ふうるふうる・たらのあんなことこんなこと

いろんなできごとを面白がってしまおうと思っています。
日常のあれやこれや記事です。

経済的徴兵は2年前から準備が

2015-09-30 16:42:46 | 戦争

  安保法と徴兵についてよくまとまっている記事が今朝の東京新聞に掲載されたていたので抜粋します。

●これからどうなる安保法 (5)入隊希望の減少予測
 安全保障関連法の国会審議では、将来的に徴兵制が導入されかねないとの懸念も示された。安保法の成立によって、自衛隊の海外任務が拡大し、隊員の危険が高まり、志願者が減っていくのではないか、との見方からだ。
 安倍晋三首相はこうした声に「不安をあおるデマ」と反論している。徴兵制について、政府は憲法18条が禁じる「意に反する苦役」に当たり違憲だと解釈。
 だが、安倍政権は徴兵制と同じように過去の歴代政権が「憲法上許されず、解釈変更はあり得ない」と説明してきた集団的自衛権の行使を容認した。徴兵制に対する国民の不信感や不安感は、政権自らがつくったといっていい。
 もう一つ、徴兵制をめぐり指摘されているのは経済格差や貧困との関係だ。
 米国ではベトナム戦争後に徴兵制は廃止された。だが、イラク戦争以降、軍の担当者が貧困家庭の高校生らの情報を入手、医療保険への加入や除隊後の学資支援などを示して入隊を勧誘したと報じられている。
 米国に将来の日本を重ねる見方は少なくない。日本では所得格差が拡大し、親から子への貧困の連鎖が社会問題となっている。困窮した若者が選択肢がないため経済支援を受ける条件で入隊し、安保法で拡大した武器使用を伴う海外での危険な任務に就かざるを得ない-。あくまで強制ではないので、本来の「徴兵」とは意味が異なるが、こうした構図を「経済的徴兵」と指摘する声もある。
 国会審議では2年前、無職の若者への就職対策を唱える経済団体幹部に対し、防衛省が任期付きの実習生制度導入の「イメージ」を伝えていたことも明らかにされた。
 防衛省には現在、自衛隊入隊を条件に、大学生らに学資金を貸し出す制度がある。


 防衛庁は2年前から「実習生制度」って名前で経済的徴兵の「イメージ」をつくって誘導してたってわけね。つまり、もっともっと前から「戦争できる国」をつくろうとしていた人、党、経済界などがあったわけね。
 もしかしてアベノミクスってさ、経済格差と貧困をつくりだして貧困家庭の若者を「自主的」に「兵士」にするための政策なのなのかしら? 
 えっ、今さら気づいたのかって? いやあ、派遣法の改正などなど貧困をつくりだすよなあとは何と思ってたけど、戦争したいためのまえふりってことだったとは……ちょっとうかつだったわ。ほら、ワタシって善良だからさ、深慮遠謀の悪意になかなか気づけなくって。エヘッ。←すみません、善良とかじゃなくて、たんなるパーです。
 って、そんなこと言ってるとたちまち太平洋戦争、第二次世界大戦への道を「見逃していた」、「見て見ぬふりをしていた」、「知ってたけど声を上げなかった」状況と同じになっちゃう。
 気づいたら声を上げようねえ。


「安保法制 言わねばならないこと 特別編」から 3/5

2015-09-30 10:25:10 | 戦争

【「歴史」 繰り返すのか】 歴史家・保阪正康氏
◆日本「準戦時体制」へ移行
 僕は国会審議を見ていて、たった一つの結論に落ち着いた。司法、立法、行政の三権が独立して、民主主義の体制は維持されるのだが、行政つまり内閣が、他の二つを従属させようとしているんだね。それはファシズム(独裁)だ。

 確かに、七十年続いた戦後民主主義は、崩れようとしているのかもしれない。でもいつかは変えなくてはいけない。米国型でも、戦後でもない、新しい日本のデモクラシーをつくればいい。その根幹は、決して国家に隷属せず、対等な関係にあるシビリアン(市民)の姿勢だ。この国の体制にシビリアンの声をもっと生かしてほしい。

 戦後民主主義は強者の論理でもあった。競争社会はエネルギーを生むが、貧困などで敗者が増えると、社会不安を巻き起こす。もっと日本的な禁欲さや勤勉を受け継いだ、デモクラシーがあってもいい。

