いろんなところをひっくるめてあたしのお師匠さんだった自称「猫のばあや」が書いていたこと。
5匹の猫がいたところに幼犬を持ちこんだら、猫のいろんな生活習慣を受け継いだ。仰向けになって顔を両手で洗う猫がいたが、猫のなかで育ったその犬は10歳を過ぎても、機嫌がよくなるとお腹を出して、ぶぶぶ、ぶぶぶと言いながら両手で顔を洗ってた。げに教育の恐ろしさ。
今朝の東京新聞「本音のコラム」の「改憲より悪質」(斎藤美奈子 文芸評論家)を読んで、久しぶりに「げに教育の恐ろしさ」のことを思い出したんだよ。
抜粋します。
2018年度から順次教科化される小中学校の道徳。
学校教育で国家が特定の価値観を押しつける。それだけでも大問題なんだけど、さらに最低最悪なのは押しつけの中身である。
その前に基本的人権を教えなさいよ。
『私たちの道徳』は悪名高い『心のノート』のバージョンアップ版。その思想は自民党の改憲草案に酷似しており、「子どもの権利条約」違反の可能性も高い。改憲には手続きが必要だが、教育は簡単に変えられる。野党の皆さん、忘れないでね。
「教育は簡単に変えられる。」って、 そうなのよ。
さらにさらに、教育でしみこんだものは、けっこうしぶとく残るのよねー、変えようとしても。
ほんとにねー、「その前に基本的人権を教えなさいよ。」 だわ。
えっ、基本的人権ってなあにだって?
自分が自分らしく生きる権利だねえ。
「人間が人間らしく生きる権利で、生まれながらに持っている権利」
「すべての人々が生命と自由を確保し、それぞれの幸福を追求する権利」
って説明されてるよ。