ふうるふうる・たらのあんなことこんなこと

いろんなできごとを面白がってしまおうと思っています。
日常のあれやこれや記事です。

坊さんライフもなかなかよいのね

2011-03-31 14:46:22 | 本や言葉の紹介

武蔵浦和“ふうるふうる”のたらです。
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 「ボクは坊さん。」(白川密成 ミシマ社)で笑った、考えた。
 「葬式仏教じゃイカンよね。日常にもっと仏教を」と考えているらしい密成さんの、お坊さんになるまでのエピソードやお坊さんライフが笑えて、でもほろりとしたり考えさせられたり。
 仏教論も引用もまじめなんだけどわかりやすい。
 こんな坊さんが増えてくれたら、仏教って生きるための指標となるもの、生活哲学みたいなもんだと親しんでくれる人が増えるんだろうなあ。
 で、思わず笑ったところをご紹介。

 
★高野山大学に入学したあと、正式に仏門に入る儀式である得度式を受けるために頭をそったとき
 散髪を終えて店の外に出ると、その前では、僕が得度式のために散髪をしているという情報を聞きつけた先輩たちが待ちかまえていた。彼はある“儀式”を僕に敢行しに駆けつけた。その儀式とは濡れたタオルを僕の頭に投じ、ピタッと張りついたタオルの端を引っ張って遊ぶ、というそれだけのささやかな儀式だった。それだけのことで、僕は一切の身動きを封じられてしまった。うっすらとはえた髭と同じぐらい短い髪が、タオルとマジックテープのようにからみあっていたのだ。大笑いした後で、特になにも言わずミニバイクで颯爽と走り去る先輩を見つめながら、とんでもない場所に来てしまったと後悔しながらも、なぜか僕の顔はにやけていた。
 
★高野山大学で軟式テニス部に入り、他大学に試合に行ったときのこと
 試合前の練習を開始した僕たちのコートのまわりを、対戦校の学生たちが囲んだと思うと、誰かがこう叫んだ。
「ボーサン、ボーサン、坊さん倒せ!」
 すると何十人もの学生が声をそろえて、それに続く。会場は「坊さん、倒せ」の大合唱だ。(でも先輩たちは何ごともないように平然と練習を続けている)
 試合が始まっても、僕たちが坊さんであることを揶揄するようなヤジが続いたが、ちょっとしたハプニングがおこった。一番、ヤジのうるさかった選手が僕たちの目の前で足がつって、うずくまったのだ。それはテニスの試合ではよくあること。しかし、その後が普通ではなかった。
 なかなか立ち上がれない、その選手を僕たちは全員で取り囲み、合唱して「拝んだ」。 今まで元気いっぱいではしゃいでいた彼は明らかに、血の気が引いた表情をし、会場は低いどよめきに包まれた。

★正式な真言宗の僧侶になるために必修の修業「加行(けぎょう)」をしたときの食事
 昼と夜は「おかず」がでるのだけれど、やはり生き物は一切口にしない。
 印象的だったのは、「そうめん」「冷や奴」「ごはん」という組み合わせで、すべてが純白の美しい献立だった。

 空海さんのことばが多く引用されていて、そのなかでも、ほんとにそうだよねと思ったのはこちら。
★先入観を取り払って、素の心で何かを見つめられたときには、ほとんどあらゆるものが自分にとって意味があることかもしれないと思ったときに引用した空海さんの言葉(現代語訳)
 「心が迷いにとざされているときは、めぐり合うものはすべて禍(わざわ)いであり、さとりの目を明らかに見ひらいていれば、会うものはすべて宝となる」

 「法句経(ダンマパダ)」の現代語訳を読んでみようと思いました。

桜の蕾が開きはじめました。
まだまだほんの少しですが、この暖かさで急速に咲きそう。


安心のための行動ポイント

2011-03-27 16:35:22 | 本や言葉の紹介

武蔵浦和“ふうるふうる”のたらです。
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 今朝、急に涙が出てきました。
 東北大震災から半月が過ぎ、やっとほっとしたのでしょうか。
 ほとんど被害がなかった私でも、余震がおさまらない、原子力発電所が危ないなどで、かなり緊張していたようです。
 被災したかたたちはまだまだ緊張のなかにいるはず。
 情報、物資などが届くようになり、少しは落ち着けるようになると、緊張のあとの揺り戻しが来ると思います。
  なので、「自分の心を静めたい」「まわりにいる子供を安心させたい」と願うかたへ 、〈安心のための行動ポイント〉を紹介します。
 これは、阪神淡路大震災の時に被災地で活躍された心理士さんが書いてくださった安心のためのいくつかのポイントだそうです。
http://www.solutionfocus.jp/

