ふうるふうる・たらのあんなことこんなこと

いろんなできごとを面白がってしまおうと思っています。
日常のあれやこれや記事です。

松谷みよ子さんのエッセイを読んで 3

2014-02-27 15:24:13 | 本や言葉の紹介

中浦和“ふうるふうる”のたらです。

 福島第一原発の非常にずさんな汚染水管理だとか政府の原発推進姿勢だとか武器輸出解禁姿勢だとか、とにかく次から次へとおかしい変なことが多く出てきて、これはもしかしてごちゃごちゃ言う迷惑な国民を憤死させて口を封じる気かと……。

 それはさておき、「松谷みよ子全エッセイ1 わたしの暦」(筑摩書房)の、戦争体験を踏まえての言葉から抜粋します。

●「軍国少女の敗戦」(1985・8「女たちの八月十五日」掲載)
 今しみじみと思うのは極限状態におかれたとき、人は無感動になり、思考をやめるのではないかということである。死に至る道を無表情に歩き出す。その恐ろしさを二度と繰り返したくないと思うのである。そしてまた思うのは、いま歩いている道が、ふと気がつけば戦前の風景と重なってくる恐ろしさである。
「障子を破けば原爆がある」
 私の『ふたりのイーダ』というファンタジーを映画化したとき、監督の松山善三氏はこういわれた。障子ごしの一見平和に暮らせば暮らせる今。しかしベリッと紙を一枚むけば原爆の傷跡はまざまざとあるのだ。かつての戦争中、私たちは障子を破くことは許されなかった。
 破りようも知らなかった。しかし今なら破くことはできる。日常の障子を破る勇気と気力を持ちたいと思う。若い人にも持ってほしいと思う。そこに何が在るか。見据えてほしい。二度と忌まわしい戦争を起こさないために。

  今、特定秘密保護法やら憲法改正やらたくさんのやりかたで、「障子を閉め」られようとしている。
 だから、障子をつくらせない、しめさせないことが大切。
 第二次世界大戦敗戦後、平和をつくりあげ、維持しようとしてくれたかたたちのおかげで60年以上も戦争状態にならなくて済んでいます。約30年前に松谷みよ子さんが感じていた恐ろしさは、松谷さんも含めてその“平和をつくりあげ、維持しようとしてくれたかたたち”のおかげで形にならなかったけど、今このとき本当に“戦前”にいる気がする。あたしゃ戦争なんかまっぴらごめんだ。
 平和の維持は、維持しようと意識しなくては保てないのよ。維持するために自分が動こう。


原発推進のエネルギー基本計画案に反対だい

2014-02-26 10:26:59 | 原発

中浦和“ふうるふうる”のたらです。

 今朝の東京新聞から抜粋します。

●公約無視の再稼働推進 エネ計画政府案
 政府は二十五日、中長期のエネルギー政策の指針となるエネルギー基本計画案を決めた。自民、公明両党が政権に復帰した二〇一二年の衆院選で掲げた「脱原発依存」の公約を無視。逆に、公約にない「重要なベースロード電源」と原発を位置付け、原発の維持・推進方針を明確にした。

 自民党は公約の「政策BANK」のエネルギー項目で「原子力に依存しなくてもよい経済・社会構造の確立を目指す」とし将来的には「脱原発依存」を目指す姿勢を示した。安倍晋三総裁も「原発に依存しない社会をつくる」と訴えていた。
 公明党は期限こそ明示しなかったが、「一年でも五年でも十年でも早く、可能な限り速やかに原発ゼロを目指す」と公約した。
 ところが、基本計画案は原発について「依存度を可能な限り低減」とするにとどまった。どの程度、依存度を減らすのか明らかでなく、自民、公明両党の公約から大きく後退した。

◆原発に固執「ベースロード電源」
 政府が二十五日に決めた「エネルギー基本計画」案で、原発を「重要なベースロード電源」と位置付けた。どういう意味なのか。
Q ベースロード電源とは。
A 昼夜を問わず、一日を通して一定量の電力を供給し続ける発電設備のことだ。政府は原発のほか、石炭火力、地熱発電などを挙げている。電気の使用量は夜よりも昼の方が多いなど、時間帯や季節によって変わる。電力会社は変化する需要に確実に対応するため、複数の発電設備を組み合わせて使っている。

