ふうるふうる・たらのあんなことこんなこと

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望都さんが朝日新聞で発言

2011-10-28 15:11:04 | 原発

中浦和“ふうるふうる”のたらです。
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 萩尾望都さんが今日(10月28日)の朝日新聞朝刊「耕論」の「放射能汚染を物語る」で発言している。
 読めてよかった!
 朝日新聞の前ふりには『「社会問題」と距離をとり続けてきた2人の創作家が3・11後、原発事故と正面から向き合う作品を相次いで発表した。何が彼女たちを突き動かしたのか。』とある。望都さんが社会問題と距離をとり続けてきたとは、私は思わないが。

  それはさておき、私には要約しにくいので、全文読んでみてね。
 へエーおもしろい発想だなあと思ったのは次の発言でした。
 「プルトニウムの歴史を調べ、この危険な人造の物質を人類がいかに愛し、固執してきたか、ということを実感しました。核兵器の材料になるし、夢のエネルギー源にもなりうる。こんなに求められる物質って、人々の目にはマリリン・モンローやレディー・ガガのような男性を悩殺する美女に見えているのかなあ、と思ったんです。」
 
 もう一人は、「原子力は人間の手に余る」ということを自分にできるやりかたでどうしても訴えたかったので、「神様、2011」を発表したという、理系出身の作家の川上洋美さん。
 ちょっとだけですが発言をご紹介します。青い字地が原文です。

「(地球ができたあと、長い年月をかけて放射性物質が自然崩壊して減ったために複雑な生命が住める環境がようやく整った)
 せっかく放射能が少ない環境になったのに、なぜ今になって残りわずかな「ウラン235」という放射性物質をかき集めて核分裂させ、さらには自然界に存在しなかったプルトニウムという放射性物質をつくり出すのか。

 人間もいつかは種としての終わりを迎える。放射性物質の利用は、自分たちの手でわざわざ終わりを早める可能性を広げる行為ではないか。
 原爆も原発も原理は同じ。今回の事故でも、広島の原爆の168倍もの放射性セシウムがまき散らされた。

 人類って大したものじゃない。技術力は高くて核兵器や原発をいっぱいつくったけど、それを制御する力はない。そうした面では非常に絶望的です。
 でも、生物としてみれば「生きているだけですごい」と思います。日常がどんなに変わってしまったとしても、生の本質を味わう自由なのびのびとしたひととき、生きているよろこびはありますし、それを手放すことは決してしたくない。そう思っています。

 
 同感です。


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