すっきりした御酒がいいなー。甘酸っぱいのには飽きたよう。
昔の、癖があってくさくて、飲んだ翌日「くっさーい、そばに来ないで」なんて言われちゃうような御酒は減ったよ。それは純米酒がgoodと認識され、吟醸酒のすてきさが広まったおかげだろうなあ。甘くて酸味があって飲みやすい日本酒が生まれ、面白いのが出てきたなあと思ってたら、あらまあ、はやることはやること。今はそれが普通になってる感じ。
でもさ、そういう御酒って、あうつまみがあまりないように思うのよ。あたしゃ食べるより飲みたいっていうほうだから、それはそれでありがたいけど。
しかし珍味類が好きだし、たまにはお刺身で一杯なんて思うときもある。そんなときはね、今のお酒はあわないんだよう。それどころか、お互いがまずくなる気がする。昔ながらのお酒のほうがあうのよ。
そうは言っても昔タイプの癖ありくささありの御酒は好まぬのであるがなんぞと思っていたら、癖やくさみがなくて、甘酸っぱくなくて、でもふくよかさがあってすっきりしてるっていう御酒にであうようになった。ばんざーい!
つまみの邪魔をしない、いい感じに飲める御酒、ありがとう。今飲んでるのは上喜元や七賢など。蔵元さんでいろんなタイプのを造り分けてくれて嬉しい。
先日、中浦和の那須家宗庵さんで、「利き酒セット」と「あべ鶏の桜えびソース添え」をいただいたとき、3種類の御酒のうち「七賢 一番しぼり 純米吟醸 生酒」が桜えびソースにすっごく合うのにびっくりしたなあ。すてきなマリッジだわ。桜えびソースは6月と11月だけだそうなので、であえてラッキーでした。
こんな平和なことをうだうだ言ってられる日々に感謝であります。