Q なぜ、原発はベースロード電源なのか。
A 一度稼働すれば、少なくとも一年間は連続して運転でき、ほかの発電設備に比べて発電コストが安いというのが、政府や電力会社の理屈だ。

Q 本当に安定していて安いのか。
A 東京電力福島第一原発事故のような大規模な事故がいったん起きれば、ベースロードとしての役割を果たせなくなることは明らか。現実的な事故対策費や廃炉費用などを加えればコストも安くない。廃棄物の最終処分の立地場所も全く決まっておらず、費用も見通せていない。政府は原発をベースロードと位置付けて再稼働のお墨付きにする狙いがありそうだ。

Q 原発を使い続けるとする一方で、「原発依存度を可能な限り低減させる」とも書いてある。
A どう依存度を下げていくのか、具体的な方法や時期などを示していない。将来的に残す原発の数についても非常にあいまいだ。原発の新増設にも含みを残しており、本当に依存度を下げるつもりなのか疑問が残る。

 エネルギー基本計画は去年12月6日から今年1月6日まで意見公募(パブリックコメント)をして、約1万9千件が寄せられたそうです。そしてその大半が原発の再稼働や輸出に反対する意見だったのに、エネルギー基本計画案には反映されなかったとのこと。
 私ら国民はなめられ切ってるね。めげそう。でも声をあげ続けるよ。


白菜漬けでびっくり

2014-02-24 09:25:25 | よもやま話

中浦和“ふうるふうる”のたらです。

 この冬の最初に漬けた白菜漬けをようやく食べきったので、2か月以上前に漬けた白菜漬けを食べることにしました。
 漬けたあとはまったくさわらなかったけど、ふたでおおいきれなかったすきまの水面に白い膜が張り、それが茶色っぽくなり、米ぬかのようになるのを「ほう、こうなるのね」と毎日見ていました。
 私はよく漬かったのが好きなので白い膜が張るくらいで食べていたけど、こんなになっちゃって食べられるかなあとちょっと不安だったのよ。でもね、漬け物は保存食だし、口にしてみておかしかったら食べなきゃいいだけだわと思ってたべてみたら、うみゃい!!!

 びっくらこいたぐらいうみゃい。うまみがふかい。
 あーしゃーわせ。こんなにおいしい白菜漬けといっしょにいい御酒を飲めて、ちゃーわちぇーと思った昨晩でした。
 
 そーいえば、生まれた家では一抱え以上もある大きな木の樽で白菜を漬けてたけど、いい漬けごろになったら毎日取り出してたからあがった水の表面が米ぬかのようになることはなかったよ。
 しかいおいしいわあ。思わぬ僥倖とはこういうことをいうのかのう。ありがたいこと。


松谷みよ子さんのエッセイを読んで 2

2014-02-22 09:29:37 | 本や言葉の紹介

中浦和“ふうるふうる”のたらです。

『松谷みよ子全エッセイ 2 私の風土記』(筑摩書房)から抜粋します。

●祖先からのこよなき賜物(1986・1・15 In Pocket掲載)
 群馬の六合(くに)村のひとりの婆さまが、
「六人子を産んで六人死んだ。六地蔵さまになったから、もう死なないと思ったのに、二人死んでいま二人いる」
 こう語ったのを聞いたとき、ああそうだったのか、「笠地蔵」という昔話のなかにある六地蔵とは、このような存在であったのかと、心を洗われる思いがしたのである。
 大歳(おおとし)の夜、貧しい爺は笠を売りにいって一枚も売れず、とぼとぼ雪の中を帰ってきた。見れば村はずれの六地蔵がすっぽりと雪をかぶっている。おお寒かろうにと一枚ずつ笠をかぶせたが、笠は五枚しかない。爺はわがかぶっていた手拭いをとって最後の地蔵さまに頬かむりさせると家に戻る。婆はよいことをしたと喜び、二人は漬け物にお湯こを飲んで年越しを済ませると早々に寝てしまう。真夜中、不思議な唄声に目を覚ます。笠こかぶせてくれた爺の家はどこだ。じょいやさ、じょいやさと掛声がして、戸口にどんと何かを置く気配がする。爺と婆がおそるおそるとを開けてみると正月の餅やら魚やら宝物やらが置いてあり、降りしきる雪の中を六地蔵がそりを引いて帰っていくところであった。
 笠地蔵のあらましである。大歳の夜としてくくられる昔話のなかでもよく知られているこの話を、私はさほど好きではなかった。
 しかし、六合村の婆さまの、六人子を産んで六人死んだ、六地蔵さまになったと思ったのに、という歎きを聞いたとき、ああ六地蔵さまとは、この爺婆にとってこういうことだったのかと思った。幼くしてあの世へいった我が子と重なればこそ、冷たかろう、寒かろうと雪を払い、笠をかぶせてやるのではなかったか。ここに思い至ったとき、笠地蔵の話は忘じ難いものとなった。

