ふうるふうる・たらのあんなことこんなこと

いろんなできごとを面白がってしまおうと思っています。
日常のあれやこれや記事です。

平和国家日本という世界の信頼を失ってはいけない

2014-09-24 07:33:48 | 本や言葉の紹介

 9月22日の東京新聞朝刊一面掲載「言わねばならないこと」欄での、丹羽宇一郎氏(伊藤忠商事の社長、会長を経て2010~2012年に駐中国大使)の発言「日中の危険度高まる」から抜粋します。

 日本は戦後約70年にわたり、平和憲法のもと、他国で人を殺さずにきた。そのことで世界から尊敬もされてきた。その憲法の解釈を一つの内閣が180度変えてしまうことは、70年の歴史を変えてしまうことであり、いまだ国民は納得していない。
 このままでは「自民党、安倍政権の独走」という思いが強まり、民主主義の国とは言えなくなる。
 憲法解釈の変更の理由について、安倍政権は「安保環境が厳しくなった」と説明している。
 専守防衛や武器輸出三原則を変え、よその国に自衛隊が出かけるようになれば、よその国からも日本にやってくる。間違いなく、危険度は高まる。
 戦争には、安倍晋三首相が言うような「必要最小限度の実力行使」はありえない。軍人は常にベストを尽くすものだからだ。
 世界の信頼を得た平和国家日本は人を殺したり、死の商人になってはいけない。

 
 「戦争には、安倍晋三首相が言うような「必要最小限度の実力行使」はありえない。軍人は常にベストを尽くすものだからだ。
 この言葉にゾッとしました。

 日本国憲法第十章第九十九条に「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。」と定めている。
 「憲法の解釈を一つの内閣が180度変えてしまうこと」は「この憲法を尊重し擁護する義務」に反していないと言えるのであろうか。いや言えない、うん。

 あのさ、日本国憲法の第九章第九十六条には「この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。」と定めてある。
 安倍政権は戦争ができるように憲法改正したいんだけど、「憲法改正」として九十六条に定められている手続きをしたら、過半数の賛成は絶対に得られないだろう。だからこそ憲法改正ではなく「憲法解釈の変更」という姑息な手段をごり押ししている。認めちゃアカンで。戦争したがってるダレカにきっかけを与えちゃいかん。あたしゃ殺されたくないし殺したくないし殺し合いに加担したくないよ。


開き戸を引き戸に。リフォーム終了、ばんざい!

2014-09-23 18:14:07 | うれしい

 ハルト、今年になってからほとんどの時間を自分の寝床がある部屋で過ごすようになりました。
 ハルの定位置はドアの前。そのドアが部屋側に開く開き戸のため、部屋に入るときにうっかりしてるとドアをハルにぶつけちゃう。
  部屋に出入りするときは、ハルを起こして移動させなくちゃならないことが多いんだけど、そうすると噛みついてきたり吠えはじめたりしちゃうのでけっこう大変でした。
 それに、ドアに設置したペット用ドアの位置が、今のハルにはちょっと高い。足が上がらなくなっているので引っかかってじたばたしちゃう。
 もうこりゃー引き戸にしてペット用ドアを低い位置につけなきゃお互いつらいわねーってことでリフォーム決行。
 最初の工事予定は今月9日だったんだけど、ドアを搬入したあとにサイズを測り間違えてたって言ってきた。ナンダソリャー。ダイジョブカー?
 作り直す等で今日まで延びてしまい、基本の基がそんなんだったんでリフォーム会社に多少の不安はあったけど、でもちゃんとリフォームできたようです。よかったよかった。
 部屋が使いやすくなったのでとってもうれしい。
 ハルも、寝てるのを邪魔されないし、ペット用ドアも前よりくぐりやすくなったみたいなのでよかったよかった。
 やっと落ち着いたのでほっとしました。 