 こんなときだからでしょうか、今日の朝日新聞で、次の文章が心に響きました。
●天声人語 から
 奪い合えば無くなるものも、分け合えば足り、譲り合えば余る。
●著者に会いたい 宮部みゆきさん から
(宮部さんが最近気に入ってるのはある本を読んでいて出会った「中途半端な悟りは人生の猛毒」という言葉だそうです)
「私も五十路になり、悟らなきゃ、落ち着かなきゃと思っていた。でも、元気があるうちは『いい年こいて、何をわがまま言ってんだよ』と思われることでもやってやろうと。中途半端に達観するまいと思いました。」
「ミステリー界の作家の皆さんは温かくて結束が強いから、私のようなわがままでも、すごくかわいがってもらえた。これからは若い作家の方たちを支援することで、受けた恩を返していきたいんです」

 宮部さんの本、大好き。この発言で宮部さんのこと、もっと好きになりましたよ。 

 中途半端な悟りを「生悟り」とか、「魔がついた」とか言いますね。
 悟ったとしても、そのとたんにまた次が始まってるしねえ。


スーパーマーケットの節電って不安をあおるのでは?

2011-03-25 14:34:03 | よもやま話

武蔵浦和“ふうるふうる”のたらです。
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 節電協力ということで、お店が軒並み証明を落としています。
 でもね、スーパーマーケットの照明は暗くしないほうがいいんじゃないかなあと思ったですよ。
 現在、こちらのスーパーマーケットの棚はほとんど従来通りにいっぱいになっています。
 お豆腐と納豆が少ないぐらい。
 でも暗い店内っていかにも非常時という感じで、何となく危機感を感じてそわそわ感が増すのよ。
 で、あれ買っといたほうがいいかなあ、これも必要になるんじゃないかなあと、ついいろんなものに手を出しそうになったり、買い占めに走りそうになる。
 レジに人がたくさん並んでいるとなおさらですワ。

 節電しないと世間の目が厳しいだろうからと配慮して節電協力しているのでしょうが、なにか安心感を醸し出すいい方法はありませんかねえ。

 それにしても、日本人がこんなにお豆腐と納豆に執着するとは思わなかったわァ。


 幸太のおなかピーさんが続いたので、今日は獣医さんへ。
 原因不明。注射と薬を処方されました。
 両方とも漢方薬だと聞き、ちょっとびっくり。


「おう、そこのねーちゃん、おいらをだれだと思ってるんでい。
茶色のバカ犬もびびる、つええ幸太様だぞ。
そのおいらにひどいことしやがって、
ただですむとおもってんのか、ゴルラァ」



「しばらく遊んでやんないからね」


キャンドルの燃え残りを再生

2011-03-23 12:13:57 | お役立ち

武蔵浦和“ふうるふうる”のたらです。
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 仕事で使っているキャンドルの燃え残りを集めて、再生してみました。

【材料】 キャンドルの燃え残り タコ糸 ガラスビン

1.キャンドルの燃え残りを細かく刻む。
2.ガラスビンに入れ、湯煎する。
  1)キャンドルくずを入れたビンを鍋に入れ、
    ビンの高さの2/3~3/4 ぐらいになるまで鍋に水を入れる。
  2)鍋を火にかけて湯を沸かし、
    火加減を調節しながらキャンドルくずを溶かす。
  3)溶かすと容積が減るので、
    キャンドルくずを適当に足していく。
3.芯にするタコ糸は、溶けたロウにひたしてから取り出して、
  まっすぐに伸ばしておく。
4.ビンを鍋から取り出してそのままさます。
5.かたまりはじめたら、ロウの中心に竹串や細い箸などで穴をあけ、
  芯を差し込む。
*ロウは全部溶かさなくてだいじょうぶ。全体がつながったなぐらいでOK。