<ほさか・まさやす> ノンフィクション作家。1939年、札幌市生まれ。同志社大卒。「昭和史を語り継ぐ会」主宰。昭和史の実証的研究のために、これまで延べ4000人に聞き書き調査をし、執筆活動を続けている。2004年、菊池寛賞を受賞。近著に「戦場体験者 沈黙の記録」(筑摩書房)など。


犬はガブリ、猫はゲロリ

2015-09-29 14:37:10 | 犬猫

 やられてしまった。昨夜23:20ごろハルトに薬を飲ませようとしてあせったらガブリ!
  噛まれたときは痛いというよりすっごい衝撃波を受けたような、ガンッという衝撃でしびれた感じでした。
 水道水で血を流し洗いして救急絆創膏を貼ってから少しきつめに包帯を巻いたけど、そのあいだもしびれ感と痛みが強いのなんの。
 応急処置後、以前歯医者さんにもらった痛み止めが効くかどうか調べ、ついでに近所の外科と夜間救急についても検索。痛み止めを飲み、朝イチでいちばん近くの外科に行くことに決定。
 痛み止めを飲んでも痛いのよ。眠れなかったのよ。まあ、眠れないのはいつものことだけどさ、ハハハ(乾いた笑い)。

 んで朝5時、ハルトの体位をかえて下になってた右側を上にしたら、右目周辺がぐっしょりぬれてる。今までにないぐらいのぬれかたで、とうとう失明かとあわてたわ。
  アタシの外科よりアンタの獣医かい!
 
 10時半から約束してたことがあったんだけど急遽変更のお願いをメールし、動物病院は8時半からで外科は9時からだからまずは動物病院に行くことに。
 準備をしてたら、今度は猫がゲロリ!
  ゲゲゲとあせったけど、どうやらちょっと食べ過ぎたらしいので静観。ゲロッピをきれいにするのに時間をとられたけど何とか出発して運良く最初に診察してもらえたわ。

 さてハルト、特に右目が問題なのよ。
 1か月前ぐらいについてしまった傷が治りにくく、抗生物質の点眼薬と非ステロイドの点眼薬をつけているのになかなか回復しないこと、ヒアルロン酸点眼薬もこまめにつけているのに目の表面が乾いていること、それなのに目のまわりがぐっしょりぬれてしまうこと(原因不明)などで獣医さんも困ってる。老化が原因かもということですが。
 今回は点眼薬を軟膏に代えてみました。効果があるといいなあ。
 猫のふらつきも気になっているので相談し、てんかんを抑える薬ゾニサミドを1回3/8錠にしてみることに。
 1/3錠だときかなくて、1/2錠だとふらつくから3/8錠。こまかいのう。

 そのあとで外科へ行ったら、1時間半も待つことになってしまってあらあらまあまあ。
 無事に傷の治療と破傷風の注射をしてもらってやっと一息つきました。
 噛まれたときには手当てするのにてんてこまいで傷自体はよく見ていなかったので、救急テープをはがしたとき(痛ーい!)にちゃんと見たところ、爪側は第一関節の先三分の一ぐらい、腹側は半分ぐらいのところに傷。やはりかなりひどく、もしハルトが元気なころなら完全に食いちぎられていただろうねえ。
 指が何かにちょっとあたるだけでかなり痛むのがしんどいな。心臓より下にするとズキズキがはんぱないなあ。でも、大事にならなくてよかったよかった。
 抗生剤を出してもらったので感染症は大丈夫だろうし、破傷風対策もばっちり。外科での治療はガーゼを取りかえて傷の治りを診るだけのようなので、自分で湿潤療法をやってみることにしました。だって、乾いたガーゼを引っぺがすのって痛いんだもん。それを毎日されちゃあかなわん。さてどうなるか。
 
 家に帰ったらハルトは何事もなかったように寝ていてちょっとムカッ。まったくもう!  でも、何もないのがいちばんだねえ。幸太君ものんびりしていてほっとしました。

 幸太君用の3/8錠、できるかどうかやってみたら、何とかできるのでまたもやホッ。
 3/8錠って1/4錠+1/8錠だから、全部を1/8錠の大きさにきざむことはないのよねえ。算数的才能なし(“数学”でさえない“算数”の段階!)の私がそれに気づいたってすごいわねえとちょっといい気になったのですが、「客観的に考えると」すごいわけじゃないわねえとちょとへこむ。
 まあとにかく気ぜわしかった12時間でありました。

