ふうるふうる・たらのあんなことこんなこと

いろんなできごとを面白がってしまおうと思っています。
日常のあれやこれや記事です。

人形町のフグ「あをき」

2008-01-28 14:58:10 | おいしい
 1週間ぶりのお酒、そしてフグ! I様に連れられて人形町の「あをき」へ。

 おいしかった! “煮こごり、刺身、からあげ、鍋、デザート”のコース。鍋のあとの雑炊がまた深い味でおいしいこと。デザートは梨のコンポートかな。値段もお値打ちで、コースにビールと日本酒を1本ずつぐらいプラスして一人約7千円ほどでした。

 I様には物足りないぐらいの量らしいけど私には多いので、私のぶんを食べてもらえてありがたい。

 なんということもないことを安心して話せて、まじめなこともきちんと話せて、おいしいものもいただけて。いい時間をふんわりと過ごせて嬉しかったです。I様、いつもありがとね。

 こんな時間をいただいてしまうと、“やっぱりお酒を飲むときは、ほっこりした時間を誰かと共有しながらがいいなあ”と思ってしまうなあ。

 “おいしいものを食べる”か“おいしくものを食べる”か。そりゃあ“おいしいものをおいしく食べる”のがいいけど。

 でもときどき、「これは下処理が不十分。これは味つけがペケ。スパイスの使い方が上手じゃないな。盛りつけを何とかしたほうがいいよね」などと、批判しながら食べているのに気がつくときがあります。そんなとき、“おいしく食べる”という言葉を思い出すと、なんか恥ずかしくなったりします。

 あ、なんでこんなことを思ったのか、今気がつきました。「あをき」のあとに、かなり評判が高い居酒屋さんに行ったのですが、私から見ると、せっかくの素材をもったいない使い方をしていたのです。食べきれずに残してしまったことを悔やんでいたんですね、たぶん。ふむふむ、納得。

お酒つながりで、おすすめ本をご案内

2008-01-25 15:00:45 | 本や言葉の紹介
「記憶がなくなるまで飲んでも、なぜ家にたどり着けるのか?」(川島隆太・泰羅雅登 ダイヤモンド社) 

 まあ、なんて魅力的な、そしてちょっときょわい(こわい)タイトルなんざましょ。あら、サブタイトルが「身近な酔っぱらいに学ぶ脳科学」ですって! なんだかねー、つごうの悪いことが書いてありそうだけど……。

 と、こわいもの見たさで手に取り、目次を眺めたら、「酒がもたらす脳の危険因子」「酒を飲むと、脳は萎縮する」「アルコールが含まれている限り、飲めば同じ」「二日酔いを学習しない人たち」……。

 やっぱりきょわい。でも、読んじゃいました。いやあ、面白かった。

●アルコールで理性の抑制が外れている状態は、特にメリットはないと言う人もいます。いや、そうじゃない、その状態にこそメリットがあるのだ、と言う人もいます。前者は飲まない人ですし、後者は飲む人です。


 その通りに、ところどころに、“飲めない”川島氏(専門は脳機能イメージング学)と、“底なし”泰羅氏(専門は認知神経科学)が、それぞれの視点からコメントしているところがあります。たとえば次のようにです。


●脳の反応制御課題テスト……脳の活動を機能的MRIで計測した結果について
 正答率は飲酒前90パーセント、飲酒後88パーセントと、ほとんど変化しませんでした。ですが、判断するスピードは、飲酒後のほうが速くなっていました。つまり、より早く正解に到達していたのです。飲酒後には、脳活動が増加していることも確認できました。脳を計測したところ、脳の活動領域が飲酒前より多くなっていたのです。
 この結果、私たちは二つの結論に到達しました。
・結論その一(“底なし”泰羅の解釈)
反応時間が速くなっていて、正答率はほとんど変わらないのだから、脳内の情報処理がよりスピーディーになっているのです。より多くの部分が活性化した脳は、情報処理能力を高めていたと考えられます。ほろ酔い状態になれば、判断が速くなる、情報処理能力が高まる、と考えられるのです。
・結論その二(“飲めない”川島の解釈)
 もう一つの解釈としては、お酒を飲んだ状態では、同じ課題に取り組むにしても、より多くの脳の領域を活性化しなくてはならなかった、と考えます。つまり脳全体の機能が低下したので、それをカバーするためにより多くの部分が活性化しなくてはならなかったのではないでしょうか。反応時間が速くなったのは、酔って抑制が外れたため、いわゆる酔った勢いで適当に判断したからだ、と言えなくもないのです。
 どちらの結論が正解なのか、研究はまだ道半ばなので、今のところは決着がついていません。