 すっごく簡単。
 ちゃんと燃える。

 私は自家製ヨーグルトを小分けするのに使っているビンを利用しました。
 容器は、熱湯につけても大丈夫な円筒形のものを利用して、ロウが固まったら容器をはずして使うのもいいですね。
 その場合は紙コップやプリン型などが使えます。
  細すぎて倒れるのが心配なキャンドルや、お仏壇用の小さなろうそくを材料にするのもよろしいね。

これ2つで充分に本が読めました。

キャンドルを使うときは、火事にならないように気をつけてね。


買い物袋を悲しむ友人 & 支援関係

2011-03-21 11:03:58 | 大地震関連

武蔵浦和“ふうるふうる”のたらです。
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 友人との会話。
友人「なんかさー、悲しくなっちゃうんだよね。
大きな買い物袋をいくつもぶら下げてる人を見るとさー。
12巻き入りトイレットペーパーの袋を5つも自転車にくくりつけてる人がいたよ。
ここらへんは物不足ってほとんどないんだから、日常必要な物を必要な分だけ買うのでいいじゃないか。
買い占めてる人ってけっこう年とってる人が多いんだよ。“亀の甲より年の功”って言葉、死語だね。
そう言ってる自分も、乾電池はもっと買っておこうと思っちゃったけどさ」
「なんでトイレットペーパーを買い占めるのかがよくわからないんだよね。
石油ショックのときから成長してないのかなあ」
友人「物がない時代を経験している人たちだからかねえ。
まあ、そんなこと言ってたって、あとになったら買いだめしていた人たちが正しかったってことになるかもしれんわね」
「そうならないことを祈ろう」

 “頭はクールに、心は温かく”考えて行動したいね。

 各地で、ボランティアや支援物資の受け付けが本格的に始まったようです。
●ボランティア志望者へ
 各地の“災害ボランティアセンター”では、災害ボランティアの心得や必要なことなどを案内しています。
 
●物資の送りかた  (再掲載します)
・必要とされている物を送る。時間がたつにつれて、必要なものは変わっていきます。
・1つの段ボールには1種類ものだけ入れる。いろいろなものがはいっていると仕分けに苦労します。
・段ボールの表面の見えやすい場所に大きく何が入っているかを書く。
・重すぎないようにする。
●送ってはいけないもの
・なまものや消費期限の切れたもの。
・電子レンジで調理しなければならないもの。
・古着、趣味で作った装飾品、絵画など。
・医薬品……医薬品は医師や薬剤師がいないと配れない。
*自宅の不要品処理のような気持ちで送らないようにしましょう。

 ボランティアにしても物資送付にしても、『善意が人災に』ならないように注意しましょうね。


ペットの支援関連

2011-03-20 13:19:33 | 大地震関連

武蔵浦和“ふうるふうる”のたらです。
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 各地の動物愛護団体が活動を始めています。
 被災は人間だけではありません。愛するペットと一緒に安心して避難生活を送れるよう、活動をはじめたグループがたくさんあるようです。
 支援をしたいかた、どうぞ身近な場所で支援できるところをみつけてみてください。
 目についたものだけですが、紹介します。信頼できるところかどうかはご自分で判断してください。

http://www.jpc.or.jp/tohokukanto-daishinsai.html
公益社団法人日本愛玩動物協会
動物救援活動の経過、義援金の募集、ボランティアの募集、被災地情報の募集、被災地の行政への連絡、被災地への支援物資の輸送、被災地でのボランティア活動、会員からの情報などを掲載しています。

http://www.petpress.jp/news/detail_2152.html
Pet Press.jp
「緊急災害時動物救援本部が組成・活動開始~義援金の募集も開始」記事で、義援金の募集、緊急災害時動物救援本部の構成団体、緊急災害時動物救援本部の主な活動内容などを紹介しています。

http://ameblo.jp/macha-daichi
松本秀樹の3度の飯より犬が好き
「被災地の方へ ペットと避難関連情報」で、現在離れ離れになってる方やしばらく預かってもらえるところを探している方へ、協力先が掲載されています。