 単純に、よいことをしたらご褒美があるという話だと思っていた。子どものときに読んだからそれしか思えなかったのは当然だろうけど、もしこれを子どもに読み聞かせる立場になったとしても、その物語の背景を考えること、私にはできなかっただろう。深いなあ。


松谷みよ子さんのエッセイを読んで 1

2014-02-21 11:30:12 | まじめな話

中浦和“ふるふる”のたらです。

  小学生のときに『龍の子太郎』を読んだのが松谷みよ子さんの本に出合った最初でした。
 その後はあまり読み込んでいたわけではないのですが、数か月前、「松谷みよ子さんのエッセイを読まなくては、現代の民話の銃後編を読まなくては」という思いがわき上がりました。読んでいくうちに特定秘密保護法のことなどが表に出てきて、「あ、これは今の社会状況に似た過去がどんな道をたどったのか、今とても危ういことになっているということを確認するために読めということだったのか」と思いました。       

 そして「松谷みよ子全エッセイ」全3巻を読んで、私は昔話をまったく理解していなかった、「そういうことがあったんだな」と読み流していて理解しようともしていなかったことに愕然としました。
  例えば、「笠地蔵」と「古屋の漏り」の背景がどれほど深いものであることを知らなかった。
 爺と婆だけだと結(ゆい)からはずされるという怖さ、むごさ。
 “今生きていられる自分”のうしろにどんなにきびしい村のおきて(人が生き延びるための)があったのか。
 昔はよかったなんて言えるのは、すんなりと生きて暮らせたからだと思った。
 昔話のことだけでなく他のエッセイを読んでも、年を重ねているのに私はなんて未熟なのだろう、あさはかなのだろう、表面だけを理解してさも知ったようなことを言ってるんだなあと、とにかく涙が出っぱなしでした。

  松谷みよ子さんの文章、なんと豊かな表現なのか。シュプレヒコールを繰り返しているようなものとはまったく違う。
  あたしなんかまだまだふがいない。
 こまっしゃくれた子がむにゃむにゃ言ってる、そんな感じの未熟さ。未熟な上に未熟であると思う。恥ずかしい。

 そんな思いが次々湧いてきました。特に強い思いを抱いたところを何回かに分けて書きます。


学校は勉強する方法を教わる場所

2014-02-20 10:15:28 | 本や言葉の紹介

中浦和“ふるふる”のたらです。

 今日の東京新聞「放送&芸能」欄にさだまさしさん(シンガー・ソングライター、小説家)が「恩師・安本衛先生」というタイトルで書いていました。いくつかのとってもチャーミングなエピソードからも、高校2年生のときのこの担任の先生を「人生最高の恩師」と表現していることに納得。
 そして「忘れられない言葉」を紹介してくれました。

 多くの学生は、学校を“勉強する場所”だと思っているから、卒業したら『勉強も卒業した』と勘違いするが、それは間違いだ。よいか、学校とは“勉強する方法を教わる場所”だ。勉強は一生をかけてするもの。学校にいる間に“勉強する方法”をきちんと学び、己の人生を懸けて自分の勉強を果たせよ。

 本当にその通りだねえ。


動物愛護、がんばってるさいたま市だからこそもう一歩を期待してますよ~

2014-02-17 12:11:15 | まじめな話

中浦和“ふうるふうる”のたらです。

 さいたま市報2月号の6ページに、「犬・猫の殺処分を減らすために」「少しでも多くの命を救うために」という記事がありました。
 やるじゃん! 当たり前のことを当たり前に載せてくれてありがとう!