「言わねばならないこと」

2014-09-23 09:46:12 | 特定秘密保護法

 東京新聞の9月11日社説「起てよ全国の新聞紙 桐生悠々を偲んで」から抜粋します。ちょっと長いです。

 
 「言わねばならないこと」。弊紙が昨年12月から随時掲載している欄のタイトルです。識者らの声を紹介しています。きっかけは第二次安倍内閣が特定秘密保護法の成立を強行したことでした。
 外交・防衛など、特段の秘匿が必要とされる「特定秘密」を漏らした公務員らを厳罰に処す法律です。公務員らには最長十年、特定秘密を知ろうと公務員らを「そそのかした」記者や「市民」には最長五年の懲役刑です。
◆言わねばならぬこと
 この法律は特定秘密の指定・解除が行政の裁量に広く委ねられ、「秘密の範囲が限定できない」などの懸念が指摘されてきました。
 特定秘密の範囲が恣意(しい)的に決められ、取材記者や行政監視の市民らが違法行為を問われれば、国民の「知る権利」や人権が著しく脅かされることになるからです。
 成立直後に行われた共同通信の全国電話世論調査では、法律に反対との回答は60%を超え、法律に「不安を感じる」と答えた人の割合も70%以上に達しました。
 国会周辺など全国各地で反対デモが行われ、今も続いています。私たちの新聞を含め、多くのメディアが反対の論陣を張りました。
 安倍晋三首相は「厳しい世論は国民の叱声(しっせい)と、謙虚に真摯(しんし)に受け止めなければならない」と語ってはいますが、その姿勢に偽りはないでしょうか。
 法案提出前、9万件を超えるパブリックコメント(意見公募)が寄せられ、8割近くが反対でしたが、提出は強行されました。運用基準づくりでも約二万四千件の意見のうち半数以上が法律廃止や条文見直しを求めていますが、抜本修正は見送られています。

◆旺盛な軍部・権力批判
 運用基準ができたからといってとても十分ではありませんし、私たちは今も、この法律自体に反対です。国民が、そして新聞が反対の声を上げなければ、政府は運用基準すら、つくろうとしなかったかもしれません。
 私たちの新聞には「言わねばならないこと」だったのです。
 この「言わねばならないこと」は、本紙を発行する中日新聞社の前身の一つ、新愛知新聞などで、編集と論説の総責任者である主筆を務めた桐生悠々の言葉です。
 悠々は自ら発行していた個人誌「他山の石」に、こう書き残しています。

 「言いたい事と、言わねばならない事とを区別しなければならないと思う」
 「言いたいことを言うのは、権利の行使であるに反して、言わねばならないことを言うのは、義務の履行だからである」
 「義務の履行は、多くの場合、犠牲を伴う。少(すくな)くとも、損害を招く」

 秘密保護法以外にも、今の日本は言わねばならないことに満ちています。例えば、外国同士の戦争に参戦できるようにする「集団的自衛権の行使」容認問題です。
 戦後日本は先の大戦の反省から行使できないとの憲法解釈を堅持してきました。その解釈を正規の改憲手続きを経るのならまだしも、一内閣が勝手に変えていいはずがありません。
 全国のブロック・県紙のうち、弊社を含む39社が、政府の解釈変更による集団的自衛権の行使容認に反対する社説を掲載しました。賛成はわずか2社です。
◆「言論擁護」の先頭に
 政府が悪政に道を踏み外すのなら、私たち言論機関が起ち上がるのは義務の履行です。
 戦前・戦中のように犠牲を恐れて、権力に媚(こ)びるようでは存在価値はありません。日本を再び「戦前」としないためにも、悠々を偲(しの)び、その気概を心に刻まねば、と思うのです。


 あー、某新聞から東京新聞に替えてよかった。
  で、東京新聞朝刊一面掲載「言わねばならないこと」の22日の記事を次回に紹介します。


自分の生活を守る当たり前の行動

2014-09-23 09:40:40 | まじめな話

 昨日(9月22日)の東京新聞発言欄に掲載された投書を全文紹介します。

・生活守る意志示すのは当然 (主婦 中村智子 57 宇都宮市)
 原発や憲法改正に反対したりする行為が政治的だからコミュニティーの行事に参加させてもらえないなんて不思議だ。原発反対、憲法改正反対は政治的でなく自分の生活を守る当たり前の行動だ。
 夕食に食べる食材をスーパーに買いに行く行為と何ら変わりない。政治家を選ぶのは国民。政治家がやっている活動がすべて正しいとは限らないから、国民が監視の目を光らせるのは当然。与党の議員が強引な手法で国民を不信不安に陥れているなら、国民は大きな声を出さなくてはならないのだ。
 日本は国民主権の国家なんだから。政治的な言動を心配するより、平和を心配して。何も考えない事なかれ主義の方がよっぽど罪深い。

