。そりゃあ男の身体は精子を毎日製造してるけど、ちゃんと自然に消えるんだから、出さなくたって平気なの。もう一週間も溜まってるんだからサセテクレないと困るなんて言われて、信じるんじゃないよ!』
こ れには大きな反響がある。『ええ、ウソなんですかあ。時々させてあげないと可哀想なのかと思ってました。』などという驚くべき感想を書く学生がいるのだ。」


 小・中・高での性教育って、いったいどんなことをやってるんだ! あーあ。

●「この授業の一番悪かったところ(一番興味が持てなかったところ)」については、特にないという答えも多かったが、「男を批判しすぎ」、とか、「恋愛や結婚を否定しすぎ」という答えも多かった。このあたりに「恋愛の常識」を揺さぶられることへの強い抵抗が読み取れる。本音では、恋愛して結婚すればハッピーになれると思いたい学生が多いのだろう。」

 だろうなあ。だからこそ、沼崎センセ、がんばってちょう。

 この本の最後はこう結ばれています。
後日談がある。2004年度の授業を始めたときのことだ。一人の学生が私のところにやってきて、こう言うのである。
『去年、先生のジェンダー論を取っていた友人が、「すっかり人生観が変わった。あんたも取ったほうがいいよ」というので、先生の授業を取ることにしたんです。でもね、その友人、人生観が変わったという割には、行動はさっぱり変わってないんですよねえ。』」

 大笑いしました。
会うたびに「私、わかったのよ。悟ったわ」と言ってた人、行動も考え方もなんにも変わってなかった。そういう人ってっけっこうみかけます。
 懸命に教えておいでの沼崎先生にしたら、もうガックリですよね。でもでも、これから先もこの授業をぜひ続けてほしいです。


泡盛に開眼!?

2010-03-13 13:55:03 | おいしい

武蔵浦和“ふうるふうる”のたらです。
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 昨夜はM・Kさんと中野の「あしびなー」へ。
 まずはビールで乾杯。オリオンビールの生、うみゃい!
「次、泡盛のゴーヤ割りにする? 二人で4杯ずつぐらいいけちゃうよね。となると、ボトル入れちゃうのとあんまりかわんないかな」
「そうだね。“泡盛のおとも”のところにゴーヤって書いてあるからたぶんゴーヤジュースだよね。それでゴーヤ割りにすればいいんじゃない?」
「どんなもんか、頼んでみようよ」
と話はスルスルとまとまり、泡盛1本、水、氷、ゴーヤジュースを注文。
「ゴーヤはこれから絞るからちょっと待ってて」とマスター。
 きゃー嬉しい! 絞りたてフレッシュが飲める。シアワセ。

 泡盛、実はちょっと苦手でした。他のお酒がない場合は飲むけど、積極的には手を出さないお酒がシェリー酒、紹興酒、芋焼酎、泡盛。
 でも、ゴーヤジュースを入れなくても泡盛をおいしく感じた。
 「私がおいしいと思ったから 3月12日は泡盛記念日」 オホホホホ。

 ああ、どんどんいけない深みにはまっているような……。

 会わなかった2か月の間にM・Kさんにとてもすてきなことがたくさんおきてました。嬉しいなあ。いよいよ始動!
  私はいつもと変わらずでしたが、まあそれも幸せのうち。ありがたいことです。

 あとから来たお客さん、前にも合った男性だ。あしびなーにはM・Kさんと3回来たけど、その3回とも会ってる。毎回サンシン弾きながら歌うので覚えてました。
 去年の夏の1回目からするとかなり上手になっていたのですが、「へた」と言ってしまった。大きな音と声で次から次へと自慢げに続けて、なんかね、「おれのワンマンショーを聞け、誉めろ」って感じで、うーん、ヤカマッシャイ。
 でも、だからって「へた」なんて言っちゃいけない。
 M・Kさん、場を取り持ってくれてありがとう。ごめんね。

 ラフテーおいしかった。
 パパヤチャンプルー、アンダーミス、牛スジ煮込み、ミミガー煮込みも美味。写真とるのを忘れてた。残念。
「ボトルが残ったら飲みに来て飲んじゃってね」
「そちらこそ」
などと、美しい花びらが降りそそいでいるようなウルワシイ会話をしていた二人、気がついたら4時間以上たち、ボトルも空に。アハハ。
 最終電車の1本前に乗れて無事帰宅。
 幸せでおいしい時間でした。M・Kさんいつもありがとう!!! 
 またよろしくね。

今日も元気だお水がンマイ。


ジンチョウゲがいい香り。




やっと終了&活性にごり酒

2010-03-10 21:58:27 | Weblog
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 去年の5月ごろに始まった本の編集・制作のお仕事、やっと昨日で終わりました。
 お声をかけてくださった翡翠館のマスターにやっとご報告できました。ほっとしました。

 翡翠館のマスターには本当にいろいろなことでお世話になっています。今日もでした。
 ご報告のためにうかがったとき、花粉症で鼻をグシュグシュさせてしまっていたら、そっと「これ、ちょっと試してみて」となにかの液体をくださいました。
 少し口にしてみたら、1分もたたないうちに、鼻水が止まった!
 