http://ndn2001.com/
新潟動物ネットワーク
「東北地方太平洋沖地震 被災地応援ボード」で支援情報を掲載しています。

http://www.minashigo.jp/index.html
NPO法人・犬猫みなしご救援隊
「東北地方太平洋沖地震犬猫救援活動」で支援を募集しています。

http://www.anip.biz/
アニマルピース
「東北関東大震災 sos」で支援を募集しています。

http://www.n-d-s.tv/pet-rescue/shomei.html
ナチュラルドッグスタイル
『災害時の愛玩動物同伴可能の避難所の確保と増加及び、愛玩動物入居可能の仮設住宅の確保と増加と建設を求める署名』への協力を求めています。


 乱読大魔王さんが、14日のブログ(タイトル「ごちゃまぜ」)で、
「大量の情報が流れてくるし、報道もきそいあうように地震関連ばかりだけれど、伝わってこないこと、報道されていないことに気をつけていようと思った。」
と言ってくれました。私も心がけます。


 

 

 

 


つながること、国の対応を注視すること

2011-03-19 14:19:31 | 大地震関連

武蔵浦和“ふうるふうる”のたらです。
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 今朝の朝日新聞から映画の山田洋次監督の言葉を抜粋します。
 
 こんなとき、自分たちに何ができるのかという声をよく聞きます。それも大事だけど、被災した人たちの悲しみや苦しみを、僕たちはどれくらい想像できるのか。そのことがとても大事だと思うのです。現地の人たちの心の中をどれくらいイメージできるのか、自分に問いかけ、悩む。そこから何かが学び取れるのではないでしょうか。
 もう一つ大事なのは、この大災害に、僕たちの国の政府がどう対応するのか、きちんと監視してゆくことです。原子力発電所の問題などで、きちんと情報が伝わってこないことが腹立たしいですが、そういうことも含め、国民として政府の動きをよく見ていて、問題ありと判断した時は、きちんと抗議の声をあげる。そうすることが、被災者への応援になると思います。
 貧弱な想像力を懸命に働かせて、被災地の人たちを思い続けたい。そうすることでつながっていたい。今はただ、そう思っています。

 また、今朝の朝日新聞の社説「ボランティア」では、
 ボランティアを志願する人はまず、自分の経験や能力を見極めてほしい。宿泊施設や食料がたりない現場で何ができるか。
 水や寝袋などは持参し、被災地に負担をかけない。被災した人が何を求めているのか、必ず相手に確かめてから行動する。勝手に事を進めてはいけない。
 阪神大震災の1995年は「ボランティア元年」といわれた。共助の精神が飛躍する年として、2011年を刻みたい。
と呼びかけています。

 自分は何もできないなんて思わないでね。
 あなたが日々落ち着いて暮らすことも、自分の仕事をすることも、元気にしていてくれることも、笑ってくれることも、祈ってくれることも、悩んで学ぶことも、大きな後方支援になっているんだもの。 
 やれることを自分なりにやっていきたいね。


被災地への直接問い合わせはまだペケ

2011-03-18 19:18:07 | 大地震関連

武蔵浦和“ふうるふうる”のたらです。
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 支援受付窓口が各地で開かれはじめました。
 しかし、直接現地へ電話で問合せをしたり、現地への支援物資を送付する、訪問するなどは、しないようにしましょう。
 さらなる混乱を招くなどかえって迷惑となり、迅速な救助活動等をさまたげる結果になりがちです。

 まずは自分が住んでいる都道府県庁のホームページで、支援窓口やボランティア窓口などを調べてみてください。
 「東北地方太平洋沖地震被災支援 災害ボランティア情報まとめ」もとても役に立つと思います。

 長期に渉っての支援を心にとめて、適切な時期に適切なことをやっていきたいですね。


店の食料品棚から志ん生に跳んだのよ

2011-03-17 11:24:20 | アホ話

武蔵浦和“ふうるふうる”のたらです。
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 現在の日本は不謹慎・自粛ムードが漂っているようだけど、「不謹慎だから自粛する」では災害地の力にはなれないんじゃないかな。
 ふつうに生活できる人はふつうに生活して、できることをしていくのが日本の経済の維持や、被災地復興支援につながると思う。
 ブログでも、節電に協力しながらも、楽しいこと面白いことを発信してくれるとうれしいなあ。

 で、私のアホ話を。
 えっ、どんなときでもアホバカマヌケは変わらないって?!
 そうですけどね、何か疑問でも?