 まだ“痛みハイ”みたいなため文章がおかしかったらごめんなさい。


ハッカの花が甘い

2015-09-28 13:10:29 | うれしい

  2~3か月前に立ち寄った園芸店で、ミントが何種類も並べてあるなかにあったのが「ホクト(北斗)」。とても香りが強く、じつににさわやかで雑味を感じなかったので、うちに来てもらいました。
 調べてみたら、ニホンハッカ、「ホクト」はニホンハッカにオランダハッカとブラックペパーミントを交配した品種。日本のハッカの中で精油が採れる量は最大で、「ハッカ脳」(メントール)の含有率が高いのが特徴だそうです。
 だいぶ育ったので先日葉っぱを摘んで乾燥させたら、乾燥しても香りが強くて嬉しかったのよ。
 以前育てていたアップルミントとはかなーり違うのにびっくりしました。
 花が咲くままにして、ふと摘んで口にしたら、甘い
 ホクトの花って甘いのねと思いましたが、考えてみたら花の蜜が甘いわけで、花びらが甘いんじゃないのよねえ。アップルミントは花を咲かせずに収穫していたので、花の甘さを比べられないのが残念。

 花だけ摘んで乾燥させても甘さは残っているので、なんか嬉しくて1日に何回も口にしています。すっきりさわやかで気持ちいいのよ。ありがたしありがたし。


「安保法制 言わねばならないこと 特別編」から 2/5

2015-09-27 07:34:33 | 戦争

【「安全」 確保されるのか】 「紛争解決請負人」 伊勢崎賢治氏
◆自衛隊のリスク増える
 安全保障法制の一番の目的は、日本の施政下に限られている日米同盟の範囲を世界中に広げ、「普通」の軍事同盟にすることだ。

 至近距離で陸上の敵と向き合う国連平和維持活動(PKO)の現場が、一番危ない。

 そうした現場では、戦闘員と住民の区別がつきにくい。もし自衛隊員が誤って住民を傷つけてしまったら、国際人道法違反とみなされる。通常は、各国が現地の法律よりも厳しい軍法で裁くことで怒りをなだめようとする。自衛隊には軍法がない。現地の怒りを買い、日本の外交的な地位は失墜する。

 自衛隊員は個人の犯罪として裁かれる。そもそも憲法九条があるから、日本は紛争の当事者や交戦主体になれない。根本的な法的地位を国民に問わないまま、自衛隊を海外に送ってはならない。

 対テロ戦の現場で日本の存在感が増せば、過激派組織「イスラム国」(IS)のようなグループに、日本を攻撃する口実を与えることになる。彼らが「日本を攻撃するのは、米国を攻撃するのと同じだ」と考えた瞬間から、日本は敵になる。そうなれば狙われるのは原発だ。

 日米同盟は否定しない。しかし、日本のイメージ失墜をどう食い止めるかを考えなければならない。

<いせざき・けんじ> 1957年生まれ。東京外語大大学院教授。国連PKOの幹部として、東ティモールで暫定政府の知事、シエラレオネでは武装解除を担当した。日本政府特別代表としてアフガニスタンの武装解除も指揮し「紛争解決請負人」とも呼ばれる。


国連は沖縄の人々の権利保護を日本政府に勧告している

2015-09-25 11:31:53 | 沖縄基地問題

  翁長雄志沖縄県知事は21日午後(日本時間22日未明)、スイス・ジュネーブの国連人権理事会で名護市辺野古への米軍基地建設に反対する声明を発表しました。(最後に全文を載せます)
 そして24日に「日本外国特派員協会」で次のように説明しました。今朝の東京新聞記事「辺野古は人権問題 翁長知事が国連で言いたかったこと」から抜粋します。

 沖縄は136年前までは、人口数十万人の小さな独立国だった。日本に併合され、一生懸命言葉も勉強したが、戦争では最も悲惨な目に遭った。戦後、沖縄に自己決定権が何もない中でつくられたのが今の基地。そして今も日本は、沖縄の自己選択権、人権を何も保障しないまま、再び翻弄しようとしている。私たちは琉球王国のように、アジアの架け橋になりたいと望んでいる。
 