 これ、「スーパー凍頂烏龍茶」をもとに開発中の秘密の液体らしい。
 「スーパー凍頂烏龍茶」というのがそもそも花粉症に悩んでいるマスターが何とか楽になりたくて開発したウーロン茶だとか。これ、おいしいの。そのうえに私の場合は鼻が通ってくれるの。
 その「スーパー凍頂烏龍茶」をさらにパワーアップ中らしいのですよ。こんな人体実験なら、いつでも呼んでほしいですぅ。
  (マスター、ホームページとブログの更新、してねー!!!


 で、おうちに帰って心も軽く、「活性にごり」に。
 これは盃よりもトールグラスでいただくほうがおいしいなあ。

「開栓時 噴き出し注意!」とあるので、栓を開けるのに気をつかいました!
低温にして、そのままなるべく動かさないようにして、時間をかけて栓を開けるようにしたら、ふう、だいじょうぶでした。


栓を開けたとたん、泡がわきあがりました。
瓶の上のほうの泡、見えるかな。


で、今日のおつまみ。
上段左から、チーズ&ニンジンマリネ、鶏肉ハム。
下段左から、クラッカー&オイルサーディン、白菜浅漬け。
あら、いつもとあんまりかわらないか。


 うーん、スコスコいっちゃいすぎ。
 もっとアルコール度が低くて、しっかりと日本酒の味がある発泡酒があれば、もっと時間をかけて楽しめるような気が……。


飲んだらどーなるかって……。
このバカねーやんが究極到着するところはいつもおんなじだと思うよ……。
ぼくがこのバカねーやんだったら恥ずかしくって顔を隠したくなるデスよ。



吉田健一さんは「旨い」なあ

2010-03-09 18:11:14 | 本や言葉の紹介

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 酒話、肴話はやっぱり吉田健一さんのが好き。
 「旨いものはうまい」(角川春樹事務所 グルメ文庫)の「酒、肴、酒」の項、

「昔、西園寺公は月夜の晩に、二階に上がって酔いの暑さ凌ぎに真っ裸になり、酒樽を一つ前に置いて一晩中、飲んだといふ話がのこつてゐる。さういふ時に肴は余計であり、酒の味が酒の肴にもなるわけであるが、これは旅行をしてゐるか何かして特別にさういふことができる場合であつて我々の毎日の生活ではそれ程までに酒に義理立てすることはない。」

もう、いい! すっごく好き! 
 「我々の毎日の生活ではそれ程までに酒に義理立てすることはない」で大笑い! 最高!

 (酒にも肴にも工夫を凝らした歴史をもつ西洋人が)
 「少し日本酒のことも知るやうになつて、(中略)西洋料理と同じやり方でこの料理にはこの銘柄の酒といふ具合に酒を変へて酒も料理も更に旨くする工夫をしないのかといふ種類の説を立てたりする。
 併しこれは当たつてゐない。西洋の酒でどんな料理にでも合ふのはシャンパンだけであるが、日本酒といふのはその点でも非常な工夫がしてあつて日本の料理である限どんなものでも味さへよければそれで飲めるやうになつている。」
 
 そうなんですよう。今ね、「この日本酒なら絶対にこの料理」と決めつけるオヤジたちがうるさくってさ。
 「肴が合わないと思ったら酒だけ飲んでりゃいいんでぇ。なにぃ、つまみがほしいだと? 鼻でもつまんどきな」なんてこと、つい言いたくなっちゃうン。言わないけどさ。
 ワタイだって「この御酒にこの肴はあわないなあ」なんて文句つけたいときもあるけどさ、そんなときゃあいい塩が一つまみほどもありゃ御の字だい。

 で、吉田健一さんは次にこんなことを言う。

 「といふやうなことを言ふ時、既にこれはお講釈である。そんなものを聞かされるよりも自分の気に入つた肴でなるべく旨い酒を実際に飲む方が、どんなにいいか、これはお講釈をするまでもない。」