 おととい(3月15日)猫砂を補充しなくてはならなくなってスーパーマーケットへ。
スーパーやコンビニでは食料品が軒並みなくなっていると報道されていたので、どうなっているか見てみようとも思ったですよ。
 で、なくなっているのはレトルト食品、めん類、豆腐などなど。肉なんかはけっこうある。
 パンはないけどジャム類は丸のこり。
 お菓子も減ってない。
 何が嗜好品かがわかったような気が。

 さてさて、驚いたのはお酒類が減っていないこと!!!
 日本人ってまじめだなあと感服!!!
 一瞬買い占めちゃろかと妄想したデスヨ。

 ンで思い出したのが古今亭志ん生さん。
 あの関東大震災のさなか、まさに地震の揺れのなかで、
「まごまごしてると、東京中の酒がみんな地面に、吸い込まれっちまう!」
と酒屋に走り、「酒くれ!」と言ったら逃げ出す酒屋の返事は「勝手にやってくれ!」
 こりゃありがてえってんでグイグイあおり、そのうち酒の酔いか地震の揺れか判らなくなったってえん。

  このとき志ん生さん32歳ぐらい、貧乏まっただ中のとき。
 うーん、パニック時のベクトルの方向が違うのなんの。
 くっそー、負けた。

 そういえば志ん生さんは、「日本酒は体にいい。ウイスキーは飲むとおしっこになっちゃうけど、酒はうんこになる」って言ってたな。
 うーむ、個人的感想といたしましては、日本酒はンコになるけど焼酎は汗になる。で、ビールはオシッコになるんだよ。

  おあとがよろしいようで。

追記
 食料はあるけど配送が間に合わないらしいですね。
 だから売り切れたら補充されないわけで、大地震から4日もたっているから棚がからっぽになったままというのは当然だよね。
 でも今のような緊急事態のときは「棚がからっぽ! やっぱり食糧不足なんだ! あるだけ買って備蓄しておかないと危ないんだ! 自分だけは助かりたいから何とかしなくちゃ!」となりがち。
 あまり被害が大きくない東京でも買い占めに走った人が多かったらしい。
 ふだんと違うことが起こると何かせずにはいられなくなるのは当然な反応だけど、それにしてはここらへんは穏当な情況なのでほっとしました。

 


ボランティア志願者はまず地元の社会福祉協議会へ

2011-03-17 11:10:28 | 大地震関連

武蔵浦和“ふうるふうる”のたらです。
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 今朝(3月17日)の朝日新聞から。
 阪神淡路大震災当時は神戸市の広報課職員で、現在はその経験を生かして国内外の防災教育支援をしている神戸市復興支援員松崎太亮(まつざきたいすけ)さんの発言です。

 現在はまだ、被災者の救助や遺体の収容など警察、消防、自衛隊が担う仕事が中心です。遠からず、ボランティアの本格的な出番がやってきます。
 ボランティア活動を望む人は、いきなり現地の自治体に連絡するのではなく、まず、自分が住む市区町村の社会福祉協議会に問い合わせてみてください。
 阪神大震災以来、各地にボランティアの地域コミュニティーが育っています。そうした人々の活動に合流するのがよいと思います。

 どうかあせらずに!


被災した動物・ペットたちの援助情報

2011-03-16 10:47:34 | 大地震関連

武蔵浦和“ふうるふうる”のたらです。
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http://ilove.cat/ja/2379

 緊急災害時動物救援本部、被災動物相談所、保護センター、動物救援のための義援金募集などいろいろな情報が掲載されています。

●獣医師会から
 現在の緊急災害時動物救援本部としての活動 
 被災地の自治体と連絡を取り、状況把握に努めていますが、とりあえず、宮城県、仙台市、盛岡市に動物救援物資の拠点となる場所を確保できましたので、現在ペットフード・ペット用品の輸送の手配を行なっています。それぞれの拠点から県内・市内の必要な場所に配布することになっています。
 被災地の獣医師会、自治体とも連携を取りながら、被災動物の保護を支援をします。
 また、これから活動に必要な人の派遣も考えています。
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 義援金の募集をしております。
 東北地方太平洋沖地震の被災動物やその飼育者の支援を行うため、活動資金の募集をしております。振込先口座は、下記のとおりです。
 ご協力お願い申し上げます。

