ふうるふうる・たらのあんなことこんなこと

いろんなできごとを面白がってしまおうと思っています。
日常のあれやこれや記事です。

さいたま市の市報にうれしくビックリ

2015-03-29 09:24:14 | 集団的自衛権の行使容認

   昨日配布されたさいたま市の「市報さいたま 4月号」を読んで、うれしくなったよ。
 「TNR活動」について書いてくれてる。
 「TNR活動は、飼い主のいない猫をこれ以上増やさないために、主にボランティアの方々が捕まえて、不妊去勢手術をし、また元の場所に放す活動です。」って。
 それから、「飼い主のいない動物などへの支援を行っています」と、動物保護団体への譲渡会開催場所の提供、市からの譲渡動物にマイクロチップを挿入、去勢不妊手術や予防接種、駆虫などの費用の一部を助成などを書いてくれています。



 2014年2月17日に「動物愛護、がんばってるさいたま市だからこそもう一歩を期待してますよ~」を書いたけど、あのとき取り上げた市報と比べると、ずいぶんやわらかい書き方になったなあ。
 さいたま市も、市報の担当者もがんばってるのね、ありがとう。
 犬も猫も、飼い主が責任をもって飼うことや地域猫、TNR活動などをもっともっと啓蒙してくれたらうれしいです。よろしくね。

 市報で紹介されている講座にも驚きました。
 「エコトレーニング」=座学と実車講習で、エコドライブ(環境配慮、燃費アップ、安全運転)を学ぶ
 「傷ついた心のケア講座」=DVやパワーハラスメントなどで傷ついた心を回復するための方法を学ぶ
 「結婚の曲がり角で考える」=夫婦関係を見つめ直し、冷静に自分らしい選択をするために離婚の知識を学ぶ
 こういう講座、7、8年前だったら考えられもしなかったんじゃないかなあ。
 がんばってるじゃん、さいたま市、さいたま市民。なんかうれしいぜい。


今日の納得 2015.3.28

2015-03-28 13:07:26 | アホ話

♪ だんだんパーになっていく~
  お酒を飲ーんでくたばるたびに
  だんだんパーになっていく~ ♪

と、適当に歌っていたら、

♪ もともとパーだから~
  それほど変わらない~ ♪

と、頭ん中に響いた。
 きびしー

 ほんとにもー、お茶目でちびしーウシロのかたたちですこと。

 ↑
 これを書いてたら、その直前に「こりゃ面白い」と思ったことがなんだったかを忘れて思い出せない。
 はい、もともとパーなのね……


自衛隊は軍隊だから戦争すべきってことになるのか?

2015-03-26 11:48:27 | 本や言葉の紹介

 とにかくとにかく戦争したいのね。安倍首相、現日本政府、自民党等々は。
 今朝の東京新聞から全文を紹介します。

●菅氏「自衛隊 軍隊の一つ」 首相の「わが軍」発言めぐり 
 菅義偉(すがよしひで)官房長官は二十五日の記者会見で、安倍晋三首相が国会答弁で自衛隊を「わが軍」と呼んだことについて「自衛隊はわが国を防衛することを主たる任務にし、このような組織を軍隊と呼ぶなら、自衛隊も軍隊の一つだ」と述べた。
 憲法九条は戦力の不保持を定める。政府は「自衛隊は憲法上の制約が課せられ、通常の観念で考えられる軍隊とは異なる」との立場を取ってきた。
 菅氏は会見で、この政府見解も説明したが「自衛隊が軍隊であるかどうかは、軍隊の定義による。一般的に国際法上は軍隊に該当する」と強調。首相答弁について「外国の軍隊との共同訓練の質問の流れの中で自衛隊を『わが軍』と述べたので、誤りということは当たらない。全く問題ない」と述べた。
 自衛隊の呼称をめぐっては、小泉純一郎首相が在任中に「自衛隊が軍隊でないという前提は不自然だ」と発言。憲法九条を改憲し自衛隊を軍隊と位置付けるべきだとの考えを示したことがある。


 「わが国を防衛することを主たる任務にし」ってさ、そのうち「攻撃こそ最大の防御だから」って言って、他国の戦争にもなにかと理屈をつけてどんどん参加させるんだろうか。あ、もうその道筋はつけてるんでしたっけね。
 「自衛隊は軍隊だから戦争をしなくてはいけない」とでも言い出して、戦争を仕掛けていくんだろうか。“そう考えているけどまだ言い出さないだけ”だろな。
 戦争はイヤです。