 うん、そうだよねえ。
 で、この投書の隣に掲載されているのは、11日付社説で紹介された“明治から大正、昭和初期にかけて健筆を振るった反骨の新聞記者、桐生悠々”の言葉を受けての発言。
  投書者の林久夫さん(67歳 自営業 横浜市緑区)は、「犠牲を伴っても損害を招いても、言わねばならないことは言わねばならない。とかくわれわれは、言わねばならないと分かっていても、別に自分が言わなくてもいいのでは、となりがちである。」と発言しています。

 うん、そうだよね。誰かが言うだろう、誰かがやるだろうって横目で見ているうちに動きがとれなくなるってこと、今までもたくさんあったよ。だから、アタシなんかが言ってもしょうがないよね、蟷螂の斧でしかないだろう、かなり消耗するからめんどくさくもあるしなどと思いながらも言わなくちゃねえと思うのよね。
 あー、真面目な話を面白く言いたいものだが、力が足りないのがくやしいゼ。

 東京新聞の11日社説、次回で紹介します。


川内原発「新基準適合と判断」ってヘンだよ 5/5

2014-09-21 07:23:35 | 原発

 東京新聞9月12日【社説】から抜粋します。

川内原発 安全の合格証ではない
 原子力規制委員会は、九州電力川内原発が3・11後の新規制基準にかなうと判断した。その根拠は安心とはほど遠い。これだけで再稼働の免罪符になるのなら、安全神話の復活というしかない。
 繰り返したい。合格証とも呼ばれてはいるが、原子力規制委員会がまとめた審査書は、安全の“お墨付き”ではない。
 田中俊一委員長が「基準への適合性を審査した。安全だということを私は申し上げません」と明言してきた通りである。
 福島第一原発事故を踏まえ、昨年七月に施行された新たな規制基準を、技術的、科学的に見て、今その原発が満たしているかどうかを判定しただけだ。規制委の想定を上回る災害が、再び大事故を引き起こす不安はぬぐえない。
 規制委は「ほぼ世界最高レベル」と、川内原発の対策強化を評価する。本当にそうなのか。

 技術や科学の物差しだけでは、判断できない要素もある。米国とは違い、規制委は住民の避難対策を考えに入れていない。

 形式的に基準を満たせば済むという、規制当局と電力会社の甘い姿勢が福島の事故につながった。それを一掃するために、規制委ができたのではなかったか。
 このままでは規制機関への不信が再び募る。不信と不安を残したままの合格証には価値がない。


 あのさー、原子力規制委員会の田中俊一委員長が「基準への適合性を審査した。安全だということを私は申し上げません」って言ってんだよねえ。
 「安全なわけじゃない」って言ってんだよねえ。あくまでも“基準への適合性”なわけよねえ。
 その基準がおかしかったらどうなるのさ。住民のことを考慮してない基準を「ほぼ世界最高レベル」って言えちゃうアタマと感性を信じろってのか?
 ホントに「規制委の想定を上回る災害が、再び大事故を引き起こす不安はぬぐえない」わよ。やっぱり規制委ってだめじゃん。


「原発 今終わらなきゃ」大江さん、参加呼び掛け 反対集会23日11時から 

2014-09-20 09:27:55 | 原発

 今朝の東京新聞から抜粋します。

 九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県)の再稼働に反対する「さようなら原発全国大集会」が23日に開かれるのを前に、作家の大江健三郎さんらが東京都内で会見した。
「原発は今終わらなきゃいけない。子どもたちが生きていく場所をこの国に残そう」
「福島第一原発事故は今も続いている。福島から出て行かざるを得なかった人たちがいて、原発の脅威がある」
「こうした民衆の反応(相次ぐ反原発のデモ)を首相が無視していることに驚く。再稼働は間違いだ、と政治に市民の声を届けていこう」