 私はだいぶ前から、沖縄は独立して日本とは別の国になるほうがいい状態になるんじゃないかと思っていたけど、今朝の「辺野古は人権問題 翁長知事が国連で言いたかったこと」「国連人権機関 過去に何度も勧告 先住民差別 続けるのか」を読んで、ますますその意を強くしたのよ。

 で、記事を私なりにまとめてみました。長くなります。

 記事の見出しの「先住民」という表現にちょっとひっかかったんですけどね、沖縄の「先住民性」とは何かについて、龍谷大学の松島泰勝教授(島しょ経済論)は「まず独立国として存在していた歴史がある」と説いています。
 15世紀に始まる琉球王国は450年間続き、独自の文化を築いた。江戸末期にはアメリカなどとも独自の修好条約を結んでいる。つまり独立国として認められてたわけだよね。でも明治政府は琉球を日本の領土と見なして1879年に併合。そして日本政府は沖縄を他県と同じ日本民族で差別はないと主張。
 なんか、スペインに滅ぼされたインカやアステカを思い出してしまったよ。アイヌ民族もその先住民性を認められたのはつい最近だったよねえ。

 さて、国連は日本政府の主張を蹴り飛ばしているのよ。

国連の動き
・自由権規約委員会は2008年に沖縄の先住民性を認め、「彼らの土地の権利を保障すべきだ」と勧告。
・教育科学文化機関(ユネスコ)は2009年に沖縄固有の民族性や歴史、文化を認めた。
・人種差別撤廃委員会は2010年に沖縄の基地集中が人権侵害にあたると勧告。
 2014年夏の「最終見解」で沖縄の人々の権利保護を勧告。消滅の危機にある琉球語の保護や歴史・文化を伝える教育カリキュラムの促進を求める。
 先住民性を認めない日本政府の姿勢に対して「遺憾」の意を表し、「彼らの権利保護については沖縄の代表者との十分な対話がなされていない」と断じた。

 これらの流れを踏まえると、翁長知事の演説がより分かりました。

●翁長知事の国際演説のポイント
・沖縄の人々は自己決定権や人権をないがしろにされている。
・沖縄は日本国土の0.6%の面積しかないのに、在日米軍専用施設の73.8%が存在し、戦後70年間基地に派生する事件・事故や環境問題が生活に大きな影響を与え続けている。
・基地になっている土地は沖縄が自ら進んで提供したものではない。
・日本政府は沖縄での全ての選挙で示された民意を一顧だにせず、美しい海を埋め立てて辺野古新基地建設作業を強行しようとしている。
・自国民の自由、平等、人権、民主主義などを守れない国が、世界の国々とその価値観を共有できるのか。

●演説への日本政府の反応
嘉治美左子大使(ジュネーブ国際機関政府代表部)
 辺野古移設計画は合法的に進められている。
菅官房長官
 各国の人権保護などを主な任務とする理事会で、沖縄の米軍基地をめぐる問題が扱われたことに強い違和感を持っている。知事の主張は国際社会では理解されない。

  翁長知事は菅官房長官の発言に「基地問題は民主主義の在り方としておかしいと、本土の人に気づいてもらわないといけない」と反論しています。

●各氏の意見
松島教授(国際法にもとづいた沖縄の独立をめざしている) 
 自らの土地の使い方を自分たちで決定できないのは明らかに人権侵害。
糸数慶子参院議員(沖縄選出) 
 県民が繰り返し選挙で辺野古基地建設に反対しているのに、民意に反して工事を進めようとしている政府の姿勢は人権侵害の最たるもの。
  戦後、米軍の統治下で土地を強制的に奪われたばかりか、車にひかれて殺されても、女性がレイプされても住民の権利は守られなかった。本土復帰後も沖縄の人権は踏みにじられた。
神戸大学・五十嵐正博名誉教授(国際法)
 翁長知事は「自己決定権」という言い方をしたが、民族自決権は、国際社会では最も重要な人権。
 知事の演説は国際社会では当たり前に支持されるロジック。否定する政府のほうが理解しがたい野蛮な主張に聞こえる。
沖縄国際大学・前泊博盛教授(政治学)
 いじめられた人に、いじめた側が「いじめじゃない」と言い募るのと同じ。どう見ても、聞く耳を持たないのは政府の方だ。
  結局、日本に民主主義はない。沖縄の基地問題は客観的には差別以外のなにものでもない。政府も、政府の主張に納得する国民も、問われているのは自分たちの姿勢であることを直視すべきだ。