安心して暮らせる平和小国を

2015-03-24 09:17:55 | 本や言葉の紹介

 次の写真は、今朝の東京新聞「本音のコラム」に掲載されたルポライターの鎌田慧さんの「拝啓 安倍首相様」です。


 

 最後は「人の命を顧みない戦争大国のマネをやめ、安心して暮らせる平和小国を目指したらいかが。」という文章でしめられています。

 「安心して暮らせる平和小国を目指す」に賛成。でも安倍首相はアメリカのマネをしてるんじゃなくて、アメリカにへばりついてからみついてすがりついてるんじゃないかしらん。どーしてかしらねー。


ブログがFacebookと連携されていなかった

2015-03-23 11:55:29 | びっくり

びっくり。

このブログとFacebookなどとの連携がとぎれていたのに気がつかなかった。Facebookは連携するのは60日だけ連携との期限があったのね。

「集団的自衛権は安倍首相の個人的願望」は、「安全保障法制の問題」の前に書いたものです。Facebookでは掲載順序が逆になっちゃった。

これから、前に書いたのをupするので、よろしくよろしく。


安全保障法制の問題点

2015-03-23 11:43:28 | 集団的自衛権の行使容認

安全保障法制の問題点

 前の記事で柳沢氏の考えを紹介しましたが、今朝の東京新聞にも柳沢氏の発言が記事になっていました。
 自民、公明両党が合意した、“他国を武力で守る集団的自衛権の行使を可能にする安全保障法制”の問題点についてです。
 柳沢氏の発言を抜粋します。

危険増す自衛隊員、責任は 安保与党合意 柳沢氏に聞く

 「曖昧な閣議決定の内容から何ら具体化されていない。日本が他国の戦争に参戦することにつながるのに、自衛隊が海外で武力行使する具体的な要件や基準が示されていない」

 「自衛隊員が前線に近い戦地で米国などに弾薬を提供できるようになり、戦闘に巻き込まれる危険は確実に増す。敵国にとって、戦闘部隊への補給路を断つため、弾薬を輸送する部隊を襲撃する方がはるかに効果的な作戦となるからだ」

 「襲撃された他国軍などを守る駆け付け警護や治安維持、邦人救出などの任務では、武器を使って武装勢力を蹴散らすことになる。その際の戦闘では犠牲者が出るだろうし、武器を使えば日本への敵対感情が強まり、後々、自衛隊が攻撃対象となる恐れも高まる」

 「武器使用を前提にした新たな任務を与えるのに、犠牲者を出さず、安全にやれというのは不可能だ。武器を使えば相手も当然、撃ってくる」

 「現実的に大きな影響を与えるのは海外での武器使用の拡大で、自衛隊員の危険度は格段に高まる。政府・与党の国会議員は将来、戦死者を出したときの責任を本当に負えるのか」

 

 旧防衛庁に入り、運用局長や官房長を歴任し、2004~09年に小泉、安倍、福田、麻生の4政権で官房副長官補を務めた柳沢氏でさえ、いやいや、よくわかっている柳沢氏だからこそ「安全保障法制はすっごくへン」って言ってるのに、それでも成立させたいのね、「アメリカのために日本人は血を流さなくてはならない」と言ってる安倍首相は。戦争したい安倍首相は、自民党は。
 むちゃくちゃダメじゃん。
 


集団的自衛権は安倍首相の個人的願望

2015-03-23 09:35:21 | 集団的自衛権の行使容認

 友人から情報が送られてきました。
 そのhttp://lite-ra.com/2015/03/post-958.html を読んで、やっぱりなあと思いました。
 抜粋します。長いよ、ごめん。

●官邸の安保担当も務めた防衛省元幹部が証言!
 「集団的自衛権は安倍首相の個人的願望だ」

 柳澤氏は防衛庁(現・防衛省)の審議官、局長、官房長などを歴任し、2004年4月から約5年半つとめた内閣官房副長官補時代も安全保障担当として、自衛隊のインド洋補給活動やイラク派遣などの立案にも携わった。
 そんな政権内部にいた安全保障の専門家から見ても、安倍首相はこれまでの自民党政治家とはまったくちがうようなのだ。
 かつて政権を担った自民党政治家たちにはさまざまな価値観がありながらも、「戦争をしてはいけない」という共通の判断基準があった。