 「飼い主のみなさんへのお願い」欄に

●飼っている動物がその命を終えるまで、愛情と責任をもって飼い続けてください。
●みだりに繁殖することがないよう、不妊去勢手術の実施など適切な処置を行ってください。

 動物の愛護及び管理に関する法律が改正され、上記の2項目が、飼い主の努力義務として明記されました。

 動物の遺棄は犯罪です。違反者には100万円以下の罰金が科せられることがあります。

という文章がありました。書いてくれてありがとう。
  さいたま市での取り組みについても明記してくれました。こういう啓蒙を続けてくださいね。お願い。

 ただね、ありゃ? と思うものがいくつかあったのは残念。
その1
 繁殖について、「1匹のメス猫が3年後には2000頭以上に!」だって。これはヘンだなあ。普通は1年に2回シーズンが来るけど、1年に30匹産んで3年間、その子猫も1年に30匹産んで2年間、孫猫も1年に30匹産んで1年間、という3年間分のトータルで2000頭以上ってこと? これは数字のトリックだね。計算上はそうなる可能性があるかもってことだなあ。
 1回に産まれるのは平均5頭ぐらいだし、全部が無事に成長するわけでもないし。
 野良猫の平均寿命って3年ぐらいといわれているようにとっても短命。産まれた子が無事に育つ率も低い。だけど、捨てる人間がいるからいつまでも減らないように見えるのよ。
 だから、捨てさせないための啓蒙をお願いします。
 
その2
 「不要な妊娠や伝染病を避けるため、不妊・去勢手術を実施するとともに、野良猫への無責任な餌やりはやめましょう。」
 そのとおり! だから、“無責任な餌やりにならないやり方”とはどういうものかを示してほしいなあ。
 例えば、埼玉県では、「地域猫活動実践ガイドブック~野良猫を減らすために~」を作って、「身近に生じている野良猫問題を解決する一手段として注目されている地域猫活動」について、具体的な取組み方やポイントなどをわかりやすく解説しています。また、実際の取組事例も紹介しています。」とやっているよ。
 埼玉県のホームページを見てみてね。
 埼玉県とさいたま市、連帯できないわけはないと思うんだけなー。

その
 「無責任な餌やりによる野良猫の繁殖は、やがて栄養不良へと繋がり、生まれてくる仔猫の脳の発達に影響を及ぼし、人への攻撃性が高まることが報告されています。」 って文章があるけど、これ、すっごく特殊な例だと思う。自然の状態だったら脳が未発達の猫が無事に成長して、あえて人間を襲うことって考えられない。動物実験かなんかで人工的にひどい状態を作りだして、人間を襲うように誘導すればこういう行動を起こすかもしれないけど。いったいどんな根拠から引っ張り出した文章なんだろうなあ。うーむ。

 まあ、こういう状態を作り出さないためにも地域猫の取り組みを考えてほしいです。
 さいたま市の取り組みに期待してます。
 担当のかた、ありがとう、さらなるパワーアップをぜひ 


首相、立憲主義を否定 解釈改憲「最高責任者は私」

2014-02-14 11:11:28 | がっくり


中浦和ふうるふうるのたらです。

 「ぼかあ独裁者になって戦争したいんだ。今だってほとんど独裁者だろ。だから言うこと聞けよ」って言ってんだよね、これ。私にはそう聞こえるんだけど。
 昨日(2月13日)の東京新聞朝刊を読んでびっくりしたのよ。抜粋します。
 
●首相、立憲主義を否定 解釈改憲「最高責任者は私」
 安倍晋三首相は十二日の衆院予算委員会で、集団的自衛権の行使を認める憲法解釈の変更をめぐり「(政府の)最高責任者は私だ。政府の答弁に私が責任を持って、その上で選挙で審判を受ける」と述べた。憲法解釈に関する政府見解は整合性が求められ、歴代内閣は内閣法制局の議論の積み重ねを尊重してきた。首相の発言は、それを覆して自ら解釈改憲を進める考えを示したものだ。首相主導で解釈改憲に踏み切れば、国民の自由や権利を守るため、政府を縛る憲法の立憲主義の否定になる。 

 首相は集団的自衛権の行使容認に向けて検討を進めている政府の有識者会議について、「(内閣法制局の議論の)積み上げのままで行くなら、そもそも会議を作る必要はない」と指摘した。

 つまりさ、
「実際に国を動かしている最高責任者はオレだ。そのオレが憲法を解釈して改憲する。逆らうやつらは選挙でオレを倒してみろ」
「オレの邪魔をする有識者会議なんて必要ない」
ってことだよね。さすがに批判の声があがったよ。抜粋します。

