右手がしていることを左手に知らせる必要はないというような言葉が聖書にあって、それは、自分がしている善行をわざわざ人に知らせることはないというような意味だそうな。
自分がしていることは自分がわかっていればいい。そういう生き方をこのましく思う。これは私のクセの一つなんだろうなあ。
子どもの発言って面白いから、それをまとめたいろんな本が出てるね。
最近読んだのが、「ほぉ…、ここが ちきゅうの ほいくえんか。」(てぃ先生 KKベストセラーズ2014年9月30日初版発行)。これは、20代後半の男性保育士さんが、保育園での子どもたちの発言をメモしたもの。
いくつか抜粋します。最後のはぜひ使わせていただきたい! が、相手がいない! チャンチャン
●ご名答
女の子 「せんせい、どうしたらおとなになれるの?」
先生 「うーん、20歳になったらかなぁ」
はるくん 「……『こどもになりたい』とおもったら じゃない?」
ほんとうにそうかもしれない。
●七夕(たなばた)の恋の真相
さくらちゃん 「おりひめ と ひこぼし あえたかな?」
先生 「会えたと思うよ」
さくらちゃん 「ひこぼしが あまのがわ およげば いっしょに くらせるのにね。おりひめのこと ほんきで すき じゃないのかな」
ひこぼし泳げないのかも。
●今日のありがとう
もみじちゃん 「せんせい、きょうも ありがとう!」
先生 「(そんなことが言えるなんて)もみじちゃんは偉いね」
もみじちゃん 「きょうの ありがとうは きょうしか いえないから」
その言葉、笑顔が本当にステキで思わず頭を撫でて抱っこしました。
●どのくらい好き? の答え
ふゆくん 「○○ちゃん、だいすきー!」
女の子 「どれくらい?」
先生 (出たー! 女子のめんどくさいやつだー!)
ふゆくん 「『だいすき』って いわないと だいすきが いっぱいに なっちゃう くらい」
天才かよ。きっと幸せでいっぱいなんだろうな。
最後のはぜひ使わせていただきたい! が、相手がいない! チャンチャン
昨日(3月17日)の東京新聞夕刊にすっごくうれしい情報がありました。
記事から抜粋します。
●構造など天然とほぼ同じ
犬の幹細胞から作り出した歯のもとになる「歯胚」を、同じ犬の歯が抜けた部分に移植し、天然の歯とほぼ同じものを再生することに成功したと、岡山大と理化学研究所多細胞システム形成研究センター(神戸市)のチームが16日付の英科学誌電子版に発表した。
チームは生後約1カ月のビーグル犬の小臼歯から歯胚を採取。この歯胚から、さまざまな組織になる能力を持つ幹細胞を含む上皮組織と、幹細胞である間葉細胞を取り出して一緒にし、再生歯胚を作製した。これを二日間培養し、同じ犬の下顎の歯が抜けた部分に移植すると、約6カ月で歯が生えた。
すごいよ!
岡山大の窪木拓男教授は「実用的な歯の再生治療が可能なことを大きな動物で実証した。人への応用を目指したい」としている。
人間にも応用できるらしいよ。歯がぼろぼろの私にとってはものすごい朗報なんだけど、生きているうちに実現するかのう。実現するとしても、再生可能な年齢には制限があるような気が……。
でも、本当にありがたいことだなあ。