 ところが、安倍政権は人を殺すことや人が死ぬことに対する実感がまったくないまま「戦争もありだ」という前提で安全保障に関わる議論をする恐ろしい事態になっているのだという。自ら血を流す立場にない人間が「血を流すことが必要だ」などと軽々に主張する。安倍首相の言葉の端々からは自衛隊を出動させることの重みがまったく感じられない。

 それは、日米の関係においても同様だ。歴代自民党政権下での日米同盟は具体的なイメージをアメリカと共有しながら実務を進めてきた。朝鮮半島有事の際には米軍はどういう行動をとり、日本の基地をどう使うか、そこで自衛隊が担うべき役割とは、というふうに。
 ところが、安倍政権はこれまでの自民党政権とは異質で、現在協議中の日米ガイドラインの見直しでも、「グローバルに」「切れ目のない」などの言葉を弄しながら、アメリカに対して「なんでもやります」「どこにでも行きます」と約束してしまっている。こんな状況下で集団的自衛権行使など認めたら、それこそ、いつの間にか日本がテロや報復の対象になっているということになりかねない。

 では、いったい何のための集団的自衛権なのか。柳澤氏に言わせると、驚くなかれ「安倍首相の個人的願望、もしくは夢」なのだという。だから論理的な説明がなく、政策としての説得力もない。身も蓋もない結論だが、実際、自民党内でも「総理がこだわっていることだから……」といった言説がまかり通っているというのだ。

 いまの安保条約ではアメリカは日本を助けるが日本はアメリカを助けないというアンバランスな関係なのでそれを是正しなければいけない、という考え方だ。そのためには、どうしても集団的自衛権が必要になる。
 しかし、これには「取引の原則」が抜けている。岸信介が改定した60年安保の段階で「日本は基地を提供する、アメリカは日本を防衛する」という取引が成立し、安倍首相がこだわる“双務性”のバランスもしっかり維持されていた。しかも、この国益のバランスシートはしだいに日本の負担を増やす方向に変わってきた。
 もともと、アメリカの防衛力提供=日本の基地提供でバランスをとっていた契約が、現状ではむしろ、アメリカの防衛力提供<日本の基地提供+経費負担+自助努力+海外派遣と、すでにアンバランスな状態になっているのだ。
 にもかかわらず安倍首相は前掲の『この国を守る決意』で、こんなことを言っている。

「軍事同盟というのは血の同盟であって、日本人も血を流さなければアメリカと対等な関係になれない」

 こんなことは、同盟という客観的な国家間の国益の取引においてはあり得ない考えだ。
 同盟のバランスは同種同量でなければならないというわけではなく、お互いの目的に合致しているかという点が重要になる。日本とアメリカでは兵力に圧倒的な「差」があるのだから、軍事面で完全に双務的というのは考えられない。こんなことは高校生でも分かるだろう。

 では、世界最大の軍事力を持つ覇権国家アメリカと、新興覇権国としてのポジションを虎視眈々と狙う中国の間に挟まれ、日本が果たすべき役割は何なのか。それは「アメリカ、中国にできないこと」だと柳澤氏は説く。戦後の日本はアジア諸国の経済成長に貢献し、武器輸出を行わない国として軍縮に先導的な役割も果たしてきた。民間企業においても現地ワーカーを育て経営のノウハウまで与える日本的手法は、単なる富の収奪に近い中国のやり方とは異なる日本の誇るべきブランドとして育ってきた。国際平和協力でも、日本は武器を使わずに現地の要望に配慮した独自の活動を展開し、成功を収めた。その経験から、日本の防衛にとって集団的自衛権はまったく必要なく、むしろ有害無益なものだと結論づけている。

 柳澤氏が実際に携わった自衛隊のイラク派遣では、自衛隊はイラクで現地の人に一発も弾を撃たず、一人も殺さなかった。「自衛隊」という国際ブランドの評価は大いに高まった。これこそ日本が戦後70年かけて築いた、アメリカや中国が逆立ちしても真似のできない日本ならではの優位性だ。これをもっともっと、利用しない手はないのである。しかし、安倍首相はこれに逆行し、日本ブランドを台無しにしようとしているのだ。

 物事の優先順位や費用対効果、契約と取引の基本ルール、差別化による競争力の獲得、利害の対立と妥協など、一般的職業人なら普通に備わっている素養がこの男にはことごとく欠けている。そして、自分の「個人的願望や夢」のために平気で日本人に血を流させようとする──。もしかすると、日本にとっての最大の脅威は「安倍首相の存在」なのではないだろうか。