 あい、ワタイがしゃべくってんのなんか、「ゲスのお講釈」でやした。スンマセン。トホホ。

吉田健一さんのなんとも悠然とのたくった文章、イギリス流ユーモアのおかしさ、大好きです。
 
で、今日の御酒は「春霞 純米生原酒」(秋田県仙北郡 合名会社栗林酒造店)。
上段左から、湯豆腐、ピータン、炒り卵。
中段左から、白菜漬け、自家製腐乳(フウルウ)、おせんべ。


 春霞、私にはかなり甘めで、それこそ桜の下でゆるりゆるりと飲みたいようなお酒でした。いつもよりだいぶ早くから飲み始めたけど、まあそんな日もあるってことで。

 吉田健一さんの文のことでなんのかんの言いましたが、やっぱりお酒のこと、つまみのこと、いろいろ言いたくなっちゃうン。てへへ。

 今日もおいしい御酒と肴をいただけました。ありがとうございます。



正しいエコ生活って

2010-03-08 20:31:35 | 本や言葉の紹介
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 武田邦彦さんは今推奨されているエコロジー生活を批判しているかたです。
 「完全理解版 家庭で行う正しいエコ生活」(武田邦彦 講談社)は、何がどのように間違っているのかをわかりやすく解説しています。

 武田さんは、「環境の時代」とは、「自分のことだけを考えない」、「目に見えるところだけを考えない」ということでもあると言います。
 レジ袋についても、レジ袋を廃止したらその代わりに使うバッグやゴミ袋のことは考えない、ペットボトルのリサイクルについても、ペットボトルの回収に使うトラックの燃料や人件費などのことを考えない。目先のことだけを見ているから、かえって環境を汚すことになっているそうです。
 たとえば、紙をリサイクルすると石油を2倍使い、森林を破壊することになるため、よいことではない。
 しかし、紙の原料となる森林は製紙会社が管理しているか、もしくは長期的な契約を結んでいるため、ほとんど現状を維持し、保護している。紙をリサイクルしないほうが製紙会社は森を守ろうとするので、紙の消費量が増えれば「保護された森林」が増えることになる。
 問題は、発展途上国の森林で、国が発展するときは、森を切り開いて道、宅地、工場団地などを造成するなどで多くの森林が犠牲になる。
 たとえば牛乳パックをリサイクルすると、水道水を無駄に使う、紙のリサイクルに石油を2倍使う、量的に紙の消費量全体から言ってまったく効果がない、等の結果になるので牛乳パックのリサイクルはしないほうがよい。
 たとえば、リサイクルしてもごみが減ったことにならない。市民が分別せずにごみを出すと「市役所が処理するごみ」に分類されるが、市民が分別すると「資源」に分類されるので統計上はごみが減ったように見える。しかしその「資源」は実際には使えないので、役所はお金(税金)をつけて業者に私、業者はそのお金を使ってその「資源」をごみとして捨てる。
 等々。裏話も含めて、「えっ、そうだったのか」がいっぱいでした。
 
 今、「エコのためだから」とつけるとなんでも通っちゃうような感じになっているのがいやーな感じなのですが、武田さんが孔子の言「好直不好学其蔽也絞」(正直なのを好んで学問を好まないと、その弊害として窮屈になる)を、を引用して「まじめな人は勉強しなければならない。なぜなら、まじめで知識が少ないと、他人を非難し、責めるようになるから」と訳しているところでは、そうだよねえと膝を打ちました。

 武田さんは「私の解決策」として、レジ袋をゴミ袋に利用する、ペットボトルは3回以上再利用して、ごみとして捨てる、国産の割り箸をどんどん使う、ダイオキシンに注意する必要はない、紙や牛乳パックはリサイクルしないでごみにする、アルミ缶はどんどんリサイクルする、食糧自給率を上げるために、ハウスものでも養殖物でもとにかく国産のものを食べる等をあげています。

 そんな武田さんには風当たりも強い。
 私も何となく釈然としないなあと思うところもありました。
そこで、「武田邦彦はウソをついているのか? 日本人の環境問題の常識を覆す熱闘論」(編著:武田邦彦/杉本裕明 PHP研究所)を読みました。
 これは、循環資源研究所、全国都市清掃会議、国立環境研究所、ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議事務局、内閣府原子力委員会、環境省地球環境局、廃PETボトル再商品化協議会環境ジャーナリスト、本国会議員、大学教授などの面々が、2007年と2008年の2回に渡って武田さんと討論を繰り広げた記録をまとめたもの。

うーん、、何が正しいエコ生活なのでしょうかねえ。
 両方読んでも、とまどうことしきりであります。

図書館の臨時休館終了

2010-03-06 13:36:36 | 本や言葉の紹介
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 で、リクエストしていたのがたくさん来ていたのでさっそくひとっ走り。