 元内閣法制局長官の阪田雅裕弁護士は、首相の発言に「選挙で審判を受ければいいというのは、憲法を普通の政策と同じようにとらえている。憲法は国家権力を縛るものだという『立憲主義』の考え方が分かっていない」と批判。
 「憲法九条から集団的自衛権を行使できると論理的には導けず、憲法解釈は変えられないというのが政府のスタンスだ。(従来の見解と)整合性がない」と指摘した。

  日本って、「国は、行政の最高責任者のために国民を自由に動かし、国家権力のために奉仕させることを基本原理とする」国なわけ?
 違うよね。「立憲主義」の国だよね。立憲主義が日本国憲法の基本原理と位置付けられているもん。
 その立憲主義って、「国家の役割は個人の権利や自由の保障にあると定義した上で、憲法によって国家権力の行動を厳格に制約するという考え」なんですが。
 となると安倍首相って憲法違反者じゃん。そんな人が最高責任者?! あーあ。

 とガックリしてたら、安倍首相の発言はさすがに自民党内部からも批判が出たって。今日(2月14日)の東京新聞朝刊を抜粋します。

●首相の憲法解釈変更発言 自民内からも批判 「三権分立崩す」
 安倍晋三首相が集団的自衛権の行使を認める憲法解釈の変更を、歴代内閣による議論の積み重ねを覆して自ら進める考えを国会答弁で示したのに対し、十三日の自民党総務会で「三権分立を根底から崩す」などと批判が相次いだ。
 総務会では、まず村上誠一郎元行革担当相が「首相の発言は、選挙で勝てば憲法を拡大解釈できると理解できる。そのときどきの政権が解釈を変更できることになるのは問題がある」と批判。村上氏の発言は、政府が意のままに憲法解釈を変えれば、国会が国権の最高機関としての立場から政府をチェックする三権分立の仕組みが崩れると指摘したもの。
 村上氏の発言を受け、野田毅党税調会長が「大事な話で、正面から受け止めるべきだ。内閣法制局と首相の役割を冷静に考えて、答弁は慎重にすべきだ」と指摘。溝手顕正参院議員会長も同調した。船田元・党憲法改正推進本部長は「解釈変更で対応できるのなら、私の仕事はなくなってしまう」と述べた。
 集団的自衛権の行使容認は政府の有識者懇談会が議論中で、見直し案もまとまっていないのに批判が続出するのは異例。


カラダもココロもちょと痛い

2014-02-10 09:42:36 | よもやま話

中浦和“ふうるふうる”のたらです。
 昨日マンション前を一人で雪かきしたため、今朝起きたら腰が少し痛い。
 東京都知事選の結果を見て、心がちょっと痛い。
 最悪の事態はまぬがれたとは思うのよ。でも……。

 作家の松井今朝子さんがホームページで2月8日に次のように書いてくれてました。その通りになっちゃったわ。

 日本も今やよその国の心配をしてるどころの騒ぎではないような気がしてきたのは、翻訳家の松岡和子さんに教えられ「不正選挙に関して」と題するYou Tubeの映像を見たからである。これは「 舛添要一を都知事にしたくない女たちの会」の記者会見での発言なのだが、要するに、たとえば病院で寝たきりの高齢者たちの投票権がどんなふうに利用されているかという事例が非常に具体的に暴露されていて、それに関しては私も以前から一体どんなふうになってるんだろう?と気になってはいたのだけれど、実際にこんな乱暴なやり方をしてるのだとしたら、そりゃ身のまわりの誰も投票してない人がトップ当選するはずだわね〜と納得するしかないのであった。

 他のも抜粋します。

●1月25日記事から
 私はイシハラの四選まで許しちゃった都民がどうなろうが知ったことか!というわけで、今度もつくづく埼玉県人になっといてよかった\(^O^)/と思っているのは、やはり投票するとしたら迷いそうな気がするからであった。それは誰に投票したらいいか迷うわけではなくて、むしろ投票したくない人のほうが目についちゃって、そういう人を除いたら、結果、無効票になっちゃう可能性が高くなりそうだから迷うのであろう。京都の妹は「細川さんはいくらなんでも年寄りすぎて頼りにならんで〜マスゾエは地震とかマズイことになったらすぐ逃げだしよる感じがして、何となく人間が信用でけへん。いっそ田母神さんにやってもろたら頼りになってええのんちゃうの」なぞと言いだしたから私は仰天しつつ、ああ、妹がこんなことを言いだすくらいだから、世の中の多くの人がもう彼がかつてどんなにアブナイ発言をしたバリバリウヨクであるかをすっかり忘れてるんじゃなかろうか?と急に心配になってきたのであった。