「軍事同盟というのは血の同盟であって、日本人も血を流さなければアメリカと対等な関係になれない」って、アンタ、アンタってアンタのことだよ安倍首相、
「アメリカ様のために日本人よ血を流せ、アメリカ様のために戦え」
って、なにを考えてるんじゃ。

 友人は、この情報に次の言葉を添えていました。

そんなに「お米の国(アメリカ)のため」を思うなら、いっそ向こうに住んで
二度と帰ってこなければいいのに

 ほんまや。


戦争参加の懸念増す

2015-03-21 11:55:01 | まじめな話

 もうね……。
 今の政府、安倍首相の暴走を止めなきゃ、今が「戦前」になっちゃう。野党がんばってくれ。
 今朝の東京新聞から抜粋します。

●戦争参加の懸念増す 事実上の海外武力行使法
 自民、公明両党は二十日、安全保障法制に関する与党協議を国会内で開き、武力で他国を守る集団的自衛権の行使を可能にする武力攻撃事態法(事態法)改正など新たな法制の大枠に合意した。日本が武力攻撃された際、個別的自衛権に基づく対処を定めた事態法は事実上の「海外武力行使法」の要素が加わる。
 関連法案が成立すれば、自衛隊の活動範囲は地球規模に広がり、専守防衛を掲げた日本の安保政策が大きく変質する。

 「切れ目のない法制整備」を掲げ、(1)日本の安全に重要な影響を与える事態に他国軍支援を可能にする周辺事態法改正(2)世界中で他国軍の戦闘支援を随時可能にする恒久法制定(3)国連平和維持活動(PKO)以外の国際的な復興支援活動に参加できるようにするPKO協力法改正(4)武力攻撃に至らないグレーゾーン事態への対処(5)海外での邦人救出-を盛り込んだ。

 日本の安全確保を目的とした他国軍への戦闘支援では、周辺事態法から自衛隊派遣の地理的な制約を取り払う抜本改正の方針を示した。米軍以外の他国軍にも支援を拡大する。
 他国軍支援の恒久法に関しても、派遣範囲や支援対象国に制限は設けなかった。

 政府は与党の了承を得て法案を五月の連休明けに一括で提出し、今国会での成立を目指す。

●海外派遣 どこへでも 政府判断で いつでも
 自民、公明両党が二十日に合意した安全保障法制の大枠は、いつでも、どこへでも自衛隊の海外派遣が可能となる内容になった。安倍晋三首相は「いかなる事態にも切れ目のない対応」と強調してきたが、活動の「切れ目」をなくすことは、海外派遣がどこまでも拡大、長期化して「歯止め」を失うことを意味する。気付けば海外で戦争していたという結果になりかねない。 

  どの法律のどんな解釈に基づいて自衛隊を派遣するのかは政府の解釈次第だ。
 法律の対象となる自体に明確な「区切り」がないことから、グレーゾーン事態への対応から戦闘支援、集団的自衛権の行使へと、なし崩し的に進んでいく恐れもある。

●「戦争立法許されぬ」 安保法制 野党、与党合意に反発
 新たな安全保障法制の大枠に関する自民、公明両党の合意を受け、野党は二十日、「平和憲法に基づく法体系を全面転換する内容だ」(又市征治社民党幹事長)などと一斉に反発した。
 民主党の岡田克也代表は記者会見で「海外で武力行使しないという戦後の安保政策の大転換だ。国民の多くが内容を十分に理解していない中、拙速に進むことに大きな懸念を持っている」と批判した。
 維新の党の柿沢未途政調会長は「焦点になってきた部分を先送りした合意だ」と指摘。「抑制的な立場でチェックし、必要なら対案を示して歯止めをかけたい」と語った。
 共産党の山下芳生書記局長は取材に「米国のあらゆる戦争に自衛隊が参戦して支援する『戦争立法』だ。憲法九条の下で絶対に許されない。法制化作業の中止を求める」と述べた。
 社民党の又市氏は談話で「わが国の平和主義の根本に関わる重大な問題が、国民不在のまま与党間の不透明な検討作業によって進められることは誠に遺憾だ」と非難した。

 
 野党がんばってくれ。


犬、すわり方をときどき忘れるのよ

2015-03-15 10:33:36 | 犬猫

 ハルトが遠吠えをするときのパターン、今までは、「前に進めないぞ(頭が壁にあたっても曲がることができなくて前進あるのみ、トホホ)」、「チッチするぞ or ンチするぞ」、「チッチしたぞ or ンチ出たぞ」、「散歩したいぞ」、「メシはまだか」、「なんか不愉快である、どうにかせい」、「とりあえず吠えたいのだ」って感じでしたが、このところ新しいのが2つ加わった。