 ヘイト(ヘイトスピーチ)の放置、安全保障関連法の成立強行…。すべて同根ではないのか。


 基地問題は沖縄の人権と切り離しては考えられないんだね。だからこそ翁長知事は“加盟国の人権状況を監視して改善をうながす重要機関”である国連人権理事会で演説したんだ。翁長知事のすばらしい粘りの理由が少しわかった気がします。


●「辺野古の状況を見てください」国連での沖縄知事声明全文(日本語訳)
沖縄タイムスWeb(2015年9月22日 11:42)から
 
 沖縄県の翁長雄志知事は21日午後(日本時間22日未明)、スイス・ジュネーブの国連人権理事会で名護市辺野古への米軍基地建設に反対する声明を発表した。声明は次の通り。

 ありがとうございます、議長。
 私は、日本国沖縄県の知事、翁長雄志です。
 沖縄の人々の自己決定権がないがしろにされている辺野古の状況を、世界中から関心を持って見てください。
 沖縄県内の米軍基地は、第二次世界大戦後、米軍に強制接収されて出来た基地です。
 沖縄が自ら望んで土地を提供したものではありません。
 沖縄は日本国土の0.6%の面積しかありませんが、在日米軍専用施設の73.8%が存在しています。
 戦後70年間、いまだ米軍基地から派生する事件・事故や環境問題が県民生活に大きな影響を与え続けています。
 このように沖縄の人々は自己決定権や人権をないがしろにされています。
 自国民の自由、平等、人権、民主主義、そういったものを守れない国が、どうして世界の国々とその価値観を共有できるのでしょうか。
 日本政府は、昨年、沖縄で行われた全ての選挙で示された民意を一顧だにせず、美しい海を埋め立てて辺野古新基地建設作業を強行しようとしています。
 私は、あらゆる手段を使って新基地建設を止める覚悟です。
 今日はこのような説明の場が頂けたことを感謝しております。ありがとうございました。


「国は責任もてるか」

2015-09-24 12:42:27 | 原発

 昨日23日、「さようなら原発 さようなら戦争全国集会」が代々木公園で開かれ、それについて今朝の東京新聞が掲載していました。抜粋します。

●理不尽には声を 平和、脱原発願う全国集会
 原発再稼働、安全保障法制、沖縄の米軍基地問題-。民意を顧みず重要な政策を押し通そうとする安倍政権に、市民の怒りはやむことはない。「さようなら原発 さようなら戦争全国集会」の参加者は「理不尽を見過ごすことはできない。市民の力で少しずつでも変えていきたい」と声を上げた。 

◆川内 国は責任持てるか (川内原発増設反対鹿児島県共闘会議 野呂正和)
 8月11日に川内原発1号機は再稼働した。まだ終わったわけではない。九州電力は10月にも2号機の再稼働を目指しているが、たくさんの問題がある。
 一年前、(当時の)小渕優子経済産業相は鹿児島県知事へ約束した。もし事故が起こった場合には、関係法令に基づいて政府は責任を取る、対処すると。福島の話を聞いていると、国は責任を持てるだろうか。
 集団的自衛権を行使した場合、敵国から川内原発や(佐賀県の)玄海原発へミサイルが飛んできたら、日本は全滅する。そのことは一切、触れられていない。皆さんと一緒に、全国の原発再稼働は絶対に許さない運動をつくっていこう。


「安保法制 言わねばならないこと 特別編」から 1/5

2015-09-23 08:50:54 | 戦争

 18日にブログに東京新聞朝刊掲載「今こそ言わねばならないこと 有識者6人の論点」を紹介しましたが、各氏の発言からいくつか抜粋していきます。

【「民意」 届いたのか 「全日本おばちゃん党」 谷口真由美氏
◆「口うるさい市民」継続
 政府の姿勢や国会審議を見ていると「オッサン政治ここに極まれり」という感じがする。
 一つは、安倍晋三首相が他人の話を聞く耳を持たないこと。
 異論に耳を貸さずに「この道しかない」ではアカンでしょ。
 もう一つは、戦争は人が人を殺すというリアリティーが伝わらないこと。「積極的平和主義」と言うなら、シリアから欧州に流入している難民の受け入れなど、やるべきことはある。けんかが強いやつが偉いというのは「ヤンキー文化」の発想だ。