みずほ信託銀行 渋谷支店(店番号022)
※みずほ銀行ではございません。

普通預金 4335112
口座名 緊急災害時動物救援本部
(キンキュウサイガイジドウブツキュウエンホンブ)

動物救援を行うため、皆様よりの義援金をお寄せいただきたく、ご協力下さいますようお願い申し上げます。

(お問い合わせ先)緊急災害時動物救援本部
(事務局:財団法人日本動物愛護協会)
〒107-0062 東京都港区南青山7-8-1
南青山ファーストビル6階
電話 03(3409)1821 ファクス 03(3409)1868

●ペットと避難されている皆さんフード等不足していませんか?
 獣医師会が物資提供始めました遠慮なく獣医師会へ連絡を!
岩手019-651-0310
宮城022-297-1735
仙台022-387-5225
福島024-522-3921
日本獣医師会03-3475-1601


この地震をロングスパンでとらえること

2011-03-14 16:23:07 | 大地震関連

武蔵浦和“ふうるふうる”のたらです。
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 緊急時ですが、ロングスパンで考えることも大切だというメッセージについて報告します。

  11日の地震のとき、台所にいたのでガス栓を確認し、大きな揺れを怖がる犬のハルトをなだめていたら、
「準備しなさい」
「特に農業・漁業などの第一次産業と、原子力発電のことを考えなさい」
というメッセージがありました。
 かなりぎょっとしました。「えっ、この先もっとひどいことが起きるの?!」って。
 でもね、違うんだそうです。

 揺れがおさまり、唯一割れたオーラソーマの65番ボトルを片付けているとき、
「あ、“頭は天に足は地に”のボトルが割れたんだ。割れることでそのテーマに気づかせてくれたんだね」
「頭はクールに、ハートは温かく、フレキシブルに動けばいいんだ」
と気がつきました。
 そうしたら、メッセージの意味がもう少しはっきりしました。

 この先に述べることは、もしかしたら、災害によって命を落としたかたやひどい被害を受けているかた、その関係者のかたには受け入れがたい言い方になってしまうかもしれません。言葉足らずであることをおわびします。ごめんなさい。

  メッセージの内容は次のようなものでした。

 この地震を、
「毎日の暮らしがどんなふうにどんなこととつながっているかを再確認する機会」
「生き方、暮らし方を見直す機会」
として生かしなさい。
 ひと一人の生活を成り立たせているのは、ライフラインだけを見ても、自分以外の誰かが必ずかかわっている。
 それはその地域や日本だけではなく、世界中とのかかわりなのです。
 ひとは人間同士、世界的に有機的につながっているだけではなく、人間以外のすべてのものとも有機的につながっている。
 地球とつながっている。
 どんな未来でありたいかを選び、それを創り出すように生きなさい。
 未来は毎日の暮らしが直接創りだしていることに思いをめぐらし、自覚しなさい。
 暮らしを整えることでいのちを整えなさい。
 さあ、どう生きるか。
 “生きる”準備をしなさい。

※ライフライン=電気・ガス・水道等の公共公益設備、電話やインターネット等の通信設備、圏内外に各種物品を搬出入する運送や人の移動に用いる鉄道等の物流機関など日常生活を送る上で必須のもの。

  変な宗教みたいな言い方になってしまってごめんなさい。

 でも、ショートスパン(短い時間の幅)で考えることと、ロングスパン(長い時間の幅)でとらえることの両方が必要だということなのです。
 ショートスパンのとりあえずの到達目標としてできることは、一日も早い復旧を祈り、支援すること。
 “自分だけはなんとかいいめをみよう”と何かを買い占めたり、むさぼったりはしないこと。
 ロングスパンとしては、いただいたメッセージについてしっかり考え、どういうことを最終目標に設定するか、そこにどう到達するかを模索し、実行していくこと。
 大きく言ってしまえば、自分の生き方・行き方を今よりもっと大きな視野で見ていくこと。
 それは、ひいては日本をどのような国にしていくかをみんなと考えていくということでしょうか。
  しっかり暮らしながら、ひとときちんとつながり、知恵を出し合っていきたいですね。
 私も自分にできる分かち合いをしていきます。