 まずは「ここでどうすりゃいいんだ」、ですわ。寝床の上に仁王立ちになってるんですがねえ。そこですわるなり寝るなりしたらいいだけなんですがねえ。
 どうやらすわり方がわからなくなっちゃうらしい。で、すわらせて寝かせると吠えやむ。 また起きあがって徘徊したのち、同じことをくり返したりするけど。

これでも精一杯の仁王立ちなのよ。

 もう一つは「すわる場所はどこだ or 寝る場所はどこだ」。寝床以外にすわって遠吠えするんですな。
 ハイハイ、固くて冷たい床に座らせて、私はあなたを虐待してるんでございますね……。
 抱いて寝床に連れて行こうとすると暴れて噛みついてくる。
 ハイハイ、拘束したうえ宙ぶらりんにして、私はあなたを虐待しているんでございましょうとも……。

「ぼかあ虐待されてるんだ。遠吠えして訴えてるんだ」

 遠吠えの声がほんの少しだけど小さくなった。
 散歩の距離が最長で100メートルぐらいになり、ヨロヨロでときどき歩くのを忘れたりしながら、かなーり時間がかかるようになった。
 噛みつく力もちょっと弱くなった。
 でも、食欲バリバリ。

 当分のあいだ生存を続けるんであらせられますね。もう、なんと申しあげたらよいか、ワタクシめにはわかりませんでございますよ。
 あ、「お前のことなぞよいからしっかりボクのお世話にはげむように」ですか。ううう。


松谷みよ子さんがお亡くなりに

2015-03-10 09:22:17 | まじめな話

 昨日今日の新聞で、松谷みよ子さんが2月28日に89歳で亡くなられていたことを知りました。
 去年2月に松谷みよ子さんのエッセイを抜粋して連続して書きましたが、私にとって松谷さんのエッセイも文学作品も、読み返すたびに新しい驚きやなんらかの発見をもたらしてくれるものです。
 たとえば、モモちゃんシリーズは大人になってから読んだのですが、離婚のことや、夫を「歩く木」と表現している意味など、小さいときに読んでもわからなかっただろうし読み流していただろうと思い、大人になってから読めたことに感謝したとともに、幼年童話にこれほど深い心を書くことができることに仰天しました。
 だれかが、“古典というのは、どの時代でも、いくつになっても、みずみずしく汲み取れるものがあるものだ”というようなことを言ってたような気がします。
 松谷さんの作品がこの先も読み継がれていきますように。
  平和を求め、“闇”に対峙していける心を受け継ぐ人がますます多くなりますように。

 松谷みよ子さん、本当にありがとうございました。


企業側発表の太陽光発電買い取り抑制量はずいぶん違うよ、電力会社側とは

2015-03-06 10:49:36 | まじめな話

  昨日、太陽光発電買い取りの試算について書いたけど、なぜ原発を再稼働しない場合の試算をしないのかとっても不思議だったのよ。そしたら今朝の東京新聞で、太陽光発電に必要な装置を製造する企業などでつくる太陽光発電協会から、原発をフル稼動させない場合の試算が出たと報じられていたので、自分なりにまとめてみました。

 昨日の記事で取り上げた電力会社の試算は、「丸1日(24時間)買い取りを抑制する」条件で、「すべての原発が再稼働している」ことを前提にしている。
 協会側は、「数時間抑制」条件で、「すべての原発が再稼働している場合」、「原発への依存度が20%下がった場合(つまり80%が稼動)」、「原発への依存度が40%下がった場合(つまり60%が稼動)」で試算している。
 九州電力と東北電力が協会側と同じ「数時間抑制」の条件で「すべての原発が再稼働している場合」の試算結果を公表したので、その数値と比較すると以下のようになる。協会側は先にあげた条件での数値。

●九州電力の場合
電力側の試算  24時間抑制=52.0%      
                数時間抑制=36%                         
協会側の試算 すべて稼動=約15%
                  20%低減=約8%
                  40%低減=約5%

●東北電力の場合

電力側の試算  24時間抑制=34.0%
          数時間抑制=24%
協会側の試算 すべて稼動=約30%
                  20%低減=約17%
                  40%低減=約10%