 安保法制は腹が立つことばかりだが、良い側面を挙げれば、国民がおかしなことに対して声を上げることを覚えたことだ。
 デモや集会で反対の声を上げることは、悪いことでもキモいことでもないという価値観が広がったのは良いことだ。

 安保法制の成立後、デモに参加していた人たちが無力感や虚無感にさいなまれることを心配している。政府は「喉元過ぎれば熱さを忘れる」と思っているはずだが、法律ができたら終わりではない。抗議活動が実らなかった「デモロス」に陥らず、これからも、できることをできる範囲で続けたらいい。

 自分の意見をなかなか言わない日本人が意思表示を始めたことで、日本の民主主義も変わっていくと思う。これを契機に日本人は口うるさい有権者、市民にならないといけない。

<たにぐち・まゆみ> 1975年生まれ。大阪国際大准教授。男性中心の政治を変えようと「全日本おばちゃん党」をフェイスブック上で設立し代表代行。女性議員の増加や地方選挙での投票率向上などを訴える。現在の党員は約5300人。


 政治のことを話したり批判などをするといまだに「非国民」だの「アカ」だの言う人がいるのよねー、若い人でもねー。
 そんなこと言うほうが国を悪くするのに参加している非国民じゃないんかのうと思ったりするぞ。
 まあ、議論ができなくて感情的に相手をやっつけるぞになっちゃうのは困ったことなんだよねえ。

 


おわび記事「中村喜四郎議員は退席」とのこと

2015-09-23 08:49:26 | まじめな話

 今朝の東京新聞に、安保関連法の投票行動についてのおわび記事が掲載されました。

 20日朝刊2面の「安保関連法本会議投票行動のうち、中村喜四郎衆議院議員(無所属、茨城7区)について「賛成」とあるのは「退席」でした。
 
 とのことです。私のブログで20日に「平和維持を続ける」というブログを書き、「安保関連法、議員の投票行動の結果」を取り上げましたので、その補足としてここに記します。


ちゃんとした政府じゃないから米軍基地は撤去できないんだ びっくり

2015-09-22 12:40:12 | 戦争

 今朝の東京新聞「本音のコラム」の鎌田慧さん(ルポライター)の発言から抜粋します。

●日本は独立国か
 また米国の圧力の下で安保法制が強行採決された。「米国の圧力の下で」と書いたのは、訪米した安倍晋三首相が日本の国会で話し合う前に「夏まで」と法案成立を約束。自衛隊統合幕僚長も米軍の責任者に約束していたからだ。

 削減された米軍予算と米兵の代わりに、日本のお金と若者の命を差しだすのが「武力攻撃事態法」だ。

 藤田さん(※)は、「手先」は命令をきくばかりではなく、率先して迎合するとも書いている。

 米国のいうことを聞くしかないなら、独立国とはいえない。ポツダム宣言には、ちゃんとした政府ができれば基地は撤去できる、と書かれているのです。

※藤田さんとは、55年前の安保闘争をまとめた『1960年5月19日』(日高六郎 編、岩波新書)の冒頭の章を書いた思想史家・政治学者の藤田省三氏のこと。

 日本の政府はちゃんとした政府じゃないのね。
 独立国のちゃんとした政府じゃなくて、アメリカの属国の“政府もどき”なのね。
 だから率先してアメリカにしっぽを振るのね。あーあ。


非自民票を有効に集めるために、ぜひ野党同士の共闘を

2015-09-21 20:39:42 | まじめな話

 今朝の東京新聞「本音のコラム」、宮子あずさ(看護師)さんの呼びかけから抜粋します。

●野党5党の皆さんへ
 この先も安部内閣のいいようにはさせられない。次のヤマは、来年夏の参院選。とにかく自民党の議席を減らさないと、やりたい放題が続く。
 何よりほしいのは、自民党に入れたくない人の投票先。
 ぜひ共闘を。野党同士が協力して、非自民票を有効に集められないか。例えば、民主党と共産党の候補者の票を足すと自民党の候補者より票が多かった、みたいな負け方をしないでほしいのだ。
 一致協力した皆さんなら可能では? 心から期待しています。