「子供たちの復讐」 上・下 (本田勝一 朝日新聞社)
「見とれていたい」 (柴崎友香 マガジンハウス)
「『ジェンダー論』の教え方ガイド」(沼崎一郎 フェミックス)
「日本人はなぜ環境問題にだまされるのか」(武田邦彦 PHP新書)
「歌舞伎のびっくり満喫図鑑」(君野倫子 小学館)
「臨死からの帰還」(メルヴィン・モース ポール・ペリー 徳間書店)
「造花の蜜」(連城三紀彦 角川春樹事務所)
「いつもの道、ちがう角」(松尾由美 光文社文庫)
「クク氏の結婚、キキ婦人の幸福」(佐野洋子 朝日新聞出版)
「大江戸亀奉行日記」(松井今朝子 角川春樹事務所 ハルキ文庫)
「三世相」(松井今朝子 角川春樹事務所)
「二枚目」(松井今朝子 角川春樹事務所)
「一の富」(松井今朝子 角川春樹事務所 ハルキ文庫)
「辰巳屋疑獄」(松井今朝子 ちくま文庫)

 このところ松井今朝子さんにはまってます。
 このかた、京都祇園町の上等なお料理屋さん育ちなのに、江戸ものが上手。ご出身のことを知らないで読んでいたときは、根っからの東京っ子かと思ってました。
 意識して読み始めたのは「今朝子の晩ごはん」がきっかけでした。身近なこと、日々の出来事などについてストレートで気持ちのいい書きぶり。当たり前ですが、文章が上手でスルスルと読ませてしまう。
 ああ嬉しい。いい作家さんとの出会い、ありがとうございます。

 で、昨夜は機嫌よく飲みに出かけました。
 1軒目、初めてのお店でしたがなかなか。暑いと言ってもいいぐらいの日だったのでビールがンマイ! カキフライでビール、うっれしーなー。
 いちばん嬉しかったのは、ご一緒したS・Hさんのお話が聞けたこと。すてきなゴールへの新たな旅立ち、おめでとうです。
 本当に人間って面白くて楽しい。
 しかーし、一人で行った十条での2軒目で沈没。目が覚めれば家。ううう。



ムニャムニャ……「言葉」と「体験」は同じ量だけないと……
心のバランスが……「体験」っつったって飲酒体験ばっかりじゃ……
……ねえちゃんはアホだから……
こんなのに出会わされたボクって……ムニャムニャ……


 うっさい、寝るなら静かに寝てなさいってんだ
 そんなふうに変にねじれて寝てるから寝言までねじれるんだよ。
 

ひな祭りイブ

2010-03-02 21:46:03 | Weblog
武蔵浦和“ふうるふうる”のたらです。
         (↑これをクリックするとホームページに行きます)


今日はひな祭りイブであり、人生の師匠だった八鍬真佐子さんの命日。
 八鍬さんとお連れ合いの塩坪三明さんに出会え、「自然と動物を考える市民会議」を手伝えたおかげで、たくさんの思い、たくさんのことを胸にしまえました。

 いやあ、八鍬さんにはしごかれました。
 でもね、歯に衣着せずにぴしゃっと言ってくれる人がいるってことがどんなにありがたいことだったか。本当に感謝してます。

 八鍬さん、今私は、あのころには思ってもみなかった生活をしてるよ。
 お通夜の席で紹介されてしまった犬のハルト、元気だよ。「八鍬さんからの宿題みたいだから、引き取らなくちゃいけないか」と思って尼崎から連れてきたけど、最初の5年は犬・人共にしんどかった。そのあとの5年でなんとかなれてくれるようになり、今ではけっこういいコンビですぜ。でっかすぎるほどのプレゼントをありがとうございました。
 ハルちゃんの年齢が八鍬さんがいなくなってから過ぎた年なんだよ。 

 今日はとっても寒いけど日本酒を冷や(常温)で。

上段左から、ギンナン、ウズラ卵の西京漬け、ひなあられ。
中段左から、揚げサワラ・白菜漬け・ニンジン炒め・醤油漬けショウガの盛り合わせ、鶏肉ハム、ニンジンマリネ。
御酒は「まんさくの花 純米吟醸生詰原酒 八八七分の壱」を2合ばっかり。


 ひなあられ、この美人さんの御酒には合いました。
 鶏肉ハム、ちょっとしょっぱくなったけど、初めて作ったにしてはまあまあのでき。

 御酒もつまみもおいしくいただきました。ごちそうさま。ありがとうございました。