 一刻も早い復旧を心から祈っています。

追記

 リラックスも忘れちゃイカンね。
 がんばるばっかりじゃもたんもの。
 休めるときはきっちり休んで、まかせることはまかせて、おもしろいこと見つけて笑って、大きく息吸って息吐いて、アホなことは笑い飛ばして、etc。

 ついついおかたくなりがちな私の頭もほぐしていくぞ。
 バランスとっていきましょうね。

 

 


支援についてまとめてみました

2011-03-14 11:41:19 | 大地震関連

武蔵浦和“ふうるふうる”のたらです。
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 物資送付&ボランティアは、しばらくは動かないで、受け入れ窓口ができるまで我慢してください。現場は混乱しているため受け入れをする余裕がありません。
 ボランティア殺到による渋滞などで救済の遅延も起こりえます。

 できること、していいことを見極めて応援しましょう。

【1.ボランティア志願者へ】
 被災地へのボランティアに今すぐ駆けつけるのは控える。
 現在、各地域・赤十字社をはじめとする各団体ではボランティアを派遣して活動ができるかどうかを調査している状況。

 ボランティアの受け入れまでの流れは、以下のようになります。
(1) 人命救助活動
    ↓ ↓
(2) 人命救助が落ち着いてから、どこで何が必要かを把握
    ↓ ↓
(3) 全国の人へ、ボランティア活動の呼びかけ
    ↓ ↓
(4) ボランティアの受け入れ、活動開始

 現在の状況は (1)の段階で、今は訓練された「スペシャリスト」と呼ばれる人たちしか被災地に向かえないというのが現状で、どの都道府県の社会福祉協議会でも、待ちの状態。
 準備が整い次第、ボランティア活動の案内が始まると思います。
 「全国社会福祉協議会」という、全国で地域ボランティア活動を取りまとめている組織が、ブログでボランティア活動の情報をアップし、支援の呼びかけを行うそうですので、ボランティア志願者は定期的にチェックするとよいでしょう。

 くれぐれも自分の正義感だけで被災地に向かわないでください。
 プロによる救助活動を妨害することになったり、自分が二次災害に巻き込まれたりすると「被災地のために」なりません。

【2.物資送付について】
 今のところ物資の送付は控えましょう。
 必要な物資は現地からのニーズがはっきり把握できるまで送らないでください。
 大量の物資が届くと現地ではその分類に追われ、ただでさえ混乱している現場にかえって大きな負担となります。

●物資の送り方
・受け入れ窓口が開いてから、必要とされている物を送る。
・1つの段ボールには1種類ものだけ入れる。いろいろなものがはいっていると仕分けに苦労します。
・段ボールの表面の見えやすい場所に大きく何が入っているかを書く。
・重すぎないようにする。

●送ってはいけないもの
・なまものや消費期限の切れたもの。
・電子レンジで調理しなければならないもの。
・古着、趣味で作った装飾品、絵画など。
・医薬品……医薬品は医師や薬剤師がいないと配れない。
*自宅の不要品処理のような気持ちで送らないようにしましょう。
 『善意が人災に』ならないように注意しましょう。

【3.お金の送りかた】
・必ず振り込みで送る……お金は封筒に入れて送るとわかりにくいので。
・義援金詐欺に気をつけて、必ず確実に被災地に届く振込先を選ぶ。
 本音を言えばモノよりお金だそうです。

 状況は変化していきます。ショートスパンとロングスパンの両方で分かち合っていきましょうね。

 まずは日常生活をしっかり暮らして、不要な混乱を生まないようにしましょう。

 チェーンメールは回さない、根拠のないうわさ話はしない、否定的な話をしないなど、すぐできることはたくさんありますものね。

 

 