 有権者も、自民党に勝てる投票の仕方を考えよう


平和維持を続ける

2015-09-20 08:51:57 | 戦争

 今朝の東京新聞の、安保関連法に関する記事からいくつか抜粋します。

●忘れない。まず参院選 (政治部長 金井辰樹)
 国会で決まった法律は、議員の構成が変われば廃止も修正もできる。だから「選挙に行こうよ」なのだ。
 来年夏には参院選がある。参院選は衆院選と違い、政権を直接選ぶ選挙ではない。
 ただ、参院選で政権党が負けることで政治が大きく変わることもよくある。
  (全国に広がる安保法制反対の)声が上がり続けることになれば、それは政府を監視することにもつながる。
 国民が目を光らせ続ければ、強引な運用への歯止めにもなり得る。
 議員一人一人の投票行動をチェックして、まずは来年の参院選を迎えたい。

安保関連法、議員の投票行動の結果
 東京新聞2面に、「参院本会議で19日未明に行われた安全保障関連法の採決で、全議員はどのような投票行動をしたか」の結果が掲載されています。私はこれをとっておいて選挙のときの参考にするよ。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015092002000120.html

●私たちには政府つくりかえる権利ある(武井由起子弁護士 明日の自由を守る若手弁護士の会)
  権力を縛っている憲法を権力が勝手に変えれば、立憲主義の否定。政府が約束を守らないなら、私たちには抵抗し、政府をつくりかえる権利があります。

 若者も高齢者も抗議に立ち上がった。人はそのように変われるし、変わることに希望があると思う。

●声を上げ続けていくこと (奥田愛基 SEALDs=自由と民主主義のための学生緊急行動、シールズ 国会前でのスピーチ要旨から)
 今日で終わりじゃない、これからも選挙以外でも声を上げることは意味がある。ていうか、当たり前のこと。
 皆さんはこの法案に対しておかしいと思っているから、たまたまここで抗議があるから来てるんですよ。政党うんぬんじゃないでしょ。
 有象無象で、どこの誰か分からないまま、また帰っていくんです。それでいいじゃないですか。それこそがわれわれが個人であるっていうことです。
 一人一人が自分のことを代表して、孤独に思考して判断して行動する。それだけですよ。それさえ忘れなかったらこの運動は続くと思います。

 歴史の中で何度も立ち上がってきた人たちがいるし、俺たちはその中の一部でしかないと思っています。

●分断せずに (「筆洗」欄から)
 反対派、賛成派にも長い一週間だった。安保法が昨日の未明に成立した。
 最も心配しているのは国民同士の対立である。
 自分とは異なる意見は愚かな意見と退け、傷つけ合っていなかったか。
 結果、生まれるのは権力側には都合の良い国民の分断である。自分の横にある異論にも必ず理由、事情がある。耳を傾けねば、説得や打開はあるまい。


安保関連法案が成立 「戦える国」に変質

2015-09-19 12:28:45 | 戦争

  戦後の安全保障政策を転換する法案が19日未明の参院本会議で、与党である自民、公明両党と、次世代、元気、改革の野党の賛成多数で可決、成立してしまった。
 安倍首相と自民党の面々、戦争で儲かる面々が「戦いたい俺たちのためにやっと戦える国にしたぜ」ってことだよね。ふざけんじゃねえですわ。
 今朝の東京新聞1面から抜粋します。

●戦後70年「戦える国」に変質 安保法案成立へ 憲法違反の疑い
 歴代政権が禁じていた他国を武力で守る集団的自衛権の行使が解禁され、日本が攻撃を受けていない場合でも戦争に加わることが可能になる。戦後七十年の間、平和憲法の下で「戦えない国」の道を歩んできた日本は、憲法学者ら多数が憲法違反と指摘する法案が成立することにより、「戦える国」に大きく変質することになる。
 成立阻止を目指した野党は十八日、衆院に安倍内閣不信任決議案、参院に首相問責決議案などをそれぞれ提出したが、いずれも与党などの反対多数で否決された。