 東京新聞の記事の最後は以下の通り。

  太陽光など再生可能エネルギーの問題に詳しい関西大の安田陽(よう)准教授は、経済産業省が有識者会議で大手電力会社だけに試算を任せた姿勢を問題視。「国は再生エネの市場を冷え込ませることがないよう、(電力会社がまとめた)悲観的な数字だけを示すのでなく、より詳細に将来の見通しを説明すべきだ」と話した。


 電力会社側も太陽光発電企業側もなるべく自分につごうがよい結果を出すのは当然だろうけど、それにしてもかなりの違いがあるよねえ。
 でも、原発フル稼動の試算しかしないという、実情に合わないことをやってる電力会社ってやっぱり変だよ。
 昨日記事にした「太陽光発電の買い取り抑制量」の数値って、やっぱり“再生エネルギーの市場を冷え込ませる”ためのものだねえ。
 原発再稼働反対。


やり方きたないよ 原発再稼働前提の試算

2015-03-05 09:57:14 | まじめな話

  太陽光発電の買い取りは大手電力会社の義務だけど、今朝の東京新聞に「太陽光発電 5割抑制も 再稼働前提 事業者『参入できない』」という記事が掲載されたので、まとめてみました。

 北海道、東北、四国、九州、沖縄の五電力は受け入れ上限に達していると主張して、太陽光発電の抑制量の試算をまとめた。
 次の数値は各電力会社の「太陽光発電の抑制を求める割合」の最大値。

・北海道 29.3%
・東北   34.0%
・四国     36.3%
・九州     52.0%
・沖縄     38.5%

 太陽光発電の買い取り申請が集中した九州電力は最大で抑制量が52%、つまり48%しか買い取らない。
 でも、試算はすべての原発が稼働していることを前提としている。
 再生エネルギーが普及している欧州では抑制量は多くても年間数パーセントにすぎず、試算は桁違いに高いそうな。

 有識者会議では、太陽光発電協会の茅岡日佐雄(かやおかひさお)企画部長が「改善策もセットで示されると期待していたのに厳しい数字だけ示され、ほとんどの太陽光発電の事業者は参入をあきらめる」と批判。

  今、原発での発電はおこなわれていないし、それでもまかなえているのに、原発が稼働しているとの前提にするのって変だよね。その前提があるため再生エネの受け入れ余地が小さく算出される。やり方きたない。
  だってさ、とにかく「太陽光発電(エコ発電)の事業者に参入をあきらめさせて原発再稼働を目指す」ための試算だもの。

  経産省の木村陽一省エネルギー・新エネルギー部長は「拡大策は検討するが、電力会社にはあくまでも現状での見通しを示してもらった」と釈明した。

  ということだけど、たんなるいいわけだよね。バカにされても怒らない消費者、国民はただの奴隷。
 このまま突っ走ることを承認しちゃいけないよね。


おもしろいのよ『カラスの教科書』

2015-03-01 14:47:25 | 本や言葉の紹介

 『カラスの教科書』(松原始 雷鳥社)、こりゃ面白い。
 本の厚さが約35ミリと大きめのお弁当箱なみだし、教科書なんて名前がついてるしで、かたっくるしい学術書かいなと思いきや、読みながら何度笑ったことか。イラストもすごく単純な線なのに実に楽しい。
 文もイラストもユーモア感覚がステキなんだなあ。
 最初は分厚くて持ちにくい本だなあと思ってたんだけど、途中からこのおもしろさがまだまだ続いてくれてラッキーと感謝しましたですよ。

 雷鳥社の解説文は以下の通り。

え? カラスはお嫌いですか?
大丈夫、しばらく見ていれば好きにはならずとも、ちょっと興味が湧いて来ます。

カラスなんて怖いし、気持ち悪い! と思っている方は、そのイメージがガラリと変わるでしょう。「実はカラス好きなんだけど、言いにくいな……」という方は、きっと明日から堂々と気持ちを伝えることができるでしょう。カラスの研究一筋、理学博士で、東京大学総合研究博物館の特任助教の松原始先生のユーモア溢れる語り口にひきこまれ、いつの間にかカラスに夢中。カラスのカラスによるカラスのための教科書。ところどころにカラスくんも登場しているよ!

 
 実はワタクシ、カラスが嫌いじゃない。「カラスの濡れ羽色」っていうけど本当にきれいな羽だなあと見とれちゃう。カラスが鳴いたとき、周りに人がいなければ鳴き返して、カラスが不思議そうにきょろきょろしたりするとなんかうれしい。
 いやあ、楽しく面白い本でした。ありがとう。