 集会は午前11時から東京都江東区の亀戸中央公園で。大江さんら呼び掛け人や各地の反原発団体のメンバーがスピーチを行った後、午後二時半にデモが出発する。


川内原発「新基準適合と判断」ってヘンだよ 4/5

2014-09-20 09:23:12 | 原発

 東京新聞の11日12日の記事からまとめてみました。

●未完成の対策で承認、誰も責任を取らない
 もしも九電や規制委の予想が外れ大噴火が起きた場合、まだ核分裂反応が続く高温の核燃料をどうするのか。既にプールにたまっている使用済み核燃料の行き場も検討されていない。
 これでは「やります」と約束しただけで、約束を果たしたと認めてしまうようなものだ。
 しかし規制庁広報室は「地域の方々が地元の実情に応じて対策をつくっている」と「不介入」の姿勢を強調し、避難計画委の策定を自治体まかせのまま「適合」とした。新規制基準の最後の一層「⑤放射性物質の放出による人的被害の緩和」は有名無実ってこと。過酷事故の可能性を否定せず、対策もおざなり……。
 では、事故が起きた際に誰が責任を取るのか。
 政府は安全性について規制委に責任を負わせる考えを示す。四月に閣議決定したエネルギー基本計画では「原発の安全性については規制委の専門的な判断にまかせる」などと明記した。安倍首相も川内原発をめぐり「安全だという結論が出れば、再稼働を進めたい」と規制委にげたを預ける。
 ところが規制委は田中委員長が「(再稼働は)事業者(電力会社)と地域住民、政府という関係者が決める。私たちは関与しない」と言明している。つまり、福島事故同様、誰も責任を取らないつもりだ。

 やっぱり「原子力規制委は原発推進機関」……やっぱりダメじゃん。

(続きます)


原発依存低減に逆行、新型原子炉再開申請へ

2014-09-19 08:43:13 | 原発

 高温ガス炉という新型原子炉の研究開発を日本原子力研究開発機構(原子力機構)が手がけていたけど、福島原発事故の影響で中止されていたそうな。
 その研究再開をしたいので、新規制基準に基づく審査をしてほしいと原子力規制委員会に11月に申請する見通しだと、政府が18日に明らかにした。  
 政府はすでに、今年4月に閣議決定したエネルギー基本計画に、高温ガス炉の研究開発方針をもぐりこませていたよ。

 今朝の東京新聞から抜粋します。
 
 安倍政権は2012年の衆院選公約に脱原発依存を掲げ、原発依存度を下げるとくり返し表明しているが、逆行する動きとなる。

 政府は30年に高温ガス炉の実用化を目指すが、成功しても「核のごみ」は発生する。最終処分場が見つかる見通しはなく、行き場のないごみが増え続ける。

 実用化のめどがない研究に多額の税金を費やすのは、一兆円以上をつぎ込んで頓挫している高速増殖原子炉「もんじゅ」の二の舞になりかねない。
 
 九州大学の吉岡斉教授(原子力政策)は「今やる理由がわからない。原子力機構は他に動かせそうなものがないから、研究期間として稼働率を上げるために高温ガス炉に目を付けたのでは」と指摘した

◆高温ガス炉はヘリウムガスを利用
 高温ガス炉について調べてみたら、簡単にいうと次のようなことみたいです。
 従来の原子力発電は、原子炉内でウランを核分裂させて熱エネルギーを発生させ、炉内に水を循環させて水を沸かして蒸気を発生させ、蒸気の熱の力(約300度)で蒸気タービンを動かして電気を起こす。
 高温ガス炉は、熱伝導率が高いヘリウムガスを水のかわりに循環させてヘリウムガスに熱を移し、その熱(約1000度)でガスタービンを動かして電気を起こす。従来の原子炉より高い効率でタービンを回して発電できるとされ、ヘリウムガスは高温になっても分解しない安定した性質をもつので水素爆発が起こりにくいとされているが、一方、扱う温度が高いので材料の耐久性など技術的に難しい点も多い。