●2月7日記事から
 前にも書いたように、私はイシハラの四選を許した段階で、都民は所詮アホが多数派だと結論づけていて、今回なんかはマスゾエ株が下落の一途を辿ると、ヘタしたら田母神あたりが当選するんじゃないかと心配してるくらいである。反自民や反原発の意思表示をしたい都民もそこそこいるのは確かだろうけれど、結局それが一本化できないのは、「舛添〜女性たちの会」の記者会見で木内みどり氏が叫んでらしたように、コイズミに担がれたクマモン殿のせいだと考えている人たちもあるのだろうし、一方では代々木系の弁護士さんだけはどうもねえという人たちも、代々木 VS 反代々木の対立があったことや、そうなるに至った経緯を知っている世代には当然ながら多いだろうと思われるのだった。


またもや雪見酒&原発関連情報

2014-02-08 14:01:15 | 原発

中浦和“ふうるふうる”のたらです。

 

 今日の雪、先日と違って細かい。結晶が見えるような雪じゃなくてあられのようなかんじだけど、ちょっと強い風が吹くと向かいのお家の屋根の雪が巻き上げられるよ。今日はさすがにお客様はおいでにならないだろうから、早くから飲もうっと。だって寒いんだもん。
 うふ。昨日、森田商店さんで雪見酒用に御酒を買いこんどいてよかった!
 うん、備えあれば憂いなし!
 先見の明があるのであーる。
    ↑ 
   いじきたないだけだがね。



 左から「開華 立春朝搾り 純米吟醸 生原酒」(第一酒造 栃木県佐野市)、「日下無双 おりがらみ純米 生酒」(村重酒造 山口県岩国市)、「雁木 槽出(ふなで)あらばしり 純米無濾過 生原酒」(八百新酒造 山口県岩国市)。
 いわゆる“華麗な香り”と言われるものが私にとってはセメダイン臭なので、この3本とも好みからちょっとはずれてたけど、でもみんないいお酒。ありがたいありがたい。

 入学試験が今日の人、大変だ。入試の時期を変えるのってできないんだろうか。シロート考えだけど、入試の時期を9~10月ぐらいにして、結果が出たあとの入学までの時期はなんらかの課題に取り組むようにするとか。うーむ。

 友人から原発関連でいくつかの情報をもらい、読んでみて「あっ、そうだった」と特に思ったものがあったので紹介します。
 「私の通勤読書メモ」というブログの、『原発洗脳 アメリカに支配される日本の原子力』(苫米地 英人)を読んでの記事です(2013年05月25日)。

「日本の原発は、一つも止まっていません。」
「停止したのは発電だけです。しかも核燃料棒の崩壊熱は止まっていないので、これを冷却しておくために、発電を停止した原発は、1時間当たり39万キロワットの電力を(火力発電所などから)供給されています。」

つまり「日本全国の発電停止中の原発を冷やしておくために、約40万キロワットの電力が必要」ということです。

  私も近々この本を読むことにしました。教えてくれてありがとう。

 明日は東京都知事選。明日も雪模様らしい。悪影響がないと良いのだけど。
 あったかくして出かけてね。投票所への行き帰り、すべったりころんだりしないように気をつけてね。
 安全で安心して暮らせる社会をつくれる人に当選してもらいたいなあ。


雪見酒だよ

2014-02-04 16:13:24 | よもやま話

中浦和“ふうるふうる”のたらです。

 先ほど、夕方の4時ちょっと前ぐらいから雪になったよ。さいたま市だからさ、さらさら雪じゃなくて牡丹雪。
 雪なのに、それほど寒く感じないのはなぜだ?
 おお、昨日の那須家さんの極上の御酒で、まだからだが暖かいのだろうか……そーんなわけないわな。もしそれほどお酒がからだに残ってんなら三日酔いでよろよろしてるわな。今朝起きられたはずがない。
 んなこたあどうでもいいから、さっそく雪見酒とまいろう。ぐっふっふ。
 いちばんあったかいコートを着込んで、雪が降るのが見えるように窓を少し開けて、さあお燗酒じゃ。雪見障子なんて結構なものはなし、冷暖房がきれえだからいつもとおんなし格好だってえのがなんとも無粋だけどさ。
 えっ、つまみ? あるもんでいいじゃねえかよ。極上の塩・みそ・醤油はあるんだからこんなにけっこうなものはないってんだ。白菜漬けもまだ漬かってるしさ。あーら、まるで王侯貴族の食卓だね。(←ツッコミ禁止)