◆不戦の意志貫こう
 振り返れば、冷戦が終わってPKO協力法が成立した。国際貢献の名の下「普通の国」へという声が出ていた。しかしながら反対も強かった。とりわけ戦争体験者は自衛隊が海外へ行くことに不安をもった。法律には武力不行使のタガがはめられた。ぎりぎりの不戦である。
 そして今、安保法案に対し戦争世代は無論、戦争を知らない世代も多くが反対した。違憲の疑い、内容のあいまいさ、民主主義の軽視など理由はさまざまだ。だが底流には日本が築き上げてきた有形無形の不戦の意志が働いている。
 有形の部分とは、たとえばアジアの国々への経済支援がある。支援は繁栄を生み、やがて信頼となる。平和醸成である。
 無形の部分とは、不戦・非戦の精神である。武力不行使は世代を超えて引き継がれている。

 平和主義は、センチメント、情緒的という見方がある。逆に自衛隊の海外活動が高い評価を得てきたのは武力行使をしないからだという指摘もある。実際、武力はテロを拡散させている。そうならば武力不行使はセンチメンタルどころか平和創出のリアリズムではないか。
 法律が成立しても国民多数が望まぬなら不用にできる。政治勢力は選挙で決まり、違憲の訴えは司法が裁く。不戦の意志を持ち続けよう。日本の針路を決めるのは私たちなのである。

◆来年参院選 国民が審判 論説主幹 深田実
 参院選で安保法制が主要な争点となるのは確実。国会で廃案を目指してきた民主、共産などの野党は、参院選でも法制への反対を前面に出して選挙に臨む。その結果は、日本の安全保障政策を左右することになる。


 うん、「法律が成立しても国民多数が望まぬなら不用にできる。政治勢力は選挙で決まり、違憲の訴えは司法が裁く。不戦の意志を持ち続けよう。日本の針路を決めるのは私たちなのである。」 


安保法案 「今こそ言わねばならないこと 有識者6人の論点」

2015-09-18 09:12:13 | 戦争

 安全保障関連法案が参院特別委員会で強行採決された。だめだよ。戦争なんかしたくない。この法案を廃止する法案をつくろう。このおかしな政権はいらない。

  今朝の東京新聞に、安保法制について「今こそ言わねばならないこと」の特別編、「有識者6人の論点」が掲載されました。その紹介文を抜粋します。

●今こそ言わねばならないこと 有識者6人の論点
 特別編で憲法学者の長谷部恭男氏は「立憲主義に対する正面からの挑戦としか言いようがない」と批判。
 歴史家の保阪正康氏は「非軍事主義を軸にした日本の戦後民主主義が崩れつつあり、『準戦時体制』へと移行するということだ」と位置付けた。
 作家の高橋源一郎氏は若者のデモを挙げて「『おかしい』と思ったら粛々と声を上げていく。それこそが民主主義です」と指摘。
 全日本おばちゃん党の谷口真由美氏は民意の視点から「これを契機に日本人は口うるさい有権者にならないといけない」と語った。
 作家の高村薫氏は政府側の国会答弁について「政治家が言う『丁寧な説明』という言葉に、虫ずが走るようになった。『丁寧』が丁寧でなく、『説明』も説明になっていない」と批判。
 紛争解決請負人の伊勢崎賢治氏は「(過激派組織に)日本を攻撃する口実を与える。そうなれば狙われるのは原発だ」と述べた。




文化祭がいつのまにか9月から7月に

2015-09-14 09:44:28 | びっくり

 あーびっくりした。通ってた高校の文化祭開催日が大幅に変更されてたのよ。
 私が在学中は10月が文化祭で、それが夏休み直後の9月になっていたときにはちょっとおどろいたのよ。夏休み直後でまだまだ暑いときに文化祭かあ、なんか風情がない感じだなあって。
 先日制服を着てる子を見かけたので、もう文化祭のころだなと思ってチェックしてみたら、もう終わってて大びっくり。
 なんかねー、あからさまに受験対策かいなあとちょっとさびしくなっちゃったよ。
 部活部門賞をマンドリン部が受章していて、そういえばマンドリンを知ったのは高校に入ってからだったなあと思いました。
 来年は見に行ってみたいなあ。