  効率がよくても、従来の原子炉より安全といわれても、

 「核のごみ」は発生する。最終処分場が見つかる見通しはなく、行き場のないごみが増え続ける。

  のよ。これに使うお金をさ、安全なエネルギーの開発研究に使ってちょう。


川内原発「新基準適合と判断」ってヘンだよ 3/5

2014-09-19 08:41:37 | 原発

 東京新聞の11日12日の記事からまとめました。

●規制委の低い火山リスク判断は科学的根拠に基づいていない 
 川内原発が他の原発と違って特に危険と見なされているのは、周辺には、約五十キロ南東にある桜島を含む姶良(あいら)カルデラなど巨大な火山があり、過去に火砕流が敷地内に届いた可能性もあるから。しかし九電は、影響は少なく、衛星利用測位システム(GPS)で火山周辺の地殻変動を監視すれば巨大噴火は予知できると主張。危険と分かれば原発の運転を止め、核燃料を緊急搬出すると説明した。
  それに対して、火山噴火予知連絡会長の藤井敏嗣(としつぐ)・東大名誉教授(67)は本紙の取材に「火山リスクが低いとの規制委の判断は科学的根拠に基づいていない」と、審査のあり方への疑問を投げかける。藤井氏は規制委に火山に関して助言してきた人で、東京新聞の取材に対して次のように言っている。
■疑問
 「規制委には火山の専門家がいないのに、火山対策の審査基準となるガイドライン(昨年6月に完成)をまとめる段階から、専門家の意見を十分に聞いてこなかった。火山の影響を甘く考え、状況を見誤ったのでは」
■ずれ
 「巨大噴火は過去にわずかな例しかなく、噴火時期の予測に必要なデータも技術もない。事前の予知も今のレベルでは、通常の火山ですら、せいぜい数時間から数日までしかできない」
■警鐘
  「規制委が『科学技術に基づいて判断した』というのは心外だ」
 再稼働を急ぐ政府にも「再稼働させたいなら、科学でなく、あくまで自分たちの都合で判断したことを明確にするべきだ。『科学的に安全が証明された』と主張するなら、また安全神話をつくり出すことになる」と警鐘を鳴らす。

(続きます)


川内原発「新基準適合と判断」ってヘンだよ 2/5

2014-09-18 08:10:25 | 原発

 東京新聞の11日12日の記事からまとめてみました。

●原子力発電の新規制基準に「周辺住民の避難対策」は入っていない
 新基準は、旧基準の3層の防護に、「過酷事故発生を想定した対策」2層を加えた5層構造。
・旧基準
①非常用電源などを充実し、異常や故障の発生を防止
②異常や故障が起きた際、素早く検知し対応
③炉心の損傷を設計基準内に抑制
・新基準で加えたこと
④放射性物質の放出の抑制
⑤放射性物質の放出による人的被害の緩和

 でもアメリカなどとは違って、周辺住民の避難対策は審査の対象にしていない。
 だからこそ「川内原発は新基準適合と判断」された。というのは、川内原発では避難計画委の策定を自治体まかせのままだから。

(続きます)

 


原発電力は風力より高いと試算 

2014-09-17 10:58:59 | 原発

 エネルギー調査期間が、2014年上期時点の世界各国の設備費、燃料費、資金調達に必要な債務費などを調べ、施設の耐用年数などでならしたコストを算出しました。
 今朝の東京新聞から抜粋します。


 原発の発電コストは世界的には1キロワット時当たり平均14セント(約15円)で太陽光発電とほぼ同レベル、陸上風力発電や高効率天然ガス発電の8・2セントに比べてかなり高いとの試算を、エネルギー問題の調査機関として実績のある米国企業系「ブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイナンス」(BNEF)がまとめた。

 東京電力福島第1原発事故後の安全規制強化もあって建設費や維持管理にかかる人件費などが世界的に高騰していることが主な理由。再生可能エネルギーのコストの低下が続く中、原子力の優位性が薄れていることを印象付ける結果となった。

●発電コスト
 掲載されている棒グラフと記事から高い順でまとめてみました。

洋上風力 (数値なし)
太陽光 14.9セント(日本では32.9セント)
原子力 14セント
石炭 9.1セント
天然ガス 8.2セント
陸上風力 8.2セント(日本では19セント)
小規模水力 7.7セント
大規模水力  (数値なし)
埋め立て地ガス  (数値なし)
地熱 6.5セント
コージェネレーション  (数値なし)

 「原発コストには、放射性廃棄物処分のために電力会社が積み立てている費用を含むが、廃炉費用は含んでいない」ということなので、廃炉費用も含むとコストはもっと高くなるわけだよね。
 「原発は安くて安全なエネルギー源だから早く再稼働を進めろ」と主張している某新聞などは、こういうのを記事として取り上げるのかなあ。


川内原発「新基準適合と判断」ってヘンだよ 1/5

2014-09-17 10:23:11 | 原発

 このところけっこう消耗していて普段に増してめんどうなことを考えたくないよね状態で、川内原発のことと特定秘密保護法のことをスルーしちゃおうかとも思ったんだけど、でもやっぱり言いたいんだ。
 うーむ、我ながらしつこい。がんばれ自分。
 