 おうみんな、気いつけて帰っておいでよ。帰るにしても出かけるにしてもさ、用意万端整えるようにねえ。おはらたきの配達業務のかた、ありがとね。電車やバスなんかの交通関係のかたもありがとね。

 うー、それにしても「三代目」の三遊亭金馬ってうめえなぁ。最近聞き始めてびっくらこいたよ。

 こら犬! お散歩に行けないからって部屋ン中じゅう走り回るもんじゃありません。吠えるなってえの。あ、また長い夜がはじまっちゃうのかねえ。かんべんしてくれ。


「整理」と「羅列」

2014-02-03 11:22:21 | 本や言葉の紹介

中浦和“ふうるふうる”のたらです。

 またまた、「話せばわかる! 養老孟史対談集 身体がものを言う」 (清流出版)から抜粋。

●作家で元ロシア語同時通訳者の米原万里(よねはらまり)さんとの対談「論理の耳に羅列の目」から(2001年3月収録)
 米原 モスクワ大学の経済学部長のヴィハンスキーさんがとても鋭いことを言われた。専門分野に限っての話ですが、「日本の学者は学者ではない」と。なぜなら、「該博だが、知識が羅列になっている。学者の仕事は知識を自分なりに整理して、いまの世の中における混乱の原因を突きとめることだが、羅列ではさらに混乱するだけだ」と言うのです。私は自分の経験から、なるほどと思った。日本の学者の発言は、言葉と言葉の間の関係性、緊密さが弱い。

 うーん、単なる知識の羅列で終わっていて、知恵になってないってことね。使えないってことだね。
 これ、学者だけじゃないじゃん。普通の人の場合でもそういうことって多い。いろんなことを知っていても、それをいかせない。でも、たくさんの知識をもっていることを「どうだ、すごいだろう」って誇って、いわゆるうんちくを垂れ流す。
 たった一つの知識しかなくてもそれをちゃんと使えれば、それはすばらしいことだと思うなあ。

 ううう、あてくしなんぞは知識もないのに知ったかぶりしてるからよっぽどたちが悪いわねえ。とほほでございます。

  うーん、知恵ある人にわたしはなりたいわあ。


玄関の床を自分でリフォーム、で祝い酒じゃ

2014-02-01 17:45:47 | うれしい

中浦和“ふうるふうる”のたらです。

 リフォームというほど大げさではありませんが、クッションフロア(土足用)を敷いてみました。
 大当たり~~~~。

 暗かったのよ、玄関。引っ越したときから明るくしたくてどうしたらよいか考えてたんだけど、とにかくやってみた。

これでも明るく写ってます。実際は黒に近い焦げ茶色。


で、こうなりました。実際はもっと明るいです。
 

 “玄関の型紙を取ってクッションフロアにあてて切ってみたらうまくいった”という記事を読んだおかげです。
 廊下もベージュのカーペットにしたし、ヤッホー!

 だから祝い酒よーん。


 さっき森田商店さんで購入した「大那 特別純米 仕込み壱号 初しぼり 無濾過生」(栃木県大田原市 菊の里酒造)、「きのえね 純米 無ろ過 生原酒」(千葉県印旛郡酒々井町 飯沼本家)。
 まずは大那からいただいております。つまみはようこさんが教えてくれた「モッツァレラチーズゆずこしょうのせ」。うみゃい。もちろん大那も、うへへへへへ。
 「きのえね」は、那須家さんでいただいた「甲子(きのえね) 純米にごり酒 活性純米生原酒」が抜群においしかったので、活性にごりじゃないのはどんなもんかなと思って購入。たのしみたのしみ。

 御酒といえばですが、前にいただいた川亀、あまり特徴のない御酒だなあと思ってたら、常温のほうがおいしいし、封を切ってから日がたつほどおいしい。奥ゆかしくて上品で、でもホネがある感じ。つきあうほどに味がでるとでもいうのかしら。これが人間なら惚れてますな。