必要とされることをやる、邪魔になることはしない

2011-03-12 13:40:29 | 大地震関連

武蔵浦和“ふうるふうる”のたらです。
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 大変な地震でした。これからがまた大変です。
 大きな被害を受けた地域・被災者が必要としていることを、自分ができる形でやっていきましょう。
 体を動かす、知恵を働かせる、義捐金を送るなどなど、いろいろあると思います。

 くるねこ大和さんの今日のブログのくるさんの呼びかけと、それへのコメント、役に立ちます。
  コメントからとりあえず2つ引用させていただきます。

●今現在出来ること
被災者の方々にとって、毛布や衣類、食料・水など物資が必要ではありますが、今は物資を贈るにもそのルートが確保されていません。
なので今現在において無暗に物資を集めるのは、かえって無駄になってしまいます。
また、ボランティアに関しても、現地に出向とそのボランティアの方々の食料・水も確保しなければなりませんし、これもかえって復興作業の邪魔になりかねません。
なので今は、現地に行く、何かを届けるを実行に移すのではなく、その要請があった時に直ぐに対応出来る準備をしておくのが一番よいと思います。

●「こんな物資は送るな」
→着古しの衣類(誰も着ません)
→水・飲料(重くて大変なのです)
→なまもの(論外)
というわけで下世話な話ですが、
物資よりも信頼できる筋から義援金で送るのが一番です。以上』震災経験者談!


 義援金については、今朝の朝日新聞に「救援募金受付 きょうから」が掲載されました。抜粋します。

 朝日新聞社と朝日新聞厚生文化事業団は、地震で被災した皆さんのために12日から救援募金を受け付けます。
 募金は「東日本大震災救援募金」と明記して、郵便振替か現金書留でご送金ください。
 物資の受け付けは致しかねます。
 現金書留は〒104-8011 東京都中央区築地5-3-2 朝日新聞厚生文化事業団「東日本大震災救援募金」係へ。
 郵便振替は「朝日新聞厚生文化事業団」(00910-9-14990)。

 ほかにもいろいろな方法がありますが、義援金詐欺には気をつけてくださいね。

 「自分たちは被害が少なくって良かったね」のもう一歩先に踏み出して、分かち合っていきましょうよ。


“昆布出汁は60℃で1時間”って!

2011-03-07 13:16:28 | びっくり

武蔵浦和“ふうるふうる”のたらです。
               (↑これをクリックするとホームページに行きます)
 

  一番出汁(いちばんだし)って、昆布のグルタミン酸とかつお節のイノシン酸が一緒になることで味の相乗効果が起こり、昆布出汁だけやかつお節出汁だけよりもすごくおいしくなることを利用したもの。
 で、一番出汁の取り方って、
1.水に昆布を入れて火にかけ、煮立つ寸前に取り出す。
2.火を強くして沸騰したところで削りかつお節を入れて火を止める。
3.かつおが自然に沈んでから、こし器や清潔なふきん、クッキングペーパーなどで静かにこす。
というのが常識ですよね。家庭科の教科書を作っているときもそう説明していました。

 ところが、今日の朝日新聞のGLOBE面(朝日新聞グローブ第59号)「料理と科学が出会う時」の『「60℃で1時間」。研究結果で、出汁の取り方を変えた』を読んで驚きました。
 大学の研究者による実験によって“昆布のグルタミン酸を最大限に抽出するには60度を保って1時間加熱するのがいい”という結果が出たというのです。
 おまけに、かつお節を入れる温度やタイミングも違うそうな。
 まとめてみると、一番出汁(いちばんだし)のベストな取り方って、
1.水に昆布を入れて火にかけ、60℃で1時間加熱する。
2.昆布を取り除いて85℃まで温度を上げたら火を消し、削りかつお節を入れる。
3.かつおが自然に沈んだらすぐにこし器や清潔なふきん、クッキングペーパーなどで静かにこす。

  これが常識になるときっていつだろう。
 でも“60℃で1時間加熱”って一般家庭ではやりにくいよね。
  あ、今はインスタント出汁を使うのが一般的だから、家庭にはこんな研究結果は関係ないのかなあ。

  そのうち、一般的な方法と“60℃で1時間加熱”で出汁をとって、味を比べてみようと思ったのでした。あくまでも、そのうち、ね。えへへ。