 ということで、東京新聞の11日12日の記事からまとめてみました。

 原子力規制委員会は十日の定例会合で、九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県)が、原発の新しい規制基準を満たしているとの審査結果を正式に決めた。新基準に適合したと認められる初の原発となる。

 軽くまとめてみると、
 十日の会合では、全国から募ったパブリックコメント一万七千八百十九件の意見についても議論し、「地震や火山なとへの対策をもっと厳しくすべきだ」という意見を無視して、大きく修正する必要はないと判断した。
 火山の問題では、専門家から「巨大噴火を予知することは、現在の技術では非常に困難。事業者にできるのか」「十分な監視ができないのに、できることを前提にした審査はおかしい」など厳しい批判が相次いでいる。こうした科学的な意見があるのに、規制委は審査し直さなかった。
 住民の避難計画をめぐっては、規制委は指針を示しただけで、計画策定は自治体に任せたまま。

 そんなんで「原発の新しい規制基準を満たしているとの審査結果を正式に決めた」のね。

 つまり「原子力規制委は原発推進機関」なのね。それじゃダメじゃん。


徘徊&吠え、最長9時間を記録!

2014-09-14 11:28:42 | 犬猫

 12日、ハルトが朝7時ごろから夕方4時くらいまで、とにかく徘徊そして吠える・悲鳴・遠吠え。
 こんなに長く続けることがなかったのでびっくりしました。なだめてもききゃしない。どうしちゃったんだい。
 動物病院で相談し、肝臓の症状を悪化させないためになるべく使わないことを前提に薬を出してもらいました。
 アセプロマジンという鎮静剤ですが、これ、日本では販売されていないためアメリカから取り寄せているそうです。
 調べてみたら次のようなことがわかりました。

 日本の薬事審査が厳しくかつ遅いため、外国で用いられている薬剤が日本では承認されずに使う事ができないことがある。動物医療においても同様で、鎮静剤のアセプロマジンや吐き気止めのマロピタントなど、教科書や獣医学雑誌に載っているのに日本では発売されていないという薬は多い。

 アセプロマジンは日本でも多くの獣医師が使用しているそうです。よい薬が承認されないのは困るなあ。

 さてハルト、おさまったらそのまんま朝まで静かにしてくれました。足を引きずるようにしてまで徘徊してたもんねえ、疲れたよねえ。
 翌日、戦々恐々としていましたよ、また始まるかと思って。
 でも、いつもどおり、ときどき徘徊&吠える・悲鳴・遠吠え。ときどきでも大変なんだけどねえ。でも薬を飲まずにすんでよかったよかった。
 まだ飲ませてないから効くか効かないかはわからないけど、いざとなったら薬があるというのはありがたいなあ。


官僚が告発「汚染水は海に流すしかない」

2014-09-08 08:45:57 | 原発

 友人が原発関連の情報をいくつも送ってくれました。
 その中から一つ紹介します。

スクープ 官僚が告発をみると
「汚染水は海に流すしかない」それが政府の本心です
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/37184

 東京新聞の一連の記事を読んでいて、福島原発の後処理って、やってるふりしてるだけじゃないのかねえと思っていたけど、やっぱりそうみたい。
 「対応してても止められない垂れ流し」を続け、世間の関心が薄れたころに「垂れ流さざるをえない」ことにするのか。
 原発事故による汚染は続いているんだよ。


ケージ2つでサークル作成

2014-09-03 09:16:21 | 犬猫

  ハルのボケがますます進み、部屋の角で立ち往生&あちこちでチッコやンチが頻繁になった。
 角にはまって立ち往生しないようにカバーをしてみた。

 ぶつからずにぐるぐる歩けるスペースを作ったらどうかなと、使っていなかった2つのケージをつないで大きめのサークルを作り、ペットシーツを敷いてみた。



 「ハルや、ここなら歩き回っても安全だよ。チッチもンチもできるよ。見た目はちょっと美しくないかもしれないけどねー、安全だよ」とやさしくやさしーくお誘いしたのよ。
 しかーし、思ったのとはだいぶ違う姿が……。

おばはんがなんかヘンなもん作ったがな。
 あぶないあぶない、はいらんとこ
 

 ヒーン