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なんのための高速炉への置き換えなのよ

2016-12-22 09:18:07 | 原発

 今朝の東京新聞社説はもんじゅの廃炉について書かれています。読んでますますがっかりした。原発維持に躍起になってる政権なんていらないよう。

 もんじゅって、1994年に稼動してからトラブル続きで通算250日動いただけ。毎年200億円もの維持費をかけてだよ。
 設費と運転・維持費を合わせると1兆410億円。そのうえ廃炉にも“少なくとも3750億円かかる”と。少なくともだよ。
 そのぜーんぶが税金でまかなわれてる。あたしたちのお金が使われてるのよ。無駄遣いすんなや。
 そして、「高速増殖炉もんじゅがダメなら高速炉」と方針変換して、高速炉の実証炉をつくるって。もんじゅより莫大な費用がかかると予想されているけど、これももちろん税金でまかなわれる。
 お金の問題だけじゃない。社説から抜粋します。

●もんじゅ廃炉 原発依存にサヨナラを
 莫大(ばくだい)な費用がかかる。危険なナトリウムを大量に使っているのに管理はずさん、だから動かせない-。国民の側から見れば、もんじゅを残す理由はない。
 廃炉の決定はむしろ遅すぎた。
 さらに大きな問題は、政府の意図が廃炉というより、高速炉への置き換えにあることだ。
 高速中性子を使って使用済み核燃料を燃やすことはできるという、ハイレベルの原子炉には違いない。
 高速炉開発の背景には、既に破綻が明らかな核燃料サイクル、つまり使用済み燃料を再処理して再リサイクルする仕組み、ひいてはごみ処理にめどを付け、原発依存を維持したいという意図がある。
 燃やすだけの高速炉ではリサイクルはなりたたない。破綻を繕う文字通りの弥縫策(びほうさく)にも、納得できるわけがない。
 繰り返す。高速炉計画も白紙に戻し、核燃料サイクルは中止して、安全で安価なもんじゅの廃炉と、核のごみ減量の研究に、地元福井で専念すべきだ。 

 
 「看板を掛け替えただけで、新型原子炉に巨費を投入し続けることに、納得できるはずもない。」とも言ってる。ほんとにそうだよ。
  原発いらない。戦争いらない。


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