 いやー、人間、自分に都合がいいように解釈するもんです。統計やデータだって、使う人によって意味づけが正反対になっちゃったりするのと同じね。

 生涯に飲むアルコール量が多いほど、人間らしさの源である脳の前頭前野の細胞から消えていき、縮んでいくんだそうです。それは、どんなお酒でもどんな飲み方をしても、アルコールが含まれている限り、飲めば同じ。

 お酒の誘惑に負けて飲みすぎないようにする強い意志をもつには、前頭前野を鍛えるとよいそうですが、料理をすることが効果的なのですって。料理をすると、すべての過程で脳が活性化するということです。そういえば、「聡明な女は料理がうまい」(桐島洋子)という本がありましたね。

 この本、飲みすぎて記憶がなくなる理由、それでも家にたどり着ける理由、お酒に強いとは、どんな飲み方がよいか等々、基本的なことや、「えっ、そうだったの!」がとてもわかりやすく書かれていますよ。おすすめです。

久しぶりのお酒

2008-01-20 15:03:24 | おいしい
 昨日2週間ぶりのお酒。

 素敵な友人と“ぜひここでおいしいものを食べてもらいたい”お店「しみず」で新年会。軽い酔いを楽しみたかったのでビールにし、白子ポン酢、お刺身盛り合わせ、鰻肝焼き、蒲焼きなどなど、おいし~くいただきました。久しぶりのビールがすいすい入っちゃいました。  

 2軒目は浦和のオーセンティックバー「ダヴコット」。落ち着いた雰囲気とおいしいカクテルで、ここも大好きなお店です。

 H・Rちゃん、楽しくおいしい時間をありがとう!

うれしいこと2つ

2008-01-15 15:04:54 | Weblog
①「よしながふみは好きですか?」
 「インタビュー 松山ケンイチ」「『イサナ 龍宮の闘いへ』たつみや章」……雑誌の『ダ・ヴィンチ』を買ってよかった!

 よしながふみさんについて萩尾望都さんが述べているのよ。それにひかれたのだけど、その他にも嬉しい記事や役に立つ記事がたくさんで、大満足でした。

②アオザイブラウス&パンツを仕事用ユニフォームにしていますが、パンツをもう少し作っておこうと思い、今使用しているものから型紙を作りました。色違いで2着ずつ作るつもりで必要な生地の長さを決め、買いに行ったところ、たっぷりおまけをしてくれました。おかげで、ぎりぎりで3着ずつ作れたのです。うれしー、ありがとう!

今年の抱負

2008-01-04 15:06:45 | Weblog
 この年末年始、なぜか暮れらしさも新年らしさもあまり感じられませんでした。でも「年神様をお迎えするんだから」をいいわけに飲食共にちょっとはめをはずしたら、ウウウ、胃が、腸が……。どうやら鉄槌がくだされたようで、寝込んじゃいました。

 本も読めなかったため、必然的に自らを省みる時間もたっぷり。“強制断食と強制自省かい”とちょっとすねたのですが、“いやいや、大いなるなにものかによるおはからい、心身ともに大切にせよとご教示くださる慈悲だな”と気を取り直すことから始まった新年でした。

 年頭に当たって、今年の抱負を表明なさったかたも多いことでしょう。私は今まであまり考えたことがなかったのですが、2007年が私にとってはとてもポイントとなる年だったので、その流れをふまえて2008年の方向性を考えてみました。

 2007年は、受け入れることとはどういうことか、批判するということはどういうことか、知識と知恵、知性と人格、表現すること、などについて、個人的にも仕事でも非常に重要な事例をいくつも体験させてもらえ、学ぶことができました。

 人間の持つ心の働きを、知情意(知性と感情と意志)の三つに分けたりします。私は「知」を偏重する傾向が大きいのですが、2007年は、「知」(インテリジェンス)が充分に満たされても、情(ハート)が閉め出されると、とっても寂しく感じてしまうということが身にしみた年でもありました。

 だからこそ今年は、「もっとやわらかくもっと大きく受け取る・受け入れる」こと、「きちんと&気持ちよく表現する」ことを、より心がけます。自分もまわりも満たしていけるように、成長していけるように、気持ちよく暮